懲役4月、司法の良心!
クレプトマニアの女性に対し家令和典裁判官が懲役4月の判決を言い渡したと、3月3日、東京地裁にいたマニア氏からメールあり。
翌4日、朝日新聞が「独自」としてこう報じた。以下は一部だ。
保釈中の万引き、異例の減刑 窃盗症による心神耗弱認定
万引き事件の保釈中に再び万引きをしたとして窃盗罪に問われた無職の女(53)に対し、東京地裁は3日、懲役4カ月(求刑懲役1年6カ月)の判決を言い渡した。家令和典裁判官は女が犯行時、重度の「窃盗症」(クレプトマニア)による心神耗弱状態にあったと認め、減刑する異例の判断を示した。
マニア氏のメールには被告人氏名があった。私はぶっ飛んだね。
メルマガ第2156号「骨格標本のような万引き病女性、22kg!」でレポートしたあの女性ではないか!
勾留中に体重が22キロまで落ち、救急搬送されたのだそうだ。
ヘアも、黒を基調とした服装もお洒落なのだが、顔は骸骨、体躯(たいく)は骨格標本というか。「ガリ痩せっ! よく生きてるねっ!」と私は傍聴ノートに書いた。
万引きで執行猶予判決 → その執行猶予中に万引き → 懲役10月(求刑1年6月。※これを私は傍聴した) → 控訴 → 控訴棄却 → 上告。
その上告中にまた万引きしたのが今回の事件なのだ。
懲役4月は、異例どころか前代未聞のはず。私が知る限り、最高に下げても懲役8月だ。
滅多に見られない、精一杯の「司法の良心」を、マニア氏と朝日新聞の記者、根津弥さんは目撃したわけだ。
朝日新聞の記事には赤い文字で「独自」とある。裁判所内で林大悟弁護士を見かけて傍聴してみたら、とかいうことかもしれない。
なんであれ、記者発表を垂れ流すのではなく独自に取材し、記事を打つ。素晴らしい! 「弥」1文字はどう読むのだろう。わたるさん?
※ 新型コロナウイルス(COVID-19)でみなさん家飲みへ移行したのか、安い酎ハイが消えているスーパーもあった。
画像は、ある日の私の家飲みの酒肴(というか夕食)だ。鰹のたたき、ほうれん草のごまかけ、鯖の竜田揚げ、白菜の漬け物、すき焼き煮、しめ鯖、わかめときうりの酢の物。鯖の味噌煮と鰯の甘辛煮。全部は食べきれず、少し翌日の酒肴になった。
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