被告人らの実名を匿名掲示板に大量にさらし続ける匿名者
メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」は、新年初号でこういう事件をご報告した。
第2500号 女子校時代のイジメがらみの民事裁判、当事者らの実名を匿名でさらす卑怯者!
お洒落なお嬢さんたちがどんどん法廷へ入っていく…なんだっ? 傍聴してみた。うわぁ、な事件だった。帰宅後、当事者の氏名でネット検索してみた。とんでもないものがヒットした。いずれヤバイ事件になるんじゃないか。
主に東京簡裁、東京地裁、東京高裁の、裁判所で誰でも閲覧できる開廷表、そこに記載された情報を大量に丹念に書き写し続け、匿名掲示板に大量に執拗に、被告人氏名(フルネーム)も含めてさらし続ける匿名者がいる。
民事は事件数があまりに多いせいか、すべてはさらしていない。観察すると、原告または被告が女性氏名の場合に、よくさらしているようだ。驚いたことに、離婚等の訴訟の原告&被告の氏名(姓は同じ)までさらしている。
今どき、名刺を交換すれば、また相手のフルネームを知れば、ネットで検索してみる人は少なくないだろう。雇用や婚姻のときなど、検索してみる人は多いんじゃないか。
私は、自分が傍聴した裁判の被告人氏名でかならずネット検索する。
逮捕報道はなく、SNSや企業等のWebサイトしかヒットしないのに、あるいはそういうヒットは一切ないのに、唐突にその匿名掲示板がヒットする、ということがよくある。
犯罪で裁判にかけられたことが、また離婚訴訟をしたことなどが、全国に知られてしまう。
その匿名掲示板に自分のフルネームを発見した被告人、原告、被告は、いったいどう思うだろう。
私の個人的意見としては、あれはひどすぎると私は思う。
当該匿名者は、正義の行為のつもりなのかもしれない。
どんな形でか、今年中に弾けるんじゃないかと。とりあえずそこまでとさせてもらいます。
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