傍聴席に死す/Death in court/Morte a prova
急死は素晴らしいと言う向きもある。
惚けて徘徊したり、火の始末ができず火事を出したり、あるいは長く入院や介護が必要になっては、家族はたいへんだから。
私の夢というか目標は、裁判の傍聴席で死ぬことだ。
そう女房殿に言ったところ、鼻で笑われるかと思いきや、拍手喝采を受けた。
入院も介護もなし、最初の対応は国家公務員がやってくれる、こんな素晴らしい死に方はないのだそうだ。
裁判所の館内放送から突然、グスタフ・マーラーの交響曲第5番アダージォが流れてきたら、嗚呼、今井の野郎、今まさに天へ召された、または虚空へ溶けたのだなと見送ってほしい。
トーマス・マン原作、ルキノ・ヴィスコンティ監督、『傍聴席に死す/Death in court/Morte a prova』。至高の刑事裁判に魅せられた傍聴家の苦悩と恍惚! 何言ってっか分っかんねーよっ(笑)。
以上、メルマガ第2497号「日本堤のマンションの一室で産まれ、母親以外を知らず3カ月で消えた命」の編集後記より。その事件、実名報道されてネットでは“匿名正義団”によりぼろくそ叩かれているけれども、じつは悲しい哀しい事件なのだった。合掌。
※ 画像はマニア氏からの頂き物。なんだか分かります? レーザーを用いた装置なのだ!
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