踏切事故の死亡男性から財布を盗んだ男は
いろんなスタイルがあると思う。
私の場合、狙いの事件がある日だけ裁判所へ行き、行ったからには狙いじゃなくてもあれこれ傍聴するスタイルだ。そうして心に染みる事件に遭遇することが多い。
そのスタイルを保てるのは、ひとえに東京地裁の事件数が多いからだろう。
検察が起訴(公判請求)をすれば原則必ず、簡裁か地裁の法廷へ出てくる。
2020年の法務省の統計、「検察庁別 被疑事件の受理,既済及び未済の人員 」によれば、東京地検本庁(東京地裁本庁に対応)の公判請求の人員は8503人、全国一だ。2位は大阪地検本庁(大阪地裁本庁に対応)の5570人だ。
このデータ、区検(簡裁に対応)が興味深い。東京区検の公判請求は752人、対して大阪区検はなんと2人、どないなっとんねーん!
とか叫びつつ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」、10月は以下の3号を発行した。
第2579号 交通事故の被告人は89歳の弁護士、ブレーキとアクセルを踏み間違え
事故直後には認めていたのに、コンビニの監視カメラや自車のドラレコ録画に反して、法廷では否認…。旧通産省工業技術院の元院長によるあの暴走事故を思い出してしまった。
第2578号 踏切事故で死亡の男性から財布を盗んだと逮捕された男は7年前にも?
投げやりで後ろ向き、人生を投げてしまったような男は「落としておいてあったんで、そこまで罪悪感、なかった」と…。
第2577号 妻が脳梗塞で入院し夫はひき逃げ、哀しい偽装結婚、ヤクザ系ラッパー
興味深い裁判を次々傍聴できるのは、ひとえに東京地裁は事件数(開廷)が多いから。大阪と比較してみたら…。
いま購読登録するとすぐこれらが送信される。そして10月末まであと6号が順次送信される。
今月は、狙いの事件で手帳がだいぶ埋まっている。被告人は元警察官、元箱根駅伝選手、弁護士、有名芸能人の夫、有名な半グレ、大谷翔平選手に関わるアーティスト、元銀座の歯科女医等々。あと、大金を持ってホストクラブへ行く途中の若い女性を襲った事件等々。
10月11日(月)は「裁判傍聴ノススメ2021」にお声がけいただいた。大変だ!
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