アベノ検事長の賭博、「レートはピン」とは
麻雀をきっぱりヤメて20年ぐらいになる。だんだんと思い出した。
「レートはピン」「1000点100円」なんて言われるが、それだけの麻雀を私は打ったことがない。
普通は「ピンのワンツー」といって、ラス(4着)が1着(トップ)に2000円を、3着が2着に1000円を払うのだ。
2万5000点持ちの3万点返しなので、持ち点がすっからかん(箱テン)になると、3000円+2000円=5000円の払いになる。
ほか、リーチ1発で上がるとご祝儀があったりする。ご祝儀は、歌舞伎町のフリー雀荘では500円だったか。リーチ1発ツモなら3人から500円ずつ、合計1500円。おいしい。
裏ドラ1枚につきご祝儀があったりもする。リーチ1発ツモ、裏ドラ3枚だと、大変な稼ぎになる。役満にもご祝儀がある。
だから、ピンの麻雀はそれなりに金が動くのだ。
そういうこと全部抜かして「レートはピン」「1000点100円」とだけ報道されているらしいことに、偉そうで申し訳ないが、浅いなぁというものを感じる。
浅いといえば日々の犯罪報道だ。深けりゃいいってもんじゃないと思うが、それにしても…。法廷に出てくる事実とぜんぜん違うことも少なくない。そんな報道をもとにネットは踊る(躍る)。
私の専門ジャンルでいえば「新たな速度違反自動取締装置」、新型オービスもばりばりそうだ。ネットでは「移動オービス」「移動式オービス」と呼ばれている。呼称問題についてはここで書いた。
けど、もう慣れた。報道は報道、ネットはネット、私は私だ。
そんなわけでメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」、5月は以下の11号を発行した。
第2414号 目黒駅前の路上で、傘で「目の近く」を突き失明させた事件!
昨年7月に大報道された事件をたまたま傍聴。報道やネットは如何に表面的で浅いか、法廷で痛感することが多い。この事件はまさにそれだった!
第2413号 特殊詐欺の受け出し子、職業は「俳優です」ときっぱり!
俳優を目指して劇団で頑張っていた若者が、金銭に窮して高収入のアルバイトをネットで検索、特殊詐欺の受け出し子に。それで窮状を乗り切って俳優として成功しても、高齢者を騙して刑務所へ行った過去は必ず…。
第2412号 法廷で刑務官の頬を刺す等した男、東京高裁でその控訴審!
法廷で、検察庁の調べ室で、刑務所で、常軌を逸して暴れた男は、中学生のときからシンナーをやり、覚せい剤をやり、薬物性精神病なのだという。コロナ下の裁判所でどんな厳重警備が行われるのか、それを見たくて傍聴に出かけ…。
第2411号 モノレール車内でマスクせず咳、注意されて殴った事件!
日本も世界も新型コロナで大変、非常事態宣言が日本はまだだった時期、通勤の東京モノレール車内で、マスクなしで咳を数回。近くの乗客から注意され、口論になり殴った。法廷で被告人は、マスクなしの理由を尋ねられ…。
以下の3号は5月18日にお知らせした。
第2410号 原判決破棄、懲役3月、傍聴人に聞かせたくない説明とは?
第2409号 名誉毀損の被害を警察へ届け、強制わいせつの被告人に!
第2408号 死体遺棄事件、お母さんは大好きな息子の腕の中で死んだ
以下の3号は5月12日にお知らせした。
第2407号 「恩は恩だから返すべき」と被害女子、被告人は泣いた!
第2406号 オレオレ詐欺の受け子、私が弁護人ならこう弁護するのにっ!
以下の2号は5月8日にお知らせした。
第2405号 服役前科2犯の受け子、調書の罠に気づかなかった理由は?
第2404号 24歳男子、服役前科2犯、出所後またオレオレの受け子を
いま購読登録すると、以上11号がどっと送信される。そして月末まであと2号が順次送信される。いつも月初と月末の購読登録がよくある。ありがたいことです。
次号は第2414号の続きだ。あれはそんな事件だったのか! と驚きますよ。閉廷際に起こったことにも!
画像は日比谷公園で見つけたサクランボ。鳥に食べられてないってことはマズイのか? 食べてみた。やっぱり~。でも飲み込めないほどじゃなかった。以前、口に入れた瞬間吐き出したこともある。そうしてみると、山形のサクランボとか、あのおいしさは奇跡だと思う。
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