そんな間抜けなことで重過失失火、重過失致死
「札幌爆発事故「スプレー缶120本ガス抜き」で引火か」と、これは12月18日付けテレ朝ニュース。
今朝、遅めの朝食を摂りながらワイドショーを、リモコンでチャンネルをぷちぷちやりながら見た。日テレ、テレ朝、TBS、フジテレビ、どこもそろって札幌のスプレー缶を取り上げていた。
ぷちぷちやるうち気づいた。テレ朝の「羽鳥慎一モーニングショー」だけが、爆発元の不動産業者が使っていたのと同じスプレー缶を入手していたようだった。
これは私のアフィリエイト。これとはちょっと異なるようだが、まぁこんなようなスプレー缶だ。
4つの局が、同じ事件をほぼ同じやり方で扱うわけで、現物があるとないとではぜんぜん違う。他局は「ちっきしょう!」だったのではないか。にしてもテレ朝、どうやって入手したのだろう。
札幌のその事件の刑事処分がどうなるか分からないが、事件名に「失火」の2文字がある刑事裁判は、滅多に法廷へ出てこない。私が8100事件ほど傍聴してきたなかで、たった5件だ。
うち1件、メルマガ第192号でレポートした部分を、一部加筆等して以下に。
2010年7月12日(月)13時30分~15時30分、東京地裁718号法廷(鹿野伸二裁判長)で「重過失失火、重過失致死」の新件。
傍聴席は52席。男子高校生らしき若者が20人ほどいて、なんと最前列から埋めていた!
この裁判所へ私が通いつめるようになって7年ちょい。52席の法廷で、最前列から埋める団体を、初めて見たょ。
被告人は非身柄、62歳。濃いグレーのスーツがけっこうキマっている。
会社役員か? と思ったらタクシー運転者だという。大卒後、新聞社に勤務してたという。へ~。
おおむねこういう事件だった。
2007年1月、板橋区の●●荘(1階に2部屋、2階に2部屋)の1階に、被告人は内妻と暮らしていた。
21時半頃、就寝するに当たり、ネズミを追い払うためにと、常用の軟膏のプラスチックケースにロウソクを立てた。
内妻は消すよう言ったが被告人は消さず、燃え尽きれば自然に消えるだろうと、寝てしまった。ロウソクは短くなり、軟膏のプラスチックケースを溶かし、石油製品である白色ワセリン80%の軟膏が、燃えて溶けながら木製テーブルに…。
重大な過失より、延べ床面積104平米の●●荘を全焼させ、2階に住んでいた81歳男性を焼死させた…。これは公判前整理手続きを経た否認事件だ。今後、
7月12日、このあと消防署の職員を尋問
7月26日、ロウソクの燃焼実験を行った者など3人を尋問
7月28日、被告人質問
9月1日、論告と弁論
9月27日、判決
という予定だそうだ。いずれも午後の期日。
同意書証の要旨告知をして14時06分、証人尋問が始まった。
私は、公判前整理手続きの事件と分かると急激に興味が薄れる。決められたスケジュールを埋めていくだけの裁判になってしまうから。裁判員裁判もそうだ。
ま、時間があれば7月28日の被告人質問だけ傍聴しようかな…。ということで14時10分、そっと退廷。
この選択が大正解だった。次に傍聴した事件が…!
この「重過失失火、重過失致死」は、求刑が禁錮2年、判決は禁錮1年6月だった。最初から勾留されてないのか、されたけれども早くに保釈されたのか、未決算入はナシ。
そんなことをしたらそうなるに決まってるだろ! 決まってるとまでは言えなくても、そうなる可能性は高いだろ! どぉしてそんな間抜けな、いい加減なことをやっちまったんだ!
となる事件はときどきある。
しかし…。
私も含め人間は、多かれ少なかれ間抜けでいい加減なことを日々やってるんじゃないか。他人を責めてバカにして偉ぶるより、自戒したい。
ちなみに「次に傍聴した事件」とは、東京簡裁で虎井寧夫裁判官(当時)が、世にも珍しい執行猶予付きの罰金刑とし、検察官が控訴した事件。その控訴審にたまたま遭遇したのである!
弁護人が、申し訳ないけど爆笑の弁護をし、東京高裁の矢村宏裁判長(当時)はどう裁いたか、んまぁ強烈だった。
どうです私のメルマガ、面白そうでしょ。面白いのだよぅ。よしうまく宣伝できたな(笑)。
※ 画像は奥尻島の珍しい標識。マニア氏の撮影による。 ※当ブログ容量オーバーが判明。画像は削除。
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