大麻取締法と味噌醤油取締法
9月10日(木)13時15分から「特別公務員暴行陵虐」の期日があるとマニア氏から教わった。
「DNA採取偽り、女性の口に綿棒 「見たい性癖」巡査長免職―警視庁」と今年1月19日付け時事通信。この事件である。ま、当然といえば当然だけども、メディア報道(=警察の逮捕発表の一部)に出ない話が出てきた。
偶然、隣の法廷にあの「大麻取締法違反」の新件を見つけた。14時30分からだった。傍聴した。
「小笠原・母島で大麻栽培か、男2人を逮捕 島民情報で発覚」と今年6月19日付け産経新聞。この事件である。
同記事には「乾燥大麻約1500グラム(末端価格約900万円)」とあるが、被告人を責めるのが仕事の検察官はそんなことぜんぜん言わなかった。どうも誤報だったらしい。
んなことより、大麻の裁判ってのはほんと、くっだらない儀式だと思う。
理由は? 最近見つけたものでは、武田邦彦さんの2016年5月20日付けYouTube「誰も読んでいないのでは無いか? 大麻」が分かりやすい。是非ご覧いただきたい。
大麻がある程度解禁されれば、製薬産業には脅威となるはず。酒も煙草もだいぶ売り上げを落とすはず。イコール、天下りと政治献金がダメージを受ける。日本ではそれはダメ絶対だめ!!!
全世界がほぼ解禁し、全世界から問題視されるまで、日本は医療大麻すら明文で禁止し続けるんだろうと、まぁ普通には予想できる。
以上2つの事件、近々メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」でレポートしよう。9月はすでに以下の4号を発行した。
第2459号 カッときたら加減が分からなくなる、おっさんはまた刑務所へ
包丁で相手の体の枢要部を深々と何度も刺しておいて「殺すつもりはなかった」と言う殺人犯がいるが、あれはあれで本心なのかも。ということを今回の傍聴から思った次第。
第2458号 特殊詐欺犯と色情犯、重い判決を食らってまたやった!
特殊詐欺、詐取金を奪って逃げた者を捕まえ監禁して…という事件。もう1件、路上で若い女性を背後から襲って胸をもんだ事件。どっちも数年前に重い判決を受けているのだった。なんでまたやったのか。
以下の2号は9月5日にお知らせした。
第2457号 69歳、前科27犯、キャバクラで暴れ、留置場の風呂場で暴れ
第2456号 実母が築き上げた資産を食いつぶして万引き老人に
いま購読登録すると以上4号がどどっと送信される。そして9月末まで9号が順次送信される。初月無料だ。
ところで、私が漫画原作者を目指していた頃なら「味噌醤油取締法」をネタに話をつくるね。 たいていの法律は第1条に目的が掲げられているが、「味噌醤油取締法」は「大麻取締法」と同様、目的がない。どんな法益を守ろうとするのか、ない。
味噌と醤油の定義や禁止事項、罰則があるだけ。禁止して捕まえて刑罰を食らわすための法律なのだ。
でもって…。
味噌も醤油も高度な依存性がある。一度使うとまた使いたくなってしまう。
(毎日大量に窃取した場合は)健康を害する場合がある。(醤油1升を一気飲みすると)死に至る場合さえある。
禁止調味料であり闇組織が密売している。「暴力団」の資金源になっている。
闇組織にすれば味噌や醤油は嵩張(かさば)るし、自家製造する一般人もいて、利益が薄い。じつは依存性もない。
そこで、密売ついでに覚醒罪へ誘う。味噌醤油はゲートウエイドラッグである!
味噌醤油、ダメ絶対だめ!
「くだらない。普通に使うぶんには何ら問題ない。やっぱシメサバは醤油でしょ」
そんな人がぽつぽついて、たまに芸能人が逮捕されるとみんなで大騒ぎ…。どうですかね(笑)。
画像は懐かしい究極の居酒屋「昭和」の酒肴だ。シメサバとマグロ、この1皿は240円だっけ。
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