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2021年4月11日 (日)

5円の駄菓子屋の娘さんは

 私が小学校低学年の頃、なんでも5円の駄菓子屋があった。
 なめると文字が浮き出るくじがあった。外れは「スカ」だった。スカとはどういう意味か考えもしなかった。

210321-2  湿って腐って崩れそうな古い古い木造家屋、の一部がその駄菓子屋だった。
 奥の居室が少し見えた。薄暗くて天井が低かった。
 制服のままときどき店番をしていた高校生の娘さんは、老夫婦の孫だったのか、いつしかおなかが大きくなった。
 おなかがぱんぱんに大きくなった娘さんが、低い天井の薄暗い居室にじっと座っているシーンが、今も私の記憶にある。
 誰に妊娠させられたのか、老夫婦ともめる場面を一度だけ見たような、昭和の遠い記憶だ。

 やがて娘さんの姿は消えた。子どもを産み、どこかへ行ったのだ。いったいどこへ。
 あのときの子は今、50歳代後半か。どこでどう生きているのだろう。大した人物になってたりして。じつは私とどこかですれ違っている、言葉を交わしている、その可能性はあるよね。

※ 画像は島尾敏雄さんの『南国通信』。古書店で100円で買った。昭和51年初版、だから1976年、オービスⅢLが始めて登場した年だ。島尾さんは特攻隊の隊長だったのだ。早く原稿を仕上げて読みたい。

 ←4月11日0時00分現在、週間INが70で2位。

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