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2019年1月の16件の記事

2019年1月30日 (水)

東京高裁→横浜地裁→オーディション

 ぎりぎりまで原稿を書き、東京霞ヶ関の裁判所ビル(東京高地簡裁合同庁舎)へ。
 11時から東京高裁(中里智美裁判長)で「重過失傷害」の判決を傍聴。やっぱり自転車の事故だった。というか、あとで超絶マニアックデータを見て分かった。なんと私は8月31日にその一審判決(東京簡裁)を傍聴しているのだった!
 一審の裁判で認めたことを、ひっくり返して控訴したらしかった…。

 同じ法廷で11時30分、「偽造有印公文書行使、偽造有印私文書行使、電磁的公正証書原本不実記録未遂、詐欺」の第1回。被告人氏名になんとなく見覚えあり。スマホ検索したら、積水ハウスを被害者とするあの巨額詐欺事件の、地面師グループの1人と同性同名だった!
 同時刻に東京地裁のほうで、被告人氏名が「甲」の「監護者性交等」の判決があったが私は…。

1901303 それから急ぎ横浜地裁(画像)へ。
 13時15分から、メルマガ2197号「レーダー式のネズミ捕り、メーカー尋問!」でレポートした事件の被告人質問。いやはや非常に興味深い期日だった。

 だいぶ早めに終わったので、ご当地のマニア諸氏に教わり、14時20分から「道路交通法、犯人隠避、犯人隠避教唆」の判決を傍聴。
 道交法違反で隠避、隠避教唆といえば、オービスの身代わり出頭が定番なのだが、本件は珍しいケースだった。そうして! 言渡しが終わったあとに、大変なことが起こった。あそこまでのシーンを見るのは私は初めてだ。
 そうしてそうして! あとでご当地のマニア諸氏に聞いた内容が! また被告人氏名でネット検索して出てきた報道が! そんなことが起こっていたとは、まったく知らなかった! 横浜地裁、おそるべし、と思いました。

 それから急ぎ東京へ、裁判所ではなく港区内の某所へ。なんと某テレビ番組(特番らしい)のオーディションを受けに行ったのだ。しぇーっ。
 ま、たぶん私は合格しないと思いつつ、オーディションという言葉が魅力で、こんな経験は滅多にできないと思い。歌えとも踊れとも言われなかった(笑)。生きてればいろんなことがありますね~。

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 今日は初めての電車にずいぶん乗った。居眠りしたらアウトの時間ぐりだったし、傍聴した裁判はどれも強烈で、まったく居眠りせずに動き回った。疲労困憊。インフルエンザがやばいかも。
 帰宅して、ネギと生姜をたっぷりぶっかけて厚揚げ焼きを食べ、ゆずの絞り汁たっぷりの焼酎を飲んだ。今夜は早寝しよう。明日は朝から某県の裁判所へ、ゆかねばならぬ男がひとり、ゆかせたくない女がひとり。おやすみなさい~。

 ←1月30日22時50分現在、週間INが130で3位~。

2019年1月29日 (火)

コンビニ強盗に拳銃が必要で交番襲撃、その男は10年前の法廷で…

 インフルエンザが大変だそうだ。1週間とか寝込むことになるのは困るっす。
 空気感染ものは、睡眠不足と喉の乾燥から侵入してくる、私はそう信じ込んでいる。お勧めは「ウエアラブル加湿器」だ。安い不燃布のマスクを、吸気を湿らせるために用いる、これを「ウエアラブル加湿器」という。就寝時の装着がよい。
 外出時には、ティッシュペーパーをたたんで「ウエアラブル加湿器」の上辺内側に当て、装着する。これで見事にメガネが曇らない。
 あとはガムを噛み、ゆずをたっぷり絞った焼酎を飲み、やたらネギを食べ、この冬を乗りきりたい。

 メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」、1月は以下の10号を発行した。

第2208号 右直事故、就職活動中の学生君は“ちゃちゃっと処理”の罠に落ちたか
 原付バイクの運転者は少なくとも2カ月入院。右折のスカイラインは損傷が激しくフレームの曲がりが心配される状態。原付はかなりのスピードで突っ込んだと思われる。ところが警察官は実況見分で「原付だから30キロ出す人はいないだろう」と…。

第2207号 コンビニ強盗に拳銃が必要で交番襲撃、その男は10年前の法廷で…
 生い立ちに同乗すべき点があり、でらためさと乱暴な実行力を兼ね備えた男。何度刑務所へ行っても出ればすぐまたやる。刑務所を「徹底した矯正教育を行う矯正施設」と言ってはばからない検察、裁判所。似たもの同士ですか。

第2206号 介護付き老人ホームで現金窃盗、発達障害の若者君に裁判官は優しくて
 入所老人から、ボランティアスタッフから現金を盗み続けた若者。今回の件で初めて病院へ行き、窃盗症と発達障害の疑いありと言われたそうだ。家令和典裁判官はとっても優しくて…。

 以下の3号は1月20日にお知らせした

第2205号 一時不停止の待ち伏せ取締り、ラウンドテーブルの法廷で警察官を尋問
第2204号 コンビニの事務所へすたすた入り、アルバイト外国人の現金を盗んだ女性
第2203号 気帯び運転(0.45mg)が懲役2月、免許証不提示罪が罰金1万円って!

 以下の2号は1月14日にお知らせした。2221号とあるのは2201号の誤り。

第2202号 被害女性との関係が生きがいでした、すべてでしたと71歳の脅迫犯
第2221号 動体検知カメラでトイレ盗撮1年、ロシアのサイトに売って878万円!

 以下は1月10日にお知らせした。1496号とあるのは2200号の誤り。

第1496号 人気AV女優に対するストーカー等、最強で甘美な被害者意識の果てか
第2199号 元旦の浅草寺で偽1万円札、6千円を差し引いた額が取り分

 今購読登録すると以上10号がどどっと送信される。そして月末まであと2号が順次送信される。
 次号は、前頭側頭型認知症、いわゆるピック病のお婆ちゃん(82歳)の万引きだ。ピック病の症状のひとつとして、万引き等の逸脱行動があるのだが、検察、裁判所は認めない。認めず、いつもの型にはめ込もうとする。そういうシーンを見るのが裁判傍聴の醍醐味と思う私も病んでますか?
 1月の最終号は、珍しいレーダー式ネズミ捕りの裁判をレポートできるかと。2月の初号は、おっとそれはまだ内緒。その事件に今井が気づいていると、まだ知られたくないから。うふふ。

 ←1月29日15時00分現在、週間INが140で3位~。

2019年1月27日 (日)

万引き裁判、まさかの判決、高知にすごい男がおったぜよ!

 原稿書きに疲れてなにげにTwitterを見てたら、高橋ユキさんのtweetに「ぬわにいぃぃ~~~っ!!!」となった。以下は1月24日付け朝日新聞、の一部。

窃盗症を理由に「常習性」認めず 「異例」の地裁判決
 万引きを繰り返したとして常習累犯窃盗罪に問われた高知市の無職女性(33)の判決公判が24日、高知地裁であった。山田裕文裁判長は窃盗症(クレプトマニア)を理由に「常習性」を認めず、窃盗罪として懲役1年2カ月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
 女性は2016年、高知市内のスーパーマーケットなどで歯ブラシなど日用品計19点を盗んだ上、過去にも窃盗の前科があったとして、常習累犯窃盗罪で翌年起訴された。
 判決は複数の診断書などから女性が当時、衝動的に窃盗を繰り返す窃盗症だったと認定。繰り返された万引きは窃盗症による行動制御能力の低下が原因で、性格や意思などを要件とする「常習性」には当たらないとして、より法定刑の軽い窃盗罪を適用した。

 この判決がどんだけすげぇか、よろしい、クレプトマニア、万引き病の裁判を何年も注目し興奮しメルマガでレポートし続けてきた裁判傍聴師、裁判傍聴ジャーナリストの私が簡単に説明しましょう。

1901242_2 まず前提として、「窃盗」と「常習累犯窃盗」の違い。
 「窃盗」で6月以上の懲役前科が10年間に3回(その数え方は省略)以上あるのにまたやると、事件名が「窃盗」ではなく「常習累犯窃盗」とされる。「窃盗」の法定刑は10年以下の懲役または50万円以下の罰金だが、「常習累犯窃盗」は「盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律」により3年以上の懲役とされる。
 10年以下より軽い? とんでもない。
 3年以上ってことは罰金刑はもちろん3年未満の懲役刑に処されることもないのだ。んで懲役刑の上限は20年。格段に重くなるのである。ま、「常習累犯窃盗」になるのが初めてなら酌量減軽により3年未満に下げられるのが普通だけども。

 それでだ、すげぇのは「窃盗症だったと認定」ってとこだ。
 うざいかもしれないが、ここでも前提を説明しとこう。
 窃盗症、クレプトマニア、私がいうところの万引き病、とりあえず窃盗症で統一しようか。どこからが窃盗症か、線引きは困難かと私は思う。
 ただ、窃盗症といえる状態は定義できる。
3190124_2
 窃盗症者は、どんだけ固く「万引きはもう二度としません」と誓っても、今度やれば実刑、刑務所行き、前刑の執行猶予は取り消される、ここまで支えてくれた親、子ども、夫等を激しく裏切ることになる、愛想を尽かされることになると重々承知なのに、また財布には何万円もあるのに、人によっては貯金が何千万円もあったり家賃収入で悠々自適だったりするのに、たかが数百円のものを万引きしてしまうのである。それも、いちおうキョロキョロはするのだけれど、コンビニやスーパーに付きものの監視カメラ(通称防犯カメラ)をまったく気にせず。

 昔、『うしろの百太郎』『恐怖新聞』という漫画があった。低級動物霊に憑依され狂ったように人を殺傷したり自殺したり、という話が出てきた。窃盗症者は、尻尾が9本、口が耳まで裂けた恐ろしい低級動物霊に取り憑かれて万引き、そうイメージするとしっくりくる。

 私が主に東京簡裁、東京地裁、東京高裁で何年も注目して傍聴してきたところによれば、検察官も裁判官も窃盗症を絶対に認めない。
 万引きの裁判の役割は、法廷へ出てきた被告人(マスコミ報道では被告)に前例通りの刑を貸すこと、量刑相場の階段をのぼらせることにほかならない。世間では「裁判は真実を明らかにする場」とか根拠なく思われているようだが、とんでもない。

 窃盗症を認めないための切り札がある。それは、アメリカの診断基準、DSM-5だ。窃盗症の診断基準としてAからEまであり、Aにこう掲げられている。

 個人的に用いるためでもなく、またはその金銭的価値のためでもなく、物を盗ろうとする衝動に抵抗できなくなることが繰り返される。

 そもそもコンビニやスーパーに「金銭的価値」のないものは陳列されていない。歯ブラシは、たとえ歯がなくてもお掃除に用いたりできる。
 この部分を拾って検察官、裁判官は、「DSM-5に合致しないから窃盗症ではない」とするのである。「物を盗ろうとする衝動に抵抗できなくなることが繰り返される」の部分は捨てるのである。そういう裁判を私はもうどんだけ傍聴してきたか。

 ところが今回、高知地裁の山田裕文裁判長は、窃盗症を認めた! しかもっ、検察官(いわば日々の裁判の同僚)が「常習累犯窃盗」で起訴しているのに、認定罪名を「窃盗」としたらしい。あり得ない、とんでもないことだ!

 求刑が懲役4年ってことは、この33歳の女性は「常習累犯窃盗」で起訴されるのは初めてじゃなかったはず。33歳でそこまで量刑相場の階段をのぼるとは、すさまじい万引きぶり、すさまじい窃盗症だったのだろう。新聞的には書けないだろうけど、いわゆる精神障害、知的障害がだいぶ重いのかも。

 窃盗症と認定するには医師の診断があったはず。証人出廷してすごい証言をしたのかも。誰?
 思い浮かぶのは条件反射制御法の平井愼二医師だ。平井さんの証言を私は何度か傍聴してきた。んまぁ、びっくりしますょ。

 朝日新聞の記事の先を読むと、弁護人はなんと林大悟弁護士だという。林さんは窃盗症の裁判をよくやっている。マラソンの原裕美子さんの弁護人も林さんだ。
 そういえば、万引きGメンの伊東ゆうさんから、香川大学が万引き問題に深く取り組んでいると聞いたっけ。そのへんも関係しているのか。

1901243_2 山田裕文裁判長は、途中退官の前後、長く東京高裁で陪席裁判官をやっていた。裁判長は、矢村宏さん、角田正紀さん、藤井敏明さんと代わった。そうして高知地裁の部総括判事へ移動したのだ。
 今回のような判決を書いたら、同僚である検察官が検察組織につるし上げられることは承知のはず。検察組織が控訴し、高松高裁はひっくり返すだろうと普通は想像できる。それでも書いた! 覚悟を決めているのだろう。高知にすごい男がおったぜよ、となるのか。

 いまネット検索してみると、この判決の報道は朝日新聞のこの記事しかないようだ。
 司法記者クラブには半分傍聴マニアのような人がどうやらおいでだ。この記事は、半分マニアな記者氏が自分の興味で傍聴して、だったのかな。頼もしい!
 東京へおいでの節はどうぞ私にご連絡ください、銀座か赤羽か大島(おおじま、都営新宿線)のせんべろでマニア談義をやりましょう! 楽しみだな~。

※画像は赤羽のいこい。上の画像の色の濃いのは身欠きニシンだ。隣は山芋とネギのぬた。ほかコハダにげそわさ。熱燗の酒肴にぴったりだ。いずれもだいたい180~200円。

 ←1月27日1時20分現在、週間INが120で3位~。

2019年1月23日 (水)

民事の判決後に裁判官が当事者を突き飛ばした!

 ええっ、これは裁判傍聴師こと裁判傍聴マニア、裁判傍聴バカがコメントせざるを得まい。以下は1月22日付けNHKニュース。

裁判官が傷害と暴行疑い書類送検
 神戸地方裁判所姫路支部の裁判官が去年、民事裁判の当事者どうしの言い合いを仲裁しようとした際に、一方を突き飛ばしたなどとして傷害などの疑いで書類送検されました。
 捜査関係者によりますと、書類送検されたのは、神戸地方裁判所姫路支部に所属する村上泰彦裁判官(56)です。
 警察によりますと、去年11月、裁判所の敷地内で、民事裁判の判決後に当事者どうしが言い合いになっているのを見つけ、仲裁しようとして一方の男性を突き飛ばしたということです。
 さらに男性と一緒にいた女性も巻き込まれて転倒し、けがをしたということで、警察は22日、傷害と暴行の疑いで書類送検しました。
 裁判官は、この日、子どもの引き渡しを巡る裁判で男性の主張を退ける判決を言い渡していました。
 捜査関係者によりますと調べに対し、「男性が子どもを引き渡す様子がなく、判決の実効性が担保されていないと思い、仲裁に入ったが、突き飛ばしてしまった」と話しているということです。
 神戸地方裁判所の宮崎英一所長は「極めて遺憾で、今後、捜査などの進捗(しんちょく)を踏まえたうえで、適切に対処したい」とコメントしています。

 申し訳ない、私は知らなかったが昨年12月3日、兵庫のサンテレビが「神戸地裁姫路支部の裁判官 もめ事仲裁で傷害か」と報じてたんだね。

 世間的、ネット的には、次の3つに分かれるんじゃないか。
A 無関心
B 裁判官たる者がなにをやってんだ。けしからん!
C その男性はよっぽどヤバイ奴なんだろ。仕方ないよ。

 Bについて言えば、東京地裁の裁判官なら(全員とは言わないが)、たとえ手遅れになりかねない状況でも、自らが止めに入ることなく、職員または警備員を呼ぶのではないか。
 本件の村上泰彦裁判官は、あまり官僚的ではない人だった可能性があると思う。

201810 新日本法規出版がネットに置いている経歴によれば、村上泰彦裁判官は京都地裁スタート。その後、検事(国賠訴訟で国側代理人をやる訟務検事?)をやったことがあり、なんと支部勤務が一度もない。
 ところが高松高裁のあと、姫路支部へ。なにがあったんだろう、と私なんかは考えてしまう。高松時代に部総括判事とか上司と折り合いが悪かったのか。なにかしでかしてしまったのか。いや、親御さんが介護が必要となり、実家が姫路だったとか、そんな事情かもしれないですょ。

 Cについて言えば、そこは、私みたいに妄想的深読みをしたがるタイプからすれば、分からん話だと思う。
 前出のサンテレビの報道では「男性と一緒にいた20代の女性が転倒し軽傷を」となっている。20代の女性、それは娘で、親権をめぐる争いだったのかも。もしそうだとすればの話、報道から見るに、娘さんは父親に有利な供述をしたはずで、そこに何があったのか。

 神戸地方裁判所の宮崎英一所長、この人はかなりのエリートだ。今後の移動にどう影響するのかしないのか。もともと宮崎さんを疎ましく思っていた者が最高裁にいるかどうか、そのへんによるんじゃないか。
 一流の裁判傍聴師はそこまで妄想するのですょ、焼酎を飲みつつ。 ←こらっ(怒)!

 おっと、本件の刑事処分については、不起訴でもぜんぜんおかしくないだろうと。

※画像は、石川県金沢市内の、えと大聖寺だっけ、ど忘れっ。

 ←1月23日00時50分現在、週間INが110で3位~。

2019年1月21日 (月)

もしやあれが常盤貴子さん?

 私はね、こう見えて正社員になったことが1度もない。 ←そう見えるょ(笑)。
Img_1723 20といくつかのアルバイトを経験した。いちばん長く楽しく続いたのは便利屋ゴリラ便だ。バブルの時代、んまぁいろんな依頼があった。昼間、若い主婦のお宅へ行ったら「夫が私を裏切り続けるんです。私も夫を裏切りたい…」と言われたり。

 そのとき一緒に働いていた、私よりだいぶ若い女子から、さっき突然メールをもらった。嗚呼、君とは昔、車で2人で伊香保温泉かそっちへ行ったことがあったょね。宴会場か体育館のようなだだっ広いところで寝たんだっけ? ※ただし性的関係は一切ナシ!

 その女子がなぜ突然メールをくれたのか。Yahoo!ニュースで見て懐かしくなったのだという。なんのこと? ネット検索してみた。それらしきヒットがあった。以下は1月20日付けのNEWSポストセブン、の一部。

常盤貴子が6年間の裁判所通い 「役作り」超越した筋金入り
「最近、傍聴マニアの間で“常盤貴子さん(46)を見た”という目撃情報を聞いていましたが、まさか本物だったなんて……」
 そう語るのは、『裁判中毒』の著者で裁判傍聴歴36年のジャーナリスト・今井亮一氏だ。常盤が出演した1月1日放送の『関口宏のフレンドパーク2019』(TBS系)で「裁判傍聴にハマっている」と明かし、法曹関係者が色めき立っているという。

 何年前だったか、1度じゃなく2度、3度だったか、今思えば「もしかしてあれが常盤貴子さん?」ということがあった。
Img_1722 それは2人連れの、見た感じ30代の後半かな、女性の2人組だった。事件の関係者じゃないようで、2人とも姿勢がよくて服装の、というか全体のセンスがよくて、しっとり美人というか、なんで裁判所にいるの、絶対おかしい、絶対ただ者じゃないだろ、と感じた記憶がある。
 お顔はよく見なかった。よく見ても、常盤貴子さんとは気づかなかったかも。私は芸能方面は疎いのだ。

 その2人組は何を傍聴していたか? ぎっしり満席の法廷で見かけた記憶はないので、「強制わいせつ」とかそっち方面ではなかったと思う。
 常磐さんには是非、メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」をお勧めしたい。これを読むと読まないとでは、裁判傍聴の深みが違うと思います~。よし、うまく宣伝できたかな。

 ←1月21日11時20分現在、週間INが140で3位~。

2019年1月20日 (日)

裁判員裁判、全期日取消、いったい何が!?

190119 じつに不可解なことが起こった!
 画像は、現在ネットにある「裁判員裁判開廷期日情報(東京地方裁判所本庁)」をスマホで撮影したものだ。

 期日の取り方からして、被告人か証人に午前の都合が付きにくい人がいたのかな、と思わせる。
 426号は傍聴席38席の警備法廷だ。被告人はヤクザか、活動家か。あるいはYouTuberが隠し撮影したがる事件なのか。
 事件番号は「平成30年合(わ)第7号等」。公判前整理手続き(素人裁判員の負担を軽くするためあらかじめ密室で主張も立証も削り整える手続き)に1年ほどかかったわけだ。
 いったい何だろ。

 なにより、第1回公判の日付けで第1~第5回公判の期日が全部取消ってどゆこった!?
 ここでいったんCMで~す。

 メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」、1月は以下の7号を発行した。

第2205号 一時不停止の待ち伏せ取締り、ラウンドテーブルの法廷で警察官を尋問
 要するにインチキ取締りで累積された2点を抹消してゴールド免許を交付せよ、という行政訴訟。原告は痩せた年配男性。超早口で何を言っているのかよく分からない。だが、「最初に停止した場所から、取調べをした場所までの距離」を取締りの警察官は約50mと書き、本当は約200mなんだとか。単なる誤記とは警察官は言わず「それほど大事な距離ではない」と突っぱね続けた。ええっ!?

第2204号 コンビニの事務所へすたすた入り、アルバイト外国人の現金を盗んだ女性
 公務執行妨害等で懲役2年、執行猶予3年。間もなく、ある資格を取得するための研修員に。寮へ行く途中、また帰る途中、コンビニに入店。コンビニは監視カメラだらけなのに、すたすた事務所へ入って現金窃取。当然、カメラ映像から逮捕。どこかおかしい…。 

第2203号 気帯び運転(0.45mg)が懲役2月、免許証不提示罪が罰金1万円って!
 酒気帯びの「酒」が抜けてしまった、うぅ。量刑不当の控訴だったが、そもそも一審判決が軽すぎる! あとで超絶マニアックデータを調べたら、執行猶予中などの酒気帯びで懲役2月(実刑)の裁判を私は過去に傍聴していた。にしても免許証不提示罪が1万円とは! その理由はどうやら…。

 以下の2号は1月14日にお知らせした。2221号とあるのは2201号の誤り。

第2202号 被害女性との関係が生きがいでした、すべてでしたと71歳の脅迫犯
第2221号 動体検知カメラでトイレ盗撮1年、ロシアのサイトに売って878万円!

 以下は1月10日にお知らせした。1496号とあるのは2200号の誤り。

第1496号 人気AV女優に対するストーカー等、最強で甘美な被害者意識の果てか
第2199号 元旦の浅草寺で偽1万円札、6千円を差し引いた額が取り分

 いま購読登録すると以上7号がどどっと送信される。そして1月末まであと5号が送信される。そこまで無料。面白くて購読解除できなくなると、2月分から月額108円が課金される。
 1月は濃いのを12号も発行して、2月は1号か2号にするつもり? いいえ、毎週火木土の発行ですって。はいCM終わりま~す。

          

 第1~第5回公判の期日が全部取消ってどゆこった!?
 もともと嫌々だった裁判員が複数人、ケツをまくり、その人数が補充裁判員の人数を超えた? 被告人の関係者が裁判員を脅すか脅す以上のことをして、裁判員裁判ができなくなった? 公判前整理手続きで決まった主張を、被告人が突然ひっくり返した?  あるいは真犯人が自首した? 有罪のために有力な証人が「あれはウソだった」と激白した?

 やたら興奮せず(笑)、普通に考えれば、裁判官か裁判員か被告人あたりがインフルエンザに罹患したって可能性が高いかな。学級閉鎖ならぬ法廷閉鎖。
 回復を待って、新たに期日を決めるのか。「いやぁ、この日程を逃したら私はもう無理です」とかいう裁判員がいて、また裁判員候補者を集めて選任手続きをすることになるのか。裁判員裁判はめんどくせ~! と裁判官、書記官、事務官は思っているだろう。

 司法記者クラブの記者氏は当然に取材し、記事をデスクへ送っているはず。もう報道されているのかな。「東京地裁 裁判員裁判 インフルエンザ」で検索してもヒットがない。どうなってんだろ…。

※同日22時45分追記: 「裁判員裁判開廷期日情報(東京地方裁判所本庁)」には現在、「※既に指定されている期日のみを表示しています」とある。だがこれは大いに誤解を招くというか、正しくない。「残念。色情系の事件はないのかぁ」という誤解をだ。
 裁判所は、被害者側の心情を慮ってか、またネットで情報が拡散され傍聴人が現状に倍して押し寄せ大混乱になることを恐れてか、色情系の裁判員裁判の期日は明かさないのである。裁判所がフェアな官庁だと言うつもりはないが、それにしても、「※刑法第181条(強制わいせつ等致死傷)については表示しません」程度のことはアップすべきと私は思う。

 ←1月20日17時00分現在、週間INが130で3位~。

2019年1月17日 (木)

もしや女子の盗撮ハンターもいたりして?

 この手口というか“稼ぎ口”は、たとえば働かずにキャバクラで遊びたい男たちの間でかなり流行しているはず。でもあんまり報道がないなぁ…。
 と思っていたら久しぶりに報道された。以下は1月17日付けTBSニュース、の一部。■は私。

盗撮ハンターの男「誠意を」 加害者に示談金脅し取ろうと
 盗撮の加害者に示談金を要求する「盗撮ハンター」と呼ばれる手口で現金を脅し取ろうとしたとして、28歳の男が警視庁に逮捕されました。
 逮捕されたのは東京・新宿区の職業不詳、■■■■容疑者(28)です。■■容疑者は去年5月、豊島区の池袋駅構内で女性のスカートの中を盗撮したとみられる30代の男性に「女の子がパニックになっている。150万円を支払って誠意を見せてほしい」などと言い、現金を脅し取ろうとした疑いがもたれています。
 ■■容疑者はすでに逮捕・起訴されている24歳の男と2人で男性を脅し、駅の券売所や百貨店などに男性を連れ回して、換金できる新幹線の切符や商品券を買わせようとしたということです。

※3月8日追記: もしやと思って「恐喝未遂」を傍聴したら、ずばりこの容疑者を被告人とする事件だった。あとでメルマガでレポートしよう。

 盗撮ハンターの事件はメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」で度々レポートしてきた。今すぐ拾えるところでは…。
 第734号「盗撮前科4犯、盗撮する男の心理が読める
 第796号「盗撮犯を狩って今年中に1億円達成!?
 第1179号「簡単に稼げる、盗撮犯狙いの恐喝犯、続々!
 第1189号「盗撮ハンター2人はエグザイル似と爬虫類似

 過去に週刊誌のデータ原稿として書いたのかな、簡単にまとめたものが一太郎のファイルに発見された。若干加筆等して以下に。

 盗撮犯を狙う恐喝犯もいる。ある盗撮ハンターの調書はこうだった。

調書 「盗撮している男の心理が読める。盗撮している男の動きがわかり、すぐ見つけられる。盗撮しているところをケータイで撮影し、最初は注意して楽しんでいたが、見逃してと現金をもらったことから味をしめ、これまで14、15人から300~400万円くらいを…」

 なぜ盗撮犯の心理が読めるのか。被告人自身、盗撮の前科4犯。2犯については服役しているのだった。
 被害女性の彼氏と称して、

「ナニ盗撮してんだよ、俺の親戚に産経新聞の記者がいる、大変なことになるぞ、俺の彼女が××で60万円かかるぞ、30万円、サラ金で借りてこい」
「俺の彼女を盗撮しただろ、初犯なら30~50万円だな、彼女は相当怒ってるから50万円だな、奥さんいるんだろ…」

 などと脅すのが得意の手口なのだという。
 この被告人は仲間と2人でハントを競っており、仲間へ送ったメールにこうあるのだという。

メール 「今回は見逃してと言ってたけど狩りました…エスカレーターで鞄の中にカメラ…バカ野郎です…昨日は新宿アルタで…今年中に1億達成…あと4000万…月300万貯金…夏なら700万くらいイキますよ…今年は本業犠牲にしても…でかいイベントには魚が集まりますので…来月もガンガン攻めますよ…」

 金額については強がりだったと述べたが。
 なぜ捕まったのか。
 端緒は、被告人自身が盗撮で警察に捕まったことだった。盗撮で捕まれば当然、携帯電話の中を調べられる。そしたら、盗撮画像に混じって男性の身分証明書が撮影されていた。不審に思った警察官がその証明書の主に電話し、恐喝がバレたのだという。

 仕事は「キャバ嬢などのスカウト」という盗撮ハンターもいた。街でいい女を捜していると、女の後ろをくっついていく怪しい男がよく見つかるのだという。なっ、なんちゅう世界だ。

Img_1063_2 たしかキャバクラの遊び仲間から手口を教わり自分もやった、という被告人もいたっけ。
 そんなことになっているとは露知らず、ドキドキ手に汗をかいて盗撮をやる男たちがわらわらいるわけだ。

 考えてみれば、盗撮ハンターが男とは限らない。
 駅の構内で、まじめそうなサラリーマンを女子2人(1人はミニスカート)が囲み、「ちょっとあんたナニやってんのよ! 警察行く? 示談する?」とか追い込んでいるシーンが、注意すれば目撃できたりして。

※画像は本文と関係なし。2017年1月にたぶん銀座で飲んだ帰りに撮影したものだと思う。「オカマ始めました」、キャッチーなコピーだと思う。
 銀座で飲んだといっても“せんべろ”ですよ。ただし、さすが銀座である。千円ではべろべろになれない。もうちょいかかる。もちろん個人差あり。

 ←1月17日19時50分現在、週間INが160で2位~。

2019年1月14日 (月)

動体検知カメラでトイレ盗撮1年、ロシアのサイトに売って878万円!

 「日本の65歳以上の高齢者人口は3500万人。総人口の28%の割合になり、"超高齢社会"に突入」と1月7日付けのハーバー・ビジネス・オンラインの記事「孤独という病。2019年、下流老人の孤独死が激増する」はいう。

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 高橋ユキさんが『暴走老人・犯罪劇場』で書いているとおり、高齢者(65歳以上)の被告人が続々と法廷へ出てくる。

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 テレビの視聴者も、かなりの割合が高齢者(65歳以上)らしい。そしたらさ、名画『ヘッドライト(Des gens sans importance 』のようなドラマは大ヒットするんじゃないかと、第2202号の事件を傍聴して強く思ったのでした。

 メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」、1月は以下の4号を発行した。ヘッダ部分をリニュールしたことのあたふた等で、第2200号が第1496号に、第2201号が第2221号になっている。非常に申し訳ないです。

第2202号 被害女性との関係が生きがいでした、すべてでしたと71歳の脅迫犯
 「本当に惚れてました」と法廷で激白。相手女性との関係が生きがい、すべてだったが、とうとうその夫から縁切りを言い渡され、えげつない脅迫の電話をかけまくったのだった。逮捕され3カ月半以上も勾留され抜け殻のようになった爺ちゃんに、裁判官がかけた言葉は…。

第2221号 動体検知カメラでトイレ盗撮1年、ロシアのサイトに売って878万円!
 年収約500万円なのにルーズな生活で借金をつくり、民泊に手を出したが法規制で将来が見えず、稼ぐために始めたのはトイレ盗撮&販売。多いときで週5回、出勤時にカフェの男女共用トイレに小型カメラを仕掛け…。

 以下は1月10日にお知らせした。

第1496号 人気AV女優に対するストーカー等、最強で甘美な被害者意識の果てか
第2199号 元旦の浅草寺で偽1万円札、6千円を差し引いた額が取り分

 いま購読登録すると以上4号がどどっと送信される。そして1月末まであと8号が順次送信される。
190111 以上4号でお分かりのように、私の肩書きは交通ジャーナリストでありながら、交通違反・事故の裁判はあまり取り上げていない。ジャンルに関係なく、そのときいちばん印象的な、見所のある事件を取り上げているのだ。でも次号は交通事件の予定。普通信じ難い、びっくりな事件なのだ!

※ 画像は、先日自転車で農家の直売所をまわって買い集めた野菜等。ブロッコリだけが1個150円。ネギとチンゲン菜とほうれん草とゆずは各100円。合計900円(妙な税金なし)だ。
 ここ2カ月ほどか、毎日ブロッコリをたくさん食べてる。2分半ほど蒸して、流水でさっと冷やしてよく水切りする、これが旨いよ。あと、ゆずを3~4個絞って焼酎甲類を注いだのが旨くてうまくて。健康的でしょ。ただ頭髪は生えない、なんでだ!

 ←1月14日1時40分現在、週間INが110で3位~。

2019年1月12日 (土)

ゴーン氏は42席で文科省官僚は98席

 1月11日(金)、12時30分締切で「収賄」の傍聴券抽選があることは、東京地裁の傍聴件交付情報で知っていた。
 開廷は13時30分とあるが、被告人氏名も法廷も分からない。

 その日、私は今年初めて裁判所へ行った。開廷表を見た。なんと傍聴席98席の104号法廷だった。被告人氏名でスマホ検索してみた。文部科学省国際統括官の川端和明さんだった。は~、なるほど。
 っておい、あれだけ大報道されたゴーン氏は42席の法廷で、こっちは98席かぃ。
 我々裁判傍聴師は、こういうところから裁判所の考え方、やり方を少しずつ学んでいくのだ、うん。

 その傍聴券抽選に並ぶつもりだったが、エロでも殺人でも芸能スポーツの有名人でもなく98席なら、どうせ定員割れだろ。あとでちらっとのぞいてみよう。
 と思い、しかし他の法廷で濃すぎる事件が複数あり、104号のことはすっかり忘れてしまった。

 濃すぎる事件とは、
Img_17731、九州在住の71歳男性が「愛欲」に狂った果てのというか、うわ~、そんなことってあるんだ、という「脅迫」。
2、酒気帯びと免許証不提示罪の「道路交通法違反」の控訴審判決。その原判決がちょっと信じられない安さで。
3、カフェのトイレで、多いときは週5日、朝から夜まで盗撮しまくり、若い女性の用便動画だけまとめてロシアのサーバーにアップして稼ぎまくった「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律違反、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」。

 3件全部、メルマガで順次レポートしようと思う。

 この11日(金)、昨年横浜地裁の帰りに買ったハンチング帽をかぶって初めて出頭というか出勤した。画像の帽子はその帽子ではないょ。

 おっと、免許証不提示罪とは、拙著『なんでこれが交通違反なの!?』をお読みの方以外には、なじみがないかもしれない。

 以下は道路交通法。

第九十五条 免許を受けた者は、自動車等を運転するときは、当該自動車等に係る免許証を携帯していなければならない。
 免許を受けた者は、自動車等を運転している場合において、警察官から第六十七条第一項又は第二項の規定による免許証の提示を求められたときは、これを提示しなければならない。

 第2項違反の罰則は5万円以下の罰金(同法第120条第1項第9号)だ。警察庁の統計によれば2016年は56人が検挙されている。免許証を見せない場合、住所氏名が明らかでないからとして通常は逮捕されるはず。
 昔とちがって、免許証の提示を拒むとさくっと逮捕される、場合があるのですよ。 

 ←1月12日0時20分現在、週間INが120で3位~。

2019年1月11日 (金)

駐禁の違反金滞納、フィギュアを差し押さえ

 警察庁の交通指導課が全国都道府県警に対し送付する「交通指導だより」というのがある。9月に私は、保存期間内のものをすべて開示してくれと請求した。
19010510 普通は30日以内に開示決定が出るが、これは延長決定をくらい、11月と12月に分けてた~っぷり開示された。マニアな私としては、しぇーっ、うれぴー! である。 ←なにがぴーだ、あほんだら(笑)。

 現在発売中の『ラジオライフ』で、11月に開示された5件を紹介した。メルマガでも速報した。新型オービスについてびっくり文書が含まれていた。こういうことがあるから開示請求はヤメられないのですょ。

 てか思ったのは、もしも私が私でなく、『ラジオライフ』のその号を買わず、メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」も知らず、無料のネット情報だけ見ている者だったら、あのびっくり文書のこと、永遠に知らずいるわけだ。
190105 そんなこと言ったらきりがない、のだけれども、テレビも新聞も全社、もっぱら同じことを同じように報じ、ネットの多くはそれをもとにあれこれ騒ぐばかり、というのは如何なものかと。西日本新聞はそこから脱しようとしているのか! と。

 今月下旬に発売の『ラジオライフ』では、12月に開示された14件のうち、全国の交通総務課長宛ての3件を紹介した。画像上が、その3件のタイトルが分かる部分だ。
 タイトルは堅苦しいが、中身は面白いのだよぅ!

 来月下旬に発売の号では、特に何か起こらない限り、全国の駐車対策課宛ての文書を紹介しようと思っている。
 画像下は、その文書の一部だ。「放置違反金の滞納処分業務における警察庁指定広域技能指導官の指定について」。へえ~! と読んでいたら、以下は1月9日付け京都新聞の一部。

差し押さえフィギュア、ネット転売 京都府警、違反金滞納で
 路上駐車の放置違反金を滞納する人が後を絶たない中、京都府警が、滞納者に対する財産の差し押さえを強化している。従来の車や預貯金だけでなく、昨年から全国に先駆けてゴルフクラブセットやフィギュアなど趣味の品々まで対象を広げたところ、慌てて支払いに応じる人が続出。インターネットのオークションサイトで想定以上に高値で売れる物もあり、府警担当者は「『逃げ得防止』の有効策になっている」と手応えをつかんでいる。
 「現金がなければ、代わりにゲーム機を差し押さえますが、どうします」。昨年10月下旬、違反金を滞納する30代女性の自宅を府警の職員4人が訪問した。女性は約20回にわたる納付命令や督促を無視し続けていた。しかし、職員の通告に対して「ゲーム機は手放したくない」と渋々、支払いに応じたという。
 放置違反金の滞納額は全国で累積約37億円(2006~17年度)に上り、府内でも約9100万円(同)に膨らむ。府警は悪質滞納者に対し、車や預貯金を差し押さえて対応してきたが、昨年からは対象をゲーム機やギター、フィギュアなどにまで拡大。こうした品々はネットオークションで高値で売れることが多く、中には想定の80倍で売却できた物もあるという。

 お~、京都のその警部補さんの指導により、頑張っているのですね!
 警察庁の方針に従い、差し押さえは広がり、広がる以上に大きく報道されるだろう。それはどういう意味か、『ラジオライフ』に書く予定。

 もったいぶってる、と見えるかもしれない。でもね、いわば当てずっぽうで開示請求をしまくり、交通費をつかって裁判所へ通い、好きなことをマニアックにやっていられるのは、原稿料、メルマガの購読料(の6割)、あとたまにテレビやラジオの出演料、週刊誌等のコメント料があるおかげなのだ。
 ギャラを払ってくれる媒体を、月108円とはいえ購読料を払ってくれるメルマガ読者を、裏切るわけにはいかない。そこはご理解いただきたい。もちろん、たぶんネットの奥底の深いところにある当ブログを見つけてくれた読者諸氏にも感謝しており、裏切らないよう頑張りたいと。

 ←1月11日1時10分現在、週間INが100で3位~。

2019年1月10日 (木)

人気AV女優に対するストーカー等、最強で甘美な被害者意識の果てか

 ゴーン氏の件で、日本の刑事手続きについて欧米はいろいろ批判している、らしいけれども、欧米の方々はご存じなのかな、たとえば日本では、検察が無罪の証拠を隠して有罪にするのはぜんぜん合法だってことを。
190109 あるいは、東電OL殺人事件で被告人とされたゴビンダさんは、一審で無罪だったのに、検察は勾留を求め、その勾留を認めた裁判官が控訴審を担当して逆転有罪、無期懲役としたってことを。

 ゴーン氏のケースは、検察が日産への天下りポストを狙って無理くりな逮捕、勾留をしちゃったとかいうのでない限り、他の多くの事件と同様、逮捕=有罪、検察は何がなんでも有罪にしようと七転八倒、頑張るでしょ。そうして裁判所は、基本的に検察を信頼しきっている。というか日々日本の治安、秩序、威信を護る同僚だし。
 普通に考えれば、ゴーン氏は有罪、金額的に実刑、何年か日本の刑務所へ行くことになる。欧米の方々はそのへんどう思っているのか、心配だ。

 なんてことも思いつつメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」、1月は以下の2号を発行した。

第1496号 人気AV女優に対するストーカー等、最強で甘美な被害者意識の果てか
 1496号は間違い! 2200号です! なんでそんな恥ずかしい間違いをやらかしてしまうのか、申し訳ない。マジ恐怖な話を編集後記で書き、取り乱してしまったのかも。本文は大阪でトラブルを起こしたと報道された事件。私事と共通点がありまして…。

第2199号 元旦の浅草寺で偽1万円札、6千円を差し引いた額が取り分
 新年第1号にちなんで、犯行日が1月1日午前0時25分頃の事件を。当時大報道された偽札事件、年末年始に“使い子”を集め、うわお、そんなふうにやったのかと。

 新年からちょっとリニューアル。その関係でタイトルが以前より長くなりました。
 いま購読登録すると以上2号がどっと送信される。そして1月末まであと10号が順次送信される。
 このメルマガの特徴のひとつは、善悪の観点は忘れ、というか、裁判=正義という根拠なき幻想から遠く離れていること、かな。司法の役割は、真実の発見とか正義の実現とか、そんなものでは断じてない、ということを普通の前提として、裁判官を、その訴訟指揮を、検察官を弁護人を被告人を、事件を人間を見るというか。うーん、うまく言えた気がしない(笑)。サンプル号か、バックナンバーのタイトルおよび紹介文をちらっとご覧いただければ。

※画像は今夜の酒肴。白菜とネギと豚肉の八宝菜。白菜だけで29センチのフライパンに山盛りだったのに、これっぽっちになってしまった。私は白菜みたいな人間にならないようにしよう。意味分かんないしそもそも白菜に失礼? ごめんなさい~。

 ←1月10日1時40分現在、週間INが110で3位~。

2019年1月 9日 (水)

警察官の小遣い稼ぎ、西日本新聞は!

 当ブログの画面右側に「人気記事ランキング」ってのがあるでしょ。2006年3月13日の記事「駐車監視員資格者講習 ばっちり合格体験記」がおかげさまで長くベストテン入りしている。
 2日間(終了考査も含めれば2日半)のあの講習時、初日の受付で「駐車監視員資格者必携」を、テキストとして配布された。著者については「駐車対策研究会編」となっていた。
 本でも記事でもそういうのはよくある。あまりに普通なので、私は特には気にしていなかった。

 ところが! 1月8日、西日本新聞がぶっちぎりスクープを打った! 以下は同日午前6時00分配信の記事、の一部だ。

「小遣い感覚だった」警察官と出版社、根深い癒着 昇任試験問題集執筆に現金
 警察官が昇任試験の対策問題集の設問や模範解答を執筆し、民間の出版社から現金を受け取っていた。多くは警察庁出向時に上司のキャリアなどから依頼され、一部は所属先の警察本部に戻った後も続けていた。関係者によると、同社は各警察に影響力がある有力OBを顧問に招き、紹介された現職幹部を飲食接待するなどして関係を深めていたという。昇任試験を舞台に、民間企業と一部警察官がもたれ合う構図が浮き彫りになった。

 続々と記事を打った。
「まずいな、おおっぴらにできないな」関与認めた警官 昇任試験問題集執筆に現金
警官467人に執筆料1億円超 副業禁止抵触か 昇任試験問題集の出版社
「小遣い稼ぎ」昇任試験問題集、執筆認めた警官たちの”言い訳” 原稿料、部署の夜食代にも
【速報】「事実確認する」と国家公安委員長 警察官、出版社から報酬授受
警官執筆料「事実確認へ」 各警察本部が経緯聴取
警官執筆料「事実確認する」 国家公安委員長が表明

Photo 現時点ではそれくらいかな。
 へぇ、たかが1億円超でスクープなの? とか言う人は、スピードワゴンさんじゃないけど甘~~~いっ!!!
 記者クラブ加盟社は、警察が自ら発表した「不祥事」は報じていいけども、埋もれている組織的日常的不正を掘り起こすことはタブーだ。いやこれ私は善悪の観点から言ってるんじゃない。んなことは業界では当たり前の常識だし、誰にもどんな立場にもいろんな制約、しがらみってもんがある、そういう話にすぎない。

 なのに西日本新聞はその制約、しがらみ、約束事をぶっ飛ばしてしまった。
 今後、読者がいちばん喜ぶ凶悪犯罪報道について、競合誌ばかりが続々とスクープを打つことになる…そこにとどまらないかもしれない。衝撃の本、『真実 新聞が警察に跪いた(ひざまづいた)』のようなことになるかも。

真実 新聞が警察に跪いた日 (角川文庫) [ 高田昌幸 ]
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 西日本新聞の今回の一連の記事の多くの末尾にこうある。

 西日本新聞は、暮らしの疑問から地域の困り事、行政や企業の不正告発まで、情報提供や要望に応え、調査報道で課題解決を目指す「あなたの特命取材班」を創設しました。「知りたいこと」を取材し、正確に深く報じる「ジャーナリズム・オンデマンド」に挑みます。

Photo_2 今のままではどこも衰退一直線。西日本新聞はそっちへ舵を切ったのか。すなわち、官庁発表に頼らず、社会の問題を自ら見つけて掘り起こして正確に深く報じるジャーナリズムへと。もしそうなら素晴らしい! 注目だ!

※画像はいずれもマニア氏からのいただきもの。上の画像は、昨年の元旦早朝の飛田新地。下の画像は前日つまり大晦日の釜ヶ崎だそうです。

 ←1月9日0時40分現在、週間INが100で3位~。

2019年1月 8日 (火)

ゴーン氏、傍聴席の割り当て

 行こかヤメよか気持ち半分、あっ、「地方公務員法違反」の期日を発見、出てきてよかった~、いやそれもう傍聴したでしょ、夢か? なんて目が覚めたのが8日(火)8時半頃。7時にセットしたアラームがまったく聞こえなかった。
 よしゃ、今日は出かけず、単行本原稿に集中しよう!

 パソコンに向かい、ちらっとニュースを見てみた。「ゴーン容疑者はASKA、酒井法子と同じ425法廷」と8日(火)9時51分付け日刊スポーツ。こんな部分がある。

 法廷は、過去に元プロ野球選手の清原和博氏、歌手ASKA、酒井法子、田代まさしらの薬物事件などが裁かれた425法廷に決まった。傍聴席42席中21席が司法記者クラブ加盟の報道各社に確保され、残り約20席が一般傍聴席になる見込み。酒井の初公判は20席に対し、日本の刑事裁判史上最高の330倍の6615人、判決公判は3030人が並んだ。ゴーン容疑者の傍聴券争奪戦も注目される。

 傍聴席が何席で記者クラブが特別傍聴席を何席とったか、数字が報じられるのは珍しいんじゃないか。いいね!
 そして以下は同日9時33分配信の共同通信。

勾留理由開示、傍聴席求め1122人
 東京地裁によると、8日に開かれる日産自動車前会長ゴーン容疑者の勾留理由開示手続きで、14席の傍聴席を求め1122人が集まった。

 お~、14席、やっぱりそうですか。
 42席-21席-14席=7席。ゴーン氏の身内や被害会社の関係者等のために7席が取り置きされたってことだ。
 ちなみに以下は同日9時07分配信の時事通信。

ゴーン容疑者が出廷へ
カルロス・ゴーン容疑者の勾留理由開示で、傍聴券を求めて東京地裁前に並ぶ人たち=8日午前、東京・霞が関

190106 傍聴券交付所へ向かう人たちの写真がアップされている。人波の右側が東京地裁(東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎)だ。
 集まった1122人のうち、マスコミの騒ぎに付和雷同で来た人、単にミーハー気分な人も含め、とにかく傍聴券抽選に当たったら自分で傍聴するつもりの人は、まぁ多く見積もっても100人いないでしょ。マスコミ各社、各番組から頼まれ動員されて来た同僚、家族、学生、そして業者に雇われた“並び屋さん”たちなのだ。そういうものなのだ。ある程度しょうがないことなのかなぁと思う。
 さぁ単行本原稿を書こう!

※画像は一昨日の家飲みセット。厚揚げとカニもどきと無えんせきハム(焼きすぎ!)はいずれも半額で買ったもの。ほうれん草のおひたしと蒸しブロッコリはトレイに載りきらなかった。グラスの怪しい液体は、焼酎200ccとゆず果汁100cc。これが旨いのだょ。
 もずくのパックに消費期限とか印刷されている。2018年11月…と読める。大丈夫だょね?

 ←1月8日11時30分現在、週間INが130で3位~。

2019年1月 7日 (月)

ゴーン氏の傍聴券抽選、どうなる!

 8日(火)のゴーン氏の「会社法違反」の勾留理由開示、の傍聴券交付情報が、やっと7日(月)に出ましたね。
 普通は1週間ほど前に出す。ぎりぎり前日としたのはなぜか。
 スケジュールの都合をつけて抽選に集まる人をできるだけ減らすため、かもしれない。約16年間も裁判傍聴マニアをやっていると、裁判所はそういうことを普通にするのだと分かってくる。
 ただ、お知らせの「備考」にこうある。

<抽選>当庁1番交付所において傍聴希望者に整理券を交付します。交付開始時刻は午前7時50分頃,交付締切時刻は午前8時50分です。整理券受領にあたっては当庁正面入口前(東京メトロ霞ヶ関駅A1出口付近)から指定された場所に並んでください。開廷時刻は午前10時30分です。

190107 このやり方からは、ものすごく大人数が集まると見込んでいることがうかがわれる。そういうときは整理券の交付も当たり番号の発表(掲示)も日比谷公園でやることがあるんだが、本件では庁舎の敷地内でやるわけだ。
 どこでやるか、また時刻の設定をどうするか、土日のマスコミの報道ぶりを見ながら、ぎりぎりまで悩んだのかもしれないね、もしかして。

 大規模な抽選は初めての方に、ご案内しとこう。
 午前7時50分に行っても、8時49分59秒に行っても、番号を打たれた整理券(画像参照)が交付される。2度並びを防ぐため、いったん整理券を受け取ったら、囲われた交付所(広いよ!)から出られない。出るときは整理券を返すことになる。
 なので、7時50分に行った人は、寒いなか外で待つことになる。交付所は敷地内だが、建物内ではないのだ。

 8時50分に締め切って、職員がパソコン抽選をやり、当たり番号をプリントアウトして掲示板に貼る。
 それから、交付所に囲われた人たちがぞろぞろと動き出す、掲示板を見ながら。7時50分に行った人は囲みから早く出られる。8時49分59秒に行った人は、出るまでにだいぶかかる。10分かかるか30分かかるか、集まった人数等による。
Img_1246 正門から建物の玄関まで(画像下)の広い場所で、東京大学や宝塚音楽学校の合格発表のような光景が見られるはずだ。

 「当たり券あるよ! 3万円、3万円でどうだ!」と呼んでまわる者も現れるかもしれない。並び屋さんを1人2千円で100人雇えば20万円。当たり券が3万円なら安いといえる。
 それは東京都の「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」の違反じゃないのか? うーん、「入場券、観覧券その他公共の娯楽施設を利用し得る権利を証する物」に当たるといえるのかどうか、ですかねぇ。実質はともかくたてまえ的には裁判所は「娯楽施設」ではないから、当たらないんじゃないかと私は思う。もし当たるなら、まずは並び屋さんを雇う業者がヤバイでしょ。

 その日は9時30分締切で「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反」の傍聴券抽選がある。いったい何の事件だろう。その事件番号は私の超絶マニアックデータその2にない。
 ゴーン氏の抽選に外れてそっちへ並ぶ者がいくらかいるはずだ。

 今井はどうするんだ? ゴーン氏の抽選へはもちろん行かない。ばかばかしいので。ただ、どの法廷を使うのかは気になる。
 日産、三菱、ルノー、さらにはフランス政府関係者が相当数、事件の関係者として傍聴を希望しているなら、98席の法廷を使う可能性はあるよね。いや、でも…。

※7日(月)21時頃追記: マニア氏から情報あり。法廷は425号(42席)の予定だという。手荷物預かり保管、ハンディ金属探知機で厳重チェック、厳重監視のなかでの傍聴になるはず。当たり券は多くて15枚前後じゃないかな。こんな注目事件なのにひどい? いえいえ、そもそも国民に裁判を傍聴する権利はなく、国民を傍聴させる義務は裁判所にないので。

 ←1月7日18時20分現在、週間INが140で3位~。

2019年1月 6日 (日)

ゴーン氏の勾留理由開示、どうなる

 超絶マニアックデータによれば、勾留理由開示の裁判を私は34件傍聴している。その立場から少しコメントしてみよう。
 以下は1月4日付けTBSニュースの一部。

ゴーン前会長8日出廷へ、勾留理由開示手続き
 再逮捕された日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者の弁護士が勾留の理由を明らかにするよう東京地裁に求め、認められました。手続きは8日に公開の法廷で行われ、ゴーン容疑者も出廷して意見を述べるということです。

 「…求め、認められました」とある。けど、被疑者または弁護人が求めれば原則認められるんじゃないのかな。そうだとすれば、ゴーン氏に有利な判断を裁判所がしたかに読める書き方は如何なものかと思う。どうなんだろ。

 勾留理由開示の裁判は、まぁだいたいこんな感じだ。

1、被疑事実を簡単に読み上げ、その疑いが認められると裁判官が言う。
2、一件記録に照らせば罪証隠滅のおそれ、逃亡のおそれが漠然とあると裁判官が言う。ここまで約1分。
3、弁護人が求釈明をすることがあるが、要するに明かせば捜査に支障があるしそもそもこれは勾留理由(上記1と2)を言う場にすぎないからと、裁判官は全部蹴る。
4、被疑者と弁護人が各10分間以内で意見陳述をする。しない場合もある。
5、4が終わると裁判官は直ちに閉廷を宣する。

Img_1245 何件も傍聴していると「世の中に勾留の理由がないケースなんて存在しないぜ」と笑えてくる。「裁判所はなーんも考えず、検察が請求したものは認めるんだな」と、司法の本質がちらり見えたような気分にもなる。
 さらに何件も傍聴していると「あっ、そうか。こういうシーンを公開の法廷で国民に見せるところが日本国はまだ偉いんだな」と思えてくる。なに言ってるか分かりますかね。

 それでだ、勾留理由開示の裁判は通常、30分間の枠でやる。ゴーン氏の場合、通訳が入るなら60分間の枠をとるかも。
 令状部とかいわれる刑事第14部がやるのだろう。

 法廷はどこを使うのか、そこである。
 通常は401号法廷(傍聴席は20席)を使う。しかしゴーン氏の勾留理由開示は司法記者クラブ(15社のはず)がだいぶ特別傍聴席(白いカバーの取り置き席。以下記者席)を請求するだろう。
 メルマガ第2193号「靖国神社で逮捕、中国人の勾留理由開示!」のあれは、警備法廷(※)としての427号(20席)を使い、なんとその半分、10席が記者席だった。 ※警備法廷という言葉が正式にあるのか知らないが、要するに警備の職員多数が傍聴人を厳重監視するのに都合がよい形になっており、裁判官から退廷を命じられた者を裁判所の敷地外へ放り出すのに都合が良いエレベータに近い。東京地裁における退廷は、法廷から出ろってことではなく、敷地外へ出ろってことなのだ。

Img_1247 ゴーン氏のケースは、15社全部が記者席を請求するだろう。雑誌や外国の報道も請求するだろう。日産も三菱もルノーも傍聴したがるだろう。
 いくらなんでも20席はなかろう、と思う。ま、いくらなんでもそれはなかろうと思うことをやってのけるのが裁判所ってものではあろうけれども。

 じゃあ、98席の法廷を使うのか。
 いや、38席の、せいぜい42席の警備法廷を使う可能性は大いにありだと私は思う。
 近年、すばらしく秘匿、偽装できるカメラや録音機が発達している。記者クラブの記者は裁判所を裏切らないだろうが、それ以外の記者や一般人が手錠・腰縄のゴーン氏を撮影し、あるいは意見陳述を録音し、世界に発信してたぶん大儲けすることがちらり考えられる。
 ちらりとでも考える余地があれば(※)裁判所は、記者クラブの記者以外の全員の手荷物を預かり保管し、かつ高感度のハンディ金属探知機で全身をチェックし、ボールペンや財布や煙草の箱の中身も念入りにチェックする。 ※「蟻が1匹出そうなら象を百頭用意する」の法則という。
 大人数に対してそれをやるのは大変だ。なので98席の法廷は使わない可能性があると思う。
 当然、傍聴券抽選。一般傍聴人の当たり券は10数枚。そこへ何百人、あるいは千何百人の並び屋さん(※)が押し寄せる。そういうことになるんじゃないか。 ※1人2千円が一般的な相場らしい。金銭の報酬がない場合もあるらしい。

 傍聴券抽選の締切りは何時だろ。あれっ、東京地裁の傍聴券交付情報のページに、それらしい情報がない! 普通はだいたい1週間前にアップされるのに、なんで?

 以上を踏まえて8日のニュースを見れば、味わいが深まるだろうと、そういう話でした。長々とすみせん。

※画像はいずれも東京高地簡裁合同庁舎、通称東京地裁。

 ←1月6日20時00分現在、週間INが120で3位~。

2019年1月 1日 (火)

謹賀新年

181230_2 謹賀新年。
 旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り誠に…というのが定型文だけども、私は特に、誠にありがたかった。「読者氏から情報をいただき」「マニア氏から教わり」とメルマガに何度書いたか。何よりメルマガを読み支えていただき、感謝感激であります。もちろん、裁判情報の提供やメルマガ購読とは別の幅広いご厚情のおかげで私は在るのだと、よく承知しております。ありがとうございます。

 この大晦日の夜、信じがたいことが起こった。
 なんと、年末最後の見切り品をあさりにスーパー数店を駆け巡ることを、できたのにしなかったのである! こんなこと何十年ぶりだろう。
 この異変は、始まりの一部に違いない。今年、私の立場、収入に劇的な変化が…。いや語るのは早い。その変化を招来するには1月、2月、死に物狂いで頑張らねばならぬのだ。

1812303 12月30日、傍聴マニア氏から忘年会をやろうとお誘いいただき、外酒とご無沙汰でうずうずしていたこともあり、都営新宿線大島駅近くの「番外地」へ初めて行ってきた。
 究極の居酒屋「昭和」に比べれば飲食費は2倍以上かかるが――って「昭和」は別格であり比較すること自体無意味とはいえ――素晴らしい! 刺身の安さと旨さにびっくり。菜の花の酢味噌和えが100円だっけ? いいねっ。

 なこと言いつつ着々とメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」、12月は以下の13号を発行し終えた。

第2198号 和服美人の大麻裁判、私も泣きそうになり…
 大麻取締法違反の被告人は、ただ者じゃない感ばりばりの和服美人なのだった。大麻の所持は認め、法律の違憲性を主張。裁判的には無意味な主張ではあるが、しかしおっしゃるとおり、そのとおり! 感動的だった。

第2197号 レーダー式のネズミ捕り、メーカー尋問!
 横浜地裁でネズミ捕りの否認事件があるとマニア氏から情報あり。今日はメーカー社員氏の尋問だろうと踏み、行ってみたらビンゴ! 装置はレーダー式、JMA-230。警察への取材では得られない情報が出てきて私は大喜び。ただ、えっ、そこをなぜ誰も突っ込まないの? という部分があり…。

 以下の3号は12月26日にお知らせした

第2196号 結婚詐欺的な投資用マンション販売の判決
第2195号 特別公務員暴行陵虐致傷、無罪の警部補は!
第2194号 日本が我が国に来て沢山の人を殺しました

 以下の2号は12月21日にお知らせした

第2193号 靖国神社で逮捕、中国人の勾留理由開示!
第2192号 フジテレビへ高級外車で突っ込んだ男は…

 以下の4号は12月16日にお知らせした

第2191号 弁護人は無理ムリあらゆる屁理屈をこね?
第2191号 ニヤニヤと、あからさまに見下す裁判官!
第2189号 東京にあこがれた女子が万引き病に至るまで
第2188号 犯行はムチャクチャだけども正直な若者君

 以下の2号は12月7日にお知らせした

第2187号 特殊詐欺の若者、身内らに囲まれ懲役7年
第2186号 謎の厳重警備事件に遭遇、その正体とは?

 以上13号はバックナンバーの扱いとなる。なので無料じゃない。読むには108円が必要となる。1号108円ではない。1カ月分108円だ。おせち料理に飽きたら是非どうぞ。

※ 画像は番外地。刺身の盛り合わせが1皿500円? そんなはずないよね。これはマニア氏が取ってくれたので私は知らないのだ。

 ←1月1日00時20分現在、週間INが150で3位~。

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