ハンセン病訴訟、韓国への輸出規制、すべては選挙勝利のため!
「ハンセン病家族訴訟、控訴せず=安倍首相表明「異例の判断」」と7月9日付け時事通信。
国賠(国家賠償請求訴訟)では国側は、どんなに非道でも分が悪くても七転八倒、転げ回って徹底抵抗するのがならいである。
先輩や同僚の失策、過失、不作為は絶対に認めない、すなわち「行政無謬の原則」の護持に全身全霊を捧げ奉るってことだろうと私は見ている、遠くから(笑)。
なんにしても、これは「異例の判断」どころじゃないっしょ! 官僚をバカにするにもほどがあるとカンカンな官僚氏がだいぶいるんじゃないか。今後いろんな国賠で、原告らは被告代理人の訟務検事より首相を相手にするようになりかねない。ダメでしょ。
安倍首相はなぜこんなことをしたのか。そりゃもう、選挙勝利のためとしか考えられない。
官僚のメンツをつぶしても、反感を買っても、選挙勝利のためだけに動く。その潔さはあっぱれと言わざるを得ない。
こんなこと自民党の古い人や取り巻きの官僚が考えつくはずもない。背後に、巨大広告企業から出向しただいぶ有能な広告マンがいるはず。絶対いると思う。
「韓国 WTOで日本の輸出規制を批判 日本も反論し激しく対立」と7月10日付けNHKニュース。
これもその広告マンの仕業と考えればすっきりする。韓国に対しガツンと食らわせてやったと大満足の国民は多いはずだ。
だから韓国さん、投票日の前に何を言ってもダメっすよ。逆に、
「安倍首相閣下の果敢な制裁に降参です。慰安婦もレーダー照射も徴用工訴訟もぜんぶこっちが悪かったです。ごめんなさい」
と文在寅大統領が発表して自民党に大きな貸しをつくる、その手はあるんじゃないですかね。投票日の前日がいいと思います。
そして以下は6月29日付け毎日新聞。
二階幹事長「選挙やってくれたら予算つけるのは当たり前」
自民党の二階俊博幹事長は29日、徳島市内であった党参院議員の激励会で、土地改良事業関係者を前にあいさつし、来月4日公示の参院選について「我々の方針と一緒にやってくれないところは予算は休ませてもらう」と述べた。国の予算編成に対する与党の影響力をたてに協力を迫った形で、「選挙を一生懸命やってくれるところに予算をつけるのは当たり前。やりましたよと胸張って言えるようにすれば、要求に満額お応えする」とも語った。
国の予算は自民党の買収費用と、堂々言っているに等しい。この潔さ、くり返すがあっぱれである。
政策論争だとか小賢しいことを言ってる野党が勝てるはずがない。今度も自民党が圧勝でしょ。
怖ろしいのは、選挙後まで秘匿とされているトランプ大統領との約束だ。選挙前に明かしたら日本国民が激怒して自民党大敗につながりかねない、いったいどんなことを約束したの~!
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さ、よけいなこと言ってないで単行本原稿に戻ろう。
あそうそう、火曜発売の写真週刊誌『FLASH』に東京地裁の傍聴マニアのお1人が実名顔出しで載ってます~。詐欺の記事ではない。芸能関係の記事だ。
※ 画像はたしか金沢地裁輪島支部。こういう掲示場をしみじみ見ていると意外な発見があったりする。先日は某裁判所の掲示場に某芸能人の氏名があったし。
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