裁判官の「説諭」は試験エリートの自己満足?
本日20時54分からのテレ朝「サタデーステーション」に、ピエール瀧さんの「覚せい剤取締法違反」の判決のことで阿曽山大噴火さんが出演予定と聞いた。
「ピエール瀧被告に異例の10分説諭 裁判官「人生」問う」と6月18日付けNHKニュース。この「10分説諭」についてかな。
念のため言っておくと、以下は刑事訴訟規則。
主文、犯罪事実、量刑理由、執行猶予の説明、上訴権の告知、そのあとに付け足して言うのは、あれは「訓戒」だ。しかしメディアは必ず「説諭」という。被告人を被告と表記し、未決算入を無視し、監視カメラを頑強に防犯カメラと呼ぶ、少女買春を援助交際と呼ぶ、みたいなものかと。
裁判官の訓戒に対し私がしばしば感じるのは、「たかが試験エリートのくせに分かったようなこと言ってんじゃないょ」である。分かったようなことを言って「自分は被告人の人生、将来を真剣に考えている良い裁判官だ」みたいな気分になっているらしいことが見て取れることが多く、私は好きじゃない。
たとえばこんな訓戒なら、私は驚き尊敬する。
裁判官 「量刑の理由でいろいろ言いましたけど、あれはテンプレートです。本当は、初犯ゆえに執行猶予なのです。この程度の事件は初犯ならみんな執行猶予で決まりなのです。再犯しないことの固い誓いが通じたから執行猶予とか勘違いしたら絶対ダメです。下総精神医療センター、条件反射制御法の平井愼二医師の言葉をお借りすると、人間には人間脳と動物脳があり、固く誓うのは人間脳です。しかしコカインの魅力は動物脳に刻まれています。人間脳は動物脳に勝てません。だから薬物犯は再犯をくり返すのです。万引き常習者がもう絶対二度と万引きはしないとどんなに固く誓ってもまた万引きしてしまう、それも同じです。肝に銘じておいてください」
でもそんな訓戒は無理な話だ。検察も裁判所も人間は人間脳だけで動くと考え、気持ち(人間脳)をしっかり持てば再犯しないとの考えで固まっているから。薬物や万引きや性犯罪については、だから再犯が多いという面は確かにあるだろうと思う。
ちなみに、ピエール瀧さんの判決は傍聴券抽選だったそうだ。その大行列の中で、ある裁判傍聴マニアが、若い女性の団体か何かに「女は傍聴に来るな!」とか叫んでいたという情報が入ってきた。“あの人物”かと推認でき…。
画像は6月21日のさいたま地裁の門前だ。6月20日には東京地裁の1階の喫煙室で張り紙を見た。その喫煙所は6月末で廃止、7月1日~12月27日、建物外の北側に喫煙所を設ける、1月6日から敷地内全面禁煙と。
裁判所前の歩道で嗅ぎ煙草(かぎたばこ)を売る者が現れたりして?
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き、禁煙なんか、かか簡単ですよ、ふん。
投稿: 今井亮一 | 2019年6月23日 (日) 00時08分
禁煙ですか? ヤッダー、ウッソー、信じられない!
投稿: 真理子 | 2019年6月22日 (土) 23時39分