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2021年2月24日 (水)

目的が正しければ署名偽造も霊感商法も虐殺も良いことだ?

 2019年1月9日、私は当ブログに「警察官の小遣い稼ぎ、西日本新聞は!」という記事を書いた。普通考えられないすっごいスクープを西日本新聞は打ったのだ。
 記者クラブメディアについてブログ記事に私はこう書いた。

 今のままではどこも衰退一直線。西日本新聞はそっちへ舵を切ったのか。すなわち、官庁発表に頼らず、社会の問題を自ら見つけて掘り起こして正確に深く報じるジャーナリズムへと。もしそうなら素晴らしい! 注目だ!

 そうして今回、2021年2月21日、西日本新聞は、例の偽造署名に係る一連の記事の1本として、こんな記事を打った。以下はその一部だ。

署名偽造「許可得て代筆」 スタッフ正当化 書き写しの男性証言
 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動中に多数のアルバイトが佐賀市内で署名を偽造していた問題で、参加していた福岡県内の男性2人が西日本新聞の取材に応じ、愛知県民の名簿書き写しについて新たに証言した。「これ(書き写し)は知事を辞めさせるためのもので、良いことだ」などとスタッフが説明。口外しないように誓約書も書かされたという。

 「これ(書き写し)は知事を辞めさせるためのもので、良いことだ」という部分、嗚呼! 30年ほど前のことが私の脳裏によみがえった。

 1987年12月30日初版1刷りの『インサイド・ザ・リーグ』という本がある。副題は「世界をおおうテロ・ネットワーク」だ。リーグとはWACL、つづりは World Anti Communist League だっけ。世界反共連盟だ。
 冒頭、「監修者はしがき」にこんな部分がある。

 1966年、韓国と台湾の政府首脳と日本の2人の元戦犯、それに特異な宗教団体・統一教会を主催する文鮮明師の5人が主たる組織者だったと、著者たちは指摘している。

 その頃、統一教会の「霊感商法」が社会問題になっていた。同書を読んだ直後だったか、私は女性信者と2人きりで話したことがある。
 霊感商法で集めた資金の一部が中南米の反共テロリストへ流れているって本当ですか? 意外にも女性は否定しなかった。コミュニストは悪い、やっつけねば、という趣旨のことを言った。
 そして、神様の正しい目的のためにはうそで騙して金を集めることは許される、良いことだ、という趣旨のことを言った。
 嗚呼、カルトってこうなんだ! とショックを受けた記憶がよみがえったわけ。

 そんなこともありつつメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」は、2月は以下の7号を発行した。

第2514号 弟が殺されその腐乱死体を妹と確認、この世のものとは思えない腐敗臭に
 統合失調症でうつ病で不眠症で便秘でアルコール依存の男が、表題のことを淡々と語るのだった。もう1人、幼いとき両親に捨てられ施設で育ち、15歳でようやく戸籍を取得できた男は…。

第2513号 オリンピック種目のスポーツ団体理事の、被害者特定事項が秘匿決定の事件
 スポーツの世界は指導者絶対、男根主義みたいなところがあり、闇に埋もれたことがいっぱいあるのかな、と感じさせる…。 プラス、『ドクターX』などに出演経歴があるという俳優君の…。

 以下の2号は2月17日にお知らせした

第2512号 「私はコロナだ」で偽計業務妨害、匿名警察と自白強要がつくった犯罪か
第2511号 法定刑を超える違法求刑、違法判決、なんと私はそれを傍聴していた!

 以下の3号は2月12日にお知らせした。

第2510号 警視庁職員のひき逃げ事件を傍聴、実況見分がじつに不可解、まさか無罪?
第2509号 サービスデザイン推進協議会にすべて委託、100万円の給付は電通ワークスが
第2508号 芸能人のストーカーもYouTuberも実刑判決、でもネット検索ではヒットなし

2102231-2  いま購読登録すると以上7号がどどっと送信される。そして月末まであと1号が送信される。そこまで無料だ。
 年度末なせいか3月はすでに傍聴予定がいっぱいある。どうしても傍聴したい濃い事件ばかりだ。困った困ったと嘆きつつ今年度も過ぎ去るのだ。そして桜が咲き…。

※ 画像は最近のリモート飲みの酒肴。ナス焼きの生姜のせ、ワカメときうりの酢の物、蒸しブロッコりの茎添え、うなぎの蒲焼き、半額のヤキトリ(鶏皮)を串から外してフライパンであぶったやつ。やっすい鶏皮もあぶると旨い!

 うなぎは、“外飲み、したつもり貯金”というか、そんなことで思い切ってスーパーで買ったのだ。裏切り者? どうか許してほしい。関東風に蒸すことなく、皮がぐにぐに固いやつだった。私はそっちが大好き。奥歯でじっくり噛みつぶし磨りつぶす間、うなぎ独特の風味を感じられる、幸せだ。

 ←2月24日20時50分現在、週間INが60で3位。

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