東京地裁に団体さんが現れた!
新型コロナで緊急事態宣言が初めて出たのは、昨年4月だっけ?
私が見てきた限りでは、あの瞬間から、団体さんが姿を消した!
10~20人程度から200数十人規模まで、すべての団体さんが姿を消したのである。
傍聴人はほとんどが一匹狼のマニア諸氏だけとなった。すみません、東京地裁の話です。
コロナdistanceで傍聴席は半分に(当初は3分の1に)なったが、団体さんが姿を消したのは大きい。傍聴はずいぶん楽になった。
ところが、私が初めて目撃したのは今週、6月28日(月)、何度目かの非常事態宣言が解除された翌日だ、ついに団体さんが現れた、しかも2団体も!
小グループに分かれた団体さん8人(主に女子学生+引率のお姉さん)が傍聴席10席の法廷に入り、あと2席は私と別のマニア氏が埋め、満席に。
弁護人とともに開廷ぎりぎりにやってきた被告人の家族ら4人が入れず…。
傍聴人が押し寄せて家族等が座れない(=傍聴できない)ってのは、昔から東京地裁の「あるある」だ。
弁護人が裁判所に対し、家族等のために特別傍聴席(取置席)を求めておけばいい。あるいは、「遅くとも30分前には来てくださいね」と言っておけばいい、のだがしかし、そこまで気が回る弁護人は滅多にいない。
そうして今は、くり返すがコロナdistanceで傍聴席が半分になっている。今後、大変なことになりそうだ。
家族等は、
「関係ない他人がなんでこんな押し寄せるんだ。関係ない奴らが席を占め、家族が入れないってどういうことだ! 予備椅子は出さない、立ち見もダメ、何なんだ!」
という思いが強いようだ。おとなしい家族ばかりじゃない。いずれトラブルになるんじゃないか。
そのとき裁判所が責任を逃れるために、東京地裁のWebサイトのトップに「傍聴席の争奪戦争には厳しいものがあります」とか何とか、掲げておくがよろしかろうと私は思います。
なーんて心配してあげつつメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」、6月は以下の8号を発行した。
第2550号 「ガラケー女」とデマ拡散の民事訴訟、被告は有名YouTuberらしい件
有名YouTuberって誰? という好奇心で購読しても無駄です。何も分からずちっとも面白くなくて腹が立つだけです。どうか購読しないでください。ギャグじゃないですって(笑)。
以下の4号は6月29日にお知らせした。
第2549号 電車内痴漢、逆転有罪。有実が無罪に、無実が有罪に、いっぱいあるのかも
第2548号 人気ヒップホップのメンバー、法廷で大麻取締法をディスるのか!?
第2547号 闇バイトの強盗団、その奥がどうなっているのか、垣間見えた!
第2546号 とうとう傍聴した、可搬式オービス、TKKのLSM-300の否認裁判を!!!
以下の2号は6月15日にお知らせした。
第2545号 珍しい「住居不退去」、裁判官から何度注意されても淡々と長々と…
第2544号 井下田裁判官がミスった事件、なぜか双方控訴の控訴審を傍聴した
以下の2号は6月8日にお知らせした。
第2543号 執行猶予中に別件で起訴状の送達を受け「出奔」、6年以上も…!
第2542号 SEALDsの女性らに対する中傷裁判、なぜか被告(中傷した側)だけが匿名
以上9号はバックナンバーの扱いとなる。すなわち、1カ月分、9号ぜんぶで税込み110円となる。投げ売り、見切り品の値段だ。 ←なんだそれ、お前は自分の心配をしてろぃ。👊
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