フォト
2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 2019年8月 | トップページ | 2019年10月 »

2019年9月の10件の記事

2019年9月28日 (土)

最高裁事務官の盗撮事件

 消費税増税というのは、大企業や富裕層(=官僚の天下り先で自民党の献金元で、かつ官僚自身と身内、自民党議員自身と身内、およびお友だち)の減税分を下等国民に負担させる、そういう面もあるらしい。
 ま、そんなこととは関係なく、各スーパーが一世一代の刺激的なチラシを打ち、大賑わいだ。
 私も4リットルの業務用焼酎とか買いまわった。いやめっちゃ忙しいのだけど、閉じこもっているとかえって能率が悪い。自転車で急ぎ複数のスーパーをまわるのは運動になるのだ。
 そうしてたまたまこれを買った。5袋198円(税抜き)で。 


 

 私は糖質制限食。午後3時以降は炭水化物を食べないお約束なのだが、パッケージが小さかったので、つい夕方に食べてしまった。
 パッケージは小さいのにけっこうな量があった。えーっ。しかし捨てるわけにもいかないので全部食った。
 なんと、旨かった! 見た目も味もこんなの初めて。小麦じゃなく米の麺なのだね。衝撃的な旨さで、インスタント麺はもうこれしか食べない! と固く決意した。 ←あんたの決意は(笑)。

 さてメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」、9月は以下の11号をすでに発行した。

第2312号 11カ月の女児がズボンの裾をつかんだからと腹を立て
 犯行後5年間、行方をくらまし、12年後にようやく自白したとされる「傷害致死」。「捜査一課特命捜査対策室」が関わったのだという。これはあくまで私の印象妄想だが、被告人は幼少期に愛されたことがなく、虐待といじめと暴力の中で育ったのか…。  編集後記は驚愕の“お漏らし新時代”!

第2311号 被告人は最高裁の事務官、棒の先に小型カメラをつけて…
 大きく報道された事件。私は初めて聞く手口だった。30代、独身、そっち方面の匿名掲示板に耽溺してしまったのか…。

第2310号 少年時に何度か少年院へ、成人してすぐ今度は刑務所へ
 少年の顔面を殴り、倒して顔面等を蹴り、全治まで約45日間を要する顔面多発骨折の傷害を負わせた、とはいえそれは少年時の犯行。なのにさくっと実刑! この若者は刑務所でどんなワルと交流し何を学ぶんだろうか…。

 以下の4号は9月21日にお知らせした

第2309号 芸能系でDV系で酒乱系の事件、前夜までの自白をひるがえし
第2308号 オレオレ詐欺の若い受け子、ぎりぎり執行猶予の理由は?
第2307号 生活保護の74歳が酒を万引き、かすれ声で発した名言とは
第2306号 部活の女性コーチによる体罰事件、罰金15万円とは

 以下の4号は9月14日にお知らせした

第2305号 信号無視の自転車事故、1時間まったく話が噛み合わず
第2304号 摂食障害で窃盗症の若い女性、再犯しないと誓えば誓うほど…
第2303号 不法残留約6年の韓国人、東京の片隅でつましい愛の暮らし
第2302号 あの「円天」の元営業課長、無免許運転で実刑判決の理由

 いま購読登録すると、以上11号がどどっと送信される。そして9月末までもう1号が送信される。それは29日(日)になるかと。
 消費税の増税に伴い、このメルマガも値上げになる。108円から110円に。1号につき、ではなく1カ月全部で110円になるのだ、10月から。この内容でこの本数で2円ぽっち上がったってぜんぜんオッケーかもしれないけれども。

 ←9月28日22時00分現在、週間INが100で3位~。

2019年9月23日 (月)

自転車事故の天国と地獄

 以下は9月18日付けTOKYO MXの一部。

東京都、自転車保険加入を義務化 罰則なし
 東京都議会は9月18日、第3回定例会の閉会日を迎えました。この日の議会で、自転車を利用する都民に損害賠償保険への加入を義務付ける条例改正案が可決・成立しました。
 18日の都議会で可決・成立した条例は、自転車の利用者やその保護者に損害賠償保険の加入を義務付けるもので、2020年4月に施行されることになります。東京都によりますと、現在、都民の自転車保険の加入率は53.5%にとどまっています。

 関連して少しコメントしとこう。
190923  私は自転車事故の刑事裁判を、事件名としては主に「重過失傷害」を狙ってたくさん傍聴してきた。
 くっきりハッキリ分かったのは2つのことだ。
 まずは、ありふれた日常の一瞬の不注意で、というかいつもの不注意が一瞬のタイミングで、大変なことになる!
 そして何より、被告人が、またはその同居の親族が「個人賠償責任保険」に加入しているかいないかが、被告人にとっても加害者にとっても天国と地獄の差ですぞ!

 個人賠償責任保険は、洗濯機の水漏れで階下を水浸しにしてしまったとか、デパートで買い物中に高額商品を落として壊してしまったとか、そういう事故をカバーする。じつは自転車の事故もカバーするのである。同居の親族が起こした事故もカバーする。掛け金は安い。自動車の任意保険や火災保険の特約として知らずに加入している人も多いはず。
 そんなことを私はもうさんざん書いてきた。私自身、安い傷害保険の特約として上限3億円の個人賠償責任保険に加入した。3億円なので掛け金はちょと高い。半年間で1650円だ。

 しかし…。
 錆サビのチェーンがきゅるきゅる重そうに走っている人をよく見かける。パンクの原因でいちばん多いのは、空気が抜けたタイヤで勢いよく段差を越え、チューブがつぶれて破れるパターンだという。ブレーキワイヤーがのび、ブレーキシューが減ったままの人もいるだろう。
 上記「天国と地獄の差」など気にする人はあんまりいないだろうと思う。

 25歳の男性を被告人とする「重過失傷害」(被害者は脳挫傷などで加療約9カ月間の重傷)の裁判で、弁護人がこんなことを述べた。

弁護人 「被告人は、月8万円のアパートを、もっと安いところ、敷金、礼金不要のアパートに引っ越しまして、早朝6時から夜9時まで弁当屋で掛け持ちのアルバイトをする、それを現実のものとしますと少なくとも月に7万円を支払える。10年間にわたってお支払いし、少しでも慰謝に努め、円満示談をと……」

 安アパートに引っ越し、朝から夜まで賠償のためだけに働く日々を、35歳まで送ることになるわけだ。身近で手軽な自転車の、一瞬の不注意から。個人賠償責任保険に加入していなかったばっかりに。

 そして歩行者にも申し上げたい。歩道の、横断歩道入口の脇に電柱が立っていることがよくある。歩行者信号が青に変わり、電柱の陰からひょいと横断し始める。それが危ないですぞ! 信号無視の自転車が突っ込んでくることがありますぞ! 特に車道を右側通行してくる自転車に、横断歩行者は気づきにくい。
 運よく保険によって賠償されても、健康や命が失われたら戻りませんので。

 ←9月23日9時20分現在、週間INが110で3位

2019年9月21日 (土)

芸能系でDV系で酒乱系の

 末期がんの男性。あらゆる治療をやったがダメ。苦痛のなか死を待つばかり。しかし大麻を使用して苦痛は緩和され気分がよくなり食欲が出て、なんとがん細胞の縮小が見られた。主治医が驚いたという。
 ところが日本では大麻は違法薬物とされる。男性は逮捕され大麻を絶たれ、苦痛に耐えて刑事裁判を争った。
 普通、具合が悪い悪いと言う被告人は、審理が終わって廊下へ出るとしゃっきりニコニコしているものだが、この男性は逆だった。法廷では普通にしているのに、廊下へ出ると苦痛に悶えた。
 そして男性は、判決を待たずに亡くなった。
 唯一の救いは、無罪を勝ち取り再び大麻を使用できる、他の末期がん患者にも福音になると信じていただろうことだ。
 判決は間違いなく有罪、相場どおり執行猶予付きの懲役刑だったはず。絶望を知らず、希望のうちに亡くなったのだ。
 予定されていた期日は取消しになったが、私は法廷前へ行った。期日取消しを知らず漂っているだろう男性の魂魄に合掌するために。何年も前のことだ。

 「GREEN ZONE JAPAN」というサイトに「安倍総理とCBDオイル」という2018年1月7日付けの記事を見つけた。こんな部分がある。

週刊アサヒ芸能の1.4-11号に「安倍晋三、大麻サプリ使用の禁断生活!」と題された特集記事が掲載されました。記事によると、安倍総理は持病の潰瘍性大腸炎の治療目的に、カンナビス由来の CBDオイルを内服しているとのことです。記事の論調としては、「CBD自体は特に問題がない」としつつも、海外から輸入された製品には THC が微量に含まれている可能性があり、法的にグレーな製品を日本の総理大臣が服用するのはいかがなものか、という内容でした。

相変わらず、大麻=違法=悪、という思考放棄の方程式は残念ですが、本邦の総理が大麻製剤を利用している可能性を知らしめたという点では有意義な報道であったように思います。

 CBDとはカンナビジオール。日本は医療大麻を明文規定で禁止しているのに、CBDオイルはいいのっ!?
 調べたらあった。販売されていた!


 

 もし本当に総理大臣が使用しているとして、そのことが広く知られれば、救いを得られる人がいるかもしれないのに!
 医療大麻はもちろん嗜好大麻をも解禁する方向へ世界は向かっている。禁止する合理的理由がないことが明らかになってきたようだ。
 しかし日本は解禁するつもりがない。巨大製薬企業の利益、官僚の天下り先、政権党への献金を守るために? そこで総理大臣はこっそり使用し、テレビは知らん顔、というか相変わらず「大麻=悪」でいく。不幸だと思う。
 東京オリンピックで、医療大麻を所持した外国人が逮捕され、世界からごうごうたる非難を浴びたときどうするか、厚労省は対策を考えているのだろうか。

 メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」、9月は現時点で以下の8号を発行した。

第2309号 芸能系でDV系で酒乱系の事件、前夜までの自白をひるがえし
 往年の有名俳優の娘さんで自らも芸能活動をしている女性の、内縁の夫(歌手)の事件。かなりのイケメンで、グレーのダブルのスーツで法廷へ現れ…。

第2308号 オレオレ詐欺の若い受け子、ぎりぎり執行猶予の理由は?
 例によって末端の使い捨ての受け子だけが捕まった事件。既遂1件、未遂1件。既遂があれば若年者でもさくっと実刑、刑務所行きが普通なのに、本件は執行猶予とされた。その理由は…。

第2307号 生活保護の74歳が酒を万引き、かすれ声で発した名言とは
 被告人が法廷で名言、迷言をいうことはよくある。今回の名言には私は感動したね。おっしゃるとおりそのとおり! しかし官僚制度はそんなこと気にしないのだ。

第2306号 部活の女性コーチによる体罰事件、罰金15万円とは
 興味深い事件の判決のみ3件。最高裁、検察庁の庁名碑にペンキをかけて服役したおじさんが出所後、内閣府の庁名碑にまた…。普通は不起訴だったろう体罰事件…。そして超珍しい侮辱罪…。

 以下の4号は9月14日にお知らせした

第2305号 信号無視の自転車事故、1時間まったく話が噛み合わず
第2304号 摂食障害で窃盗症の若い女性、再犯しないと誓えば誓うほど…
第2303号 不法残留約6年の韓国人、東京の片隅でつましい愛の暮らし
第2302号 あの「円天」の元営業課長、無免許運転で実刑判決の理由

 いま購読登録すると以上8号がどどっと送信される。そして月末まであと4号が順次送信される。
 初月は全部無料だが、おもしろくて購読解除できずに月が過ぎると、翌月分は有料となる。これまで108円だったが、10月から消費税増税で110円となる。1号が110円ではない。火木土発行の1カ月分全部が110円だ。
 10月は、ある有名傍聴人が自らまた被告人になる裁判をレポートできるかと思う。

 ←9月21日15時10分現在、週間INが100で3位

2019年9月17日 (火)

警察庁の野望派と利権派!

 9月16日付け読売新聞記事に、新型オービスのうちセンシスの可搬式についてけっこう長い記事が! 以下はその冒頭部分。

住宅街にも通学路にも…月に20日、神出鬼没の「移動オービス」
 北海道警が5月に運用を始めた新型の速度違反自動取締装置(オービス)によるスピード違反の摘発が8月末までに30件に上ることがわかった。小型で持ち運びが可能な「移動オービス」と呼ばれるもので、幹線道路だけではなく道幅の狭い生活道路にも設置できるのが特徴。“神出鬼没”の摘発がドライバーの速度違反の抑止につながりそうだ。

 警察文書のどこにも「移動(オービス)」の語はない。このオービスは警察文書では「新たな速度取締り装置」等とされる装置(なので私は新型オービスと呼んでいる)のうちSensys Gatso Group(以下センシス、本社はスエーデン)の可搬式だ。 

20190916-2  「移動オービス」とか言ってるのはネットだけ。でもネットの影響力は大きく、何も知らない人(=ほぼすべての人)は「移動オービス」とか「移動式オービス」とか呼んでいる。
 読売新聞は「可搬式」という難語をどうしても使いたくなく、世間(=ネット)に迎合したのか。でも迎合は仕方のない面があると思う。今どきネットに逆らっては生きられないようだから。私? 私はマニアな世界で生きてるので、ネットに合わせようとは思わない。それで損してもしょーがない。マニアだもの(笑)。
 というか、私が「移動オービス」「移動式オービス」と言いだしたら、警察の方々がずこっとなっちゃうでしょ。「今井もその程度の奴だったか」と哀しくなっちゃうでしょ、ねぇ。

 ああ、また前置きが長くなってしまった、申し訳ない!
 この読売記事で注目すべきはどこか。

 5月から約4カ月間にたった30件? おっしゃるとおり、いかにも不可解だ。
 メルマガでレポートしてきたとおり、センシスのオービスの優秀性は脅威的。もっとがんがん取り締まれるだろうになぜ30件ぽっち?
 それはもう、警察庁(東京は霞が関の、全国警察の総元締め)から、勝手にがんがん取り締まるなと厳命されているのだろう。
 もちろん、違反者を出頭させて違反切符を切るという現行のやり方では、がんがん取り締まっては後処理が追いつかない。セーブする必要はある。
 しかし約4カ月間で30件ってのは度を超えている。今は様子見? いやいやそういうのは2014年10月~12月の試行運用、2016年4~6月のモデル事業でやったじゃん。なぜまだ様子見なのか。
 そのへんについての大胆仮説をメルマガ最新号(第2307号)に書いた。警察庁および全国都道府県警察の方々は「おう、けっこういい読みしてんじゃん」と言ってくれるか「今井はバカだな~」と嗤うか、どっちでも私は楽しみですぅ。

 この間の入札とか随意契約とか、あるいは「交通指導だより」とか見てれば、私じゃなくても誰だって同じ“読み”をするでしょ。少なくとも20年以上にわたり交通警察をウォッチングしている者なら誰だって、警察庁の野望派と利権派、闇の抗争か? なーんて思うでしょ。
 そんなあからさまなことをなぜやっているのか、現場の警察官諸氏が呆れて絶望するんじゃないか、心配だ。

 ←9月14日10時30分現在、週間INが100で3位

2019年9月14日 (土)

不法残留約6年の韓国人、東京の片隅でつましい愛の暮らし

 安倍政権の新閣僚が華々しく賑やかにお披露目されたのち、千葉県の甚大な台風被害が一斉に報道され始めた、そんな感じか。
 水と電気が1週間も2週間も絶たれ、そのうえ屋根が吹き飛ばされたりしてたら、大変だぁ! を越えてる。私なんかもうどうしていいか分からない。
 一斉報道の中で、ポータブル自家発電機に注目が集まるかと思いきや、私がチラ見する限りそんな気配はないような。どうなってるんだろう。


 

 ゲリラ豪雨&落雷のとき、うちもほんの少し停電した。パソコンだけが自動的にバッテリーに切り替わり、明るかった。
 メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」は、9月は以下の4号まで発行した。

第2305号 信号無視の自転車事故、1時間まったく話が噛み合わず
 被告人は長身スリムな若いイケメン君。刑事裁判における言語も思考法も一般社会のそれとは異なるところ、その異なりが度を超えて著しいのか、あるいは…。

第2304号 摂食障害で窃盗症の若い女性、再犯しないと誓えば誓うほど…
 「もうしません」と誓えば、意思の力で万引きを止められるのになぜまたやったのかと責められ、「病気だから治療します」と言えば病気のせいにするのかと責められ…。
 
第2303号 不法残留約6年の韓国人、東京の片隅でつましい愛の暮らし
 オーバーステイで地味に働き続け、子持ちの日本人女性を支え続けた韓国人男性。けっこう男前だ。なんと、男性は女性の貯金には最後まで手を付けなかったという!
 
第2302号 あの「円天」の元営業課長、無免許運転で実刑判決の理由
 法廷中央にぴしっと立つその姿勢は、えっ? 服役経験者に特有のものじゃないか。あとで被告人氏名をネット検索して驚いた。「円天」事件で逮捕された20人ほどの中に氏名があるのだった。今回の実刑判決を被害者らが知ることはないだろう。

 いま購読登録すると以上4号がどどっと送信される。そして月末まであと8号が順次送信される。次号はちょっと変わったスタイルで重要事件をいくつかお伝えしようと思う。お楽しみに。


 

 ←9月14日10時30分現在、週間INが100で2位。ちょっと前まで1位だったらしい!

2019年9月11日 (水)

アイドル少女を食い物にする手口が流行?

 なぜだろう、なにかを検索していてこんなTweetに遭遇した。ぎょっとなった。

 今年3月某日、私は東京地裁で、原告欄も被告欄も閲覧制限の「損害賠償請求事件」を傍聴した。
 以下は、メルマガ第2239号「秋葉原のアイドル少女を食い物にする手口がすでに蔓延!?」の一部だ。少女の母親(原告の1人)の本人尋問は、被告不出頭のまま行なわれた。母親は良い感じに可愛くお洒落な女性だった。

弁護士 「娘さんと被告との契約について話を聞きましたね」
母親  「娘のアーティストとしての活動…応援してくれる…毎月、支援金として5万円…CDの制作も検討する…(被告の事務所に)所属という形態にすると、ほかの(芸能)事務所から話がきたときに…」
弁護士 「同人活動は行なって大丈夫ですと…そのギャラは…」
母親  「すべて娘に入ると…」

 「ライブ活動」の名称がいくつか出てきた。私はあとでネットで探してみた。それらしいヒットがあった。
 なんちゅうか、こんなややこしいメルマガに熱中して芸能方面とか全く疎い(うとい)私のイメージでは、秋葉原系というのか、そんな感じのアイドルを「娘さん」はやっており、けっこういい線だったらしい。
 ある大きなイベントに参加すると被告に伝えたところ、「それはすごいですね。ぜひ出演してください」と被告は口頭でかメール等でか言ったそうだ。

弁護士 「このLINE…被告とあなたと…被告が、ソニーのプロデューサーと面会している…営業活動をしていると…それ以降、連絡は?」
母親  「情報はありませんでした」

 そして約3カ月後。

母親  「突然、契約解除…損害賠償、90万円の支払いをと…なぜこのようなメールを…とても理解できない…直接(被告に)電話をかけた…出ませんでした…私たちの説明も聞いてくれず、一方的に、理不尽と思いました」

 母親と原告代理人弁護士によれば、被告は母親に対しメールかLINEで、どうやら10日か2週間くらいわたって次々とこんなことを伝えたのだそうだ。

被告  「弊社が民事訴訟…原則裁判は公開…アーティスト活動に大きな障害…支払い期日は○日…マスコミに情報が流れる…娘さんが払う代償はお金に換えられないほど大きい…民事提訴…直ちにマスコミに連絡します…警告です、明日必ず支払いを…訴訟を起こした場合…音楽活動は今後不可能になります…本日お支払いください。法的措置に出ます…アーティスト生命に大きなダメージ…明日○日までにお支払いください…報道機関に情報提供…」

 日にちを限って支払いを要求し、期限までに支払いがなければまた日を限って支払いを要求し…。傍聴席で聞いてて「なんだぁ?」と思えた。

母親  「とても不安に感じて、娘の音楽活動ができなくなると思いました…被告は顧問弁護士に相談していると…私たちは音楽業界…全く分からない…被告はプロなので…」

 そうして娘は悩んで眠れず、身体症状が出て、予定されていた大きなイベントに出場できなくなったらしい。
 被告からの怒濤の要求が始まる頃か直前、母娘の住所がネットに流出するということがあったそうだ。

 「心愛 (@choco_cocoh83)」さんの上掲Tweetにあることとだいぶ似ている気がする。アイドルを夢見て実際に活動し始めている少女はたくさんいて、そこに食いついて騙して脅して金を巻き上げる“商売”が、実際けっこう流行っているのか!? 芸能マスコミさん、週刊誌さんが掘り起こして大きな話題になるときがくるのか!?


 

 ←9月11日19時30分現在、週間INが120で久々の2位~。

2019年9月 9日 (月)

可搬式オービス、1300万円って!

  すんごいものを見つけてしまった! メルマガでこっそり書いたこと、こちらにもちらっと。なぜこそこそしてる? ちょとヤバイ話なのだ。
 以下は7月15日付け福井新聞の一部。

生活道路で速度違反摘発、新装置 持ち運び式、福井県警が導入へ
 通学路や生活道路など狭い道路でも速度違反を取り締まるため、福井県警は本年度から、小型で持ち運び可能な新装置を導入する方針を決めた。速度違反車のナンバーや運転席を自動撮影して記録でき、事故が絶えない生活道路でも少人数で取り締まりが可能になる。
 可搬式装置1台の導入に向け、県6月補正予算案に購入費約1300万円を計上した。現時点では高さ1メートル、幅30センチ、奥行き50センチ、重さ40キロほどの装置を想定している。
 県警交通指導課によると、交通量の多い幹線道路や高速道路に設置されている固定式装置と同様の仕組みで、レーザーで速度を測定する。道路脇などに一時的に設置し後日、運転者に違反を連絡し出頭を求める。その場で違反切符を切るケースもあり得る。

181220-2  「レーザーで速度を測定」等の部分から、「装置」は東京航空計器(以下TKK)の可搬式、LSM-300で間違いないだろう。
 可搬式はTKKとSensys Gatso Group(以下センシス)が競合する形なのに、なぜかTKKと決まりの話になっている。どうも警察庁内の力の強い高級官僚があからさまにTKK推しなようで、なるほどね、と思う。

   しかぁし! 1300万円ってなんだよっ!!!
 TKKの可搬式は、私が見てきた限りどの入札でも契約書でも他の文書でも1台1000万円だった。
 北海道の入札では、センシスが(てか代理店の沖電気が)約700万円で札を入れ、落札した(画像参照)。
 メルマガでレポートしてきたさいたま地裁の裁判では、センシスの恐るべき高性能ぶりが明らかになった。
 こりゃあ、TKKは少なくとも700万円に下げなきゃなぁ…。
 と思っていたら1300万円! どしたんだ!?

 すでに『ラジオライフ』で書いたが、三重県の入札はひどいものだった。最初っからTKKを購入すると決め、センシスは排除する、としか読めない仕様書だった。
 当然にTKKが(てか代理店のカナデンが)落札した、1000万円で。

 福井県はなぜ1300万円なのか。
 諸経費、定期点検費用も込みなのか。LSM-300を超える最新型、改良型なのか。いやどうもそういうことはないらしい。
 まだ分からないが、こんな妄想的仮説を立てることができる。
 センシスの“700万円攻勢”に対向して、
  ・三重県流の入札のときは今後1300万円でいく。
  ・センシスも参加させざるを得ないときは今後700万円でいく。
 あっちで損した300万円はこっちで取り返す作戦…。

 いっくらなんでもそんなえげつないことはしないだろ? でも三重県の入札は相当えげつないですょ。
 ま、全国の入札調書(入札結果がわかる文書)を集めれば、仮説の真偽が分かるでしょ。
 くっそ忙しいのにそんなことやってられねーよぅ、と文句を言いながら楽しくてしょーがない。だって私はマニアだもの(笑)。

 ←9月9日11時00分現在、週間INが120で3位~。

2019年9月 6日 (金)

東京地裁、特殊な事件番号

 東京地裁(東京地方裁判所)の本庁は、かつて事件数がめっちゃ多く、その頃に工夫したのだろう、事件番号が特殊だ。
 事件記録符号(地裁の通常第一審は「わ」)の前に、漢字を1文字加える。以下平成でいく。

  刑法犯  平成×年刑(わ)第×号
  特別法犯 平成×年特(わ)第×号
  合議事件 平成×年合(わ)第×号

 東京地裁の立川支部も含め他の地裁の通常第一審は、私が知る限り全事件こうだ。

  全事件  平成×年(わ)第×号

 東京地裁の本庁でも「平成×年(わ)第×号」となっていることがある。それは即決裁判手続きであることをあらわす。
 即決裁判手続きとは、

裁判官 「検察官、弁護人、双方ご異存なければ今日判決を…では5分ほど休廷して…」

Img_1247  とやるあれではない。刑事訴訟法の第5章に定められた特別な手続きだ。
 ざっくり言えば、こんなのどうせちゃちゃっと執行猶予で決まりだという事件について、被告人にもそうと認識させたうえで、あれこれ簡略化して省略して、だいたい20分かそこらでちゃちゃっと執行猶予判決まで終わらせてしまう裁判手続きだ。

 以上、メルマガでいちいち説明するのはめんどうだし本文が無駄に長くなるので、ここで解説した次第。
 メルマガ次号(第2303号)は韓国人男性の「出入国管理及び難民認定法違反」、これが即決裁判手続きなので。
 なんとも感動的な裁判だった。死ぬこと以外はかすり傷、ならぬ「嫌韓以外は反日だ」みたいな今の時期だが、韓国人男性と日本人女性の“地道な愛の日々”が浮かび上がり…。

 ←9月6日11時50分現在、週間INが70で3位。現時点までの1週間に7人の方が猫のバナーをぽちっと押してくれた、そういうことと解される。ありがとね~。

2019年9月 3日 (火)

鳩に餌くれて罰金10万円、たけーかなと

 鳩の餌やり、モンスター餌まき人の映像がテレビでよく報じられる。
 現時点で私は8400件事件以上の主に刑事裁判を傍聴している。テレビの事件報道を見るとだいたい「ああ、その種の事件は傍聴したっけ」となる。鳩の餌やりもそうだ。
 メルマガ第2058号「鳩のエサやり事件がついに法廷へ出てきた!」から、証人尋問が始まる前の「おいおい!」なこと等をすぱっと省き、一部だけ以下に転載しよう。もちろん著者(俺だよぅ)の承諾を得て。
 東京簡裁、罪名は「暴行」、被告人は50代半ばのタクシー運転手だ。なお、「被告人」とあるのはメディアがいう「被告」のこと。民事は原告vs被告、刑事は検察官vs被告人なのだが、メディアは必ず刑事も「被告」とする。

 事件が起こったのは昨年4月10日の朝、JR中野駅の北口のロータリー
 証人は中野区役所の職員で、まとめるとこんなことがあったのだそうだ。

証人   「北口の改札を出て…腰掛けて鳩にエサをやっていた…ヤメてください、ヤメないと写真撮りますよ…うるせーな、関係ねーだろ…注意して…鳩のエサを最後まであげたあと…歩き出した…私は(追って)声をかけ続けた…(被告人は)ふざけんな、とか何か言いながら…」

 そして証人は被告人から、頭部を「3回くらい」「殴られるというかひっぱたかれるというか」されたのだという。
 検察官は、叩いた手は左右どちらか、どんな動作で叩いたか、手のどの部分が証人の頭部のどの部分にどう当たったか、詳細に尋問していった。
 そのへんのことは員面、検面にがっちり固まっているはず。こういう尋問は、それら調書の内容を口頭で確認して証人尋問調書に記録する手続きといえる。
 こんな部分があった。

検察官 「被告人以外にも、鳩のエサやり…注意したことは…」
証人   「職務上、管理している場所なので、エサやり以外にも注意していました」
検察官 「悪態をつかれることも…」
証人   「もちろんあります。粘り強く説得するしかない…よほど悪質な人に対しては、警察の方の応援を依頼したり…あきらめるということはありません」

 なるほど。注意しても相手が退かない場合、引っ込めば相手は図に乗り、それを見ていた周囲の者も、なんだべつに平気なんだ、とかなるだろうからねぇ。

 10時42分、証人は傍聴席へ戻り、被告人質問が始まった。
 被告人質問は、私の傍聴ノート(B5サイズ)で7枚半になる。一部拾うと…。

弁護人 「(被害者から)注意されてどう思いましたか」
被告人 「うるせぇなぁ、といったような…」
弁護人 「(注意された後)エサはどうしましたか」
被告人 「残ってたんで全部まいちゃったと」

 暴行行為については…。

被告人 「しつこく寄ってくるんで、右手でふりほどいたってのは憶えてる…その行為が暴行っていうのかなって俺は思ってる…とりあえず、ぐだぐだ言ってくるもんだから手を振った…ちょっと指先が触ったと思う」

 裁判官の頭の中で、有罪の事実認定の文章がほぼ固まったろう(笑)。
 こんな話が出てきた。

弁護人 「どのような処分を予想していましたか」
被告人 「とりあえず、鳩のエサ…1万か2万の罰金だったらいいかなって」

 しょぼい交通違反じゃあるまいし、暴行の罰金が1万円や2万円のはずがない。

弁護人 「実際、どうなりましたか」
被告人 「10万だと思います(裁判所から支払命令が)きたのは…鳩にエサくれて10万の罰金、たけーかなと、ちょっと不服…電話かけたんだ」

 略式に応じて罰金10万円の支払命令を受け、不服があると正式裁判を被告人から請求した、そういうことかと推認できる。

 どこの駅前もだいたい、エサやりが禁じられており、中野駅北口も禁止されていることを、被告人は知っていたんだという。
 なのになぜエサやりをしたのか。

被告人 「毎日(エサを)やってる人、3~4人いるのでまぁ大丈夫かなと…動物に癒やされる…慣れてくると手に乗ってくる鳩もいるんで、かわいい…ま、めっかって注意されたらよせばいいかなと…110円のムスビ(おにぎり)買って少しほぐしてやってたんで…残りを早めにまいて逃げればもう終わるかなって」
検察官 「駅前はなぜエサやりが禁止か分かりますか」
被告人 「まぁ、とにかく汚れるからってのが」
検察官 「汚れるし、病気が発生するかもしれない」
被告人 「分かります」
検察官 「大量の鳩に嫌悪を感じる人もいると」
被告人 「うーん、うちは群馬の農家…牛も飼ってたんで…ほこりがたっても…微量な細菌が肺に入って免疫力が上がる…微量…接してないと人間力が下がってしまう…」

 人間力ねぇ! なるほど、おきれいでスマートなIT社会へ進むにつれ人間力は下がっていくのかも。


 

 求刑も判決も傍聴した。求刑は略式と同じ罰金10万円。判決はなんと罰金8万円だった。略式に応じなければ不起訴(起訴猶予)で終わる事案だったからか。
 いちおう説明しておくと、「正式な手続きの裁判を受けられることも分かりましたが略式でけっこうです」旨の承諾の署名押印を本人がしなければ略式の処理はできない。その署名押印をすれば原則必ず相場どおりの罰金刑になる。
 署名押印をしなければ、検察官は公判請求(正式な裁判への起訴)か不起訴かどっちか決めることになる。

 ←9月3日9時30分現在、週間INが70で3位~。

2019年9月 2日 (月)

性犯罪のデータ

 以下は9月1日付け朝日新聞、の一部。

19歳以下の性被害相談、加害者の4分の1が家族・親族
 被害相談を24時間365日受けてきた「性暴力救援センター・東京(SARC東京)」が、被害者が19歳以下の電話相談を初めて分析した。加害者が家族関係者という人が4分の1を占め、身近な人からの性被害の多さが浮かび上がった。

 SARC東京が受けた被害相談ではそういうデータだったのだろう。
 それとは全く別に、警察庁の犯罪統計に「罪種別 被疑者と被害者との関係別 検挙件数」というデータがある。
 仕事場のファイルに綴じれられている最新は2016年分だ。そこから「強姦」のデータを拾ってみる。

 実父母      1件
 配偶者      3件(うち女性が3件)
 実子      13件
 養子      24件
 継子      13件
 兄弟姉妹     2件
 その他の親族  15件
 知人友人   266件
 職場関係者   80件
 その他    111件
 面識なし   398件

190620_20190902232801  「面識なし」がいちばん多い。駅前やコンビニで好みの女性を物色して尾行する、ということをくり返し、ある女性がたとえばスマホに夢中だとか無防備そうだと、人気(ひとけ)のない場所で背後から首に腕を回して「殺すぞ」とか脅し、拉致して駐車場など連れ込み…というパターンや、深夜に無施錠のドアや窓から侵入して…といったパターンなのだろう。  ※画像はある電車内の監視カメラ(通称防犯カメラ)。真ん中にあるのは中吊り広告だ。

 裁判傍聴を深めるために私は、東京地検の「被疑事件罪名別月表」というのを情報公開法によりゲットし続けている。
 ファイルに綴じられている最新は2015年8月だ。そんなはずはない。もっと新しいのをゲットしたはず。仕事場のどこかに埋もれているんじゃないか。
 2015年8月の「強姦」と「準強姦」を見てみよう。 ※「準強姦」とは具体的にいえば父親や医師や教師やマッサージ師などによる強姦や、強い酒または薬物入りの飲料を飲ませての強姦などだ。2017年7月13日から刑法が変更され強姦」は「強制性交等」で裁かれることになった。親告罪の規定は廃止された。

            強姦  準強姦
 公判請求       8人  2人
 不起訴        7人  7人
 (うち嫌疑不十分)  0人  1人
 (うち親告罪の取消) 5人  2人
 (うち時効)     1人  5人

 2015年8月の1カ月間で東京地検はそんな決済をしたってことだ。
 なぬ、公判請求されたあとの有罪、無罪、有罪の場合の量刑についても知りたい?
 はは~、元俳優の新井浩文さん(芸名)の事件のことですね? そっちは最高裁のデータになるが、私のほうがもう時間切れだ。原稿執筆に戻らねば!

 いちおう言っておくと、交通事件以外で私が初めて傍聴した無罪は「強姦未遂」だった、かな、定かじゃない。2007年のことで、当ブログでちらっと書いた。
 新井浩文さんの事件は、仮に真実は無罪が相当としても、裁判的には有罪じゃないかと私は読む。なぜなら、性犯罪について無罪を連発したとかで裁判所は批判されているから。
 裁判の究極の目的は司法(国家)の威信、それを護ることで得られる治安、秩序であり、無罪を有罪とすることなど司法(国家)にとっては屁でもない、というのが事件数で8400件以上を傍聴してきての私の見立てなので。

 ←9月2日23時00分現在、週間INが70で3位~。

« 2019年8月 | トップページ | 2019年10月 »