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2020年1月19日 (日)

「自殺で償う」と被告人が言ったら!

 メルマガ次号は「強制わいせつ致傷、強姦未遂(変更後の訴因 強姦致傷)、傷害」の控訴審判決をレポートしよう、何年も前の傍聴なので、もしやレポート済みか? と過去記事を当たってみた。

 そうして、近い日に傍聴したとんでもないシーンを見つけた。当時、ニュースでもワイドショーでもかなり取り上げられた、死傷者多数のとんでもない「危険運転致死傷」だ。

 メルマガ第1877号に、被告人の最終陳述としてこんなことが書かれている。メモしきれなかったところを「…」でつないでいる。

被告人 「皆さんが連盟で、私に自殺してほしいと書いていただければ、自殺をいたしますので、ちゃんと書面で、弁護士に渡してください。一度、自殺を…失敗して虎ノ門病院へ運ばれました…僕が自殺したところで、皆様の胸のつかえがおりるとは思いませんが…母が悲しむことと、1億円以上の補償金をもらうこととあわせれば、まぁ、帳消しになるかなということで…書いていただければ」

 この最終陳述がどう報じられているか、当時の私はネットで報道を次々見てみた。自殺云々(うんぬん)についての報道はどうにも見つけられなかった。

 記者は書いたが、デスクが削除したのか。あるいはそもそも記者がメモしなかったのか。
 まぁね、一般国民に対しこの最終陳述を当時報じたら、世間は大変なことになったろう。その番組、その新聞は耐えられない、事件自体のひどさだけで十分、よけいなことに手を出すな、という判断だったのかな。分かんないけど。

 関連して、いつも私は思うのだ。
 被告人が慰謝の措置をとっておらず遺族感情は最悪、だけども裁判的には執行猶予で決まり、という事件はよくある。
 「自分は長い刑務所暮らしで償います。どうぞ実刑にしてください」と言いだす被告人が現れるんじゃないか。

 被害女性が「一生、刑務所から出ないでほしい」という鬼畜性犯罪はある。しかしだいたい数年の実刑が科される。10年を超えるのは希(まれ)だ。
 「自分は一生刑務所で反省します。少なくとも20年は必要です。どうぞ20年以上の懲役刑にしてください」と言いだす被告人が現れるんじゃないか。

 被告人が何を言おうが量刑相場は変わらない。ある程度の幅はあるが、被告人の最終陳述のせいで執行猶予が実刑になるとか、懲役刑が何年も増えるとか、んなこたあり得ない。それが裁判なのだ。

 そんな視点も持ちつつ私は裁判傍聴マニアを続け、メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」でレポートし続けている、という話だ。
 さぁ、急ぎ次号を書かねば。じゃねっ。

 ←1月19日21時40分現在、週間INが90で3~。

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