著名アーティストの発信者情報開示請求
裁判所(東京高地簡裁合同庁舎)内をうろうろするうち、東京地裁民事の法廷に「発信者情報開示請求」というおなじみの事件名を見つけた。
原告の氏名でスマホ検索してみた。
ヒットあり。たぶん間違いなく著名なアーティストだ。誹謗中傷、名誉毀損の食いつき魔の被害をこうむったのかな?
ネットで話題になってるかも。別のワードとあわせてさらに検索してみた。
ヒットあり。その氏名を仮に今井亮一とするなら「今井亮一×裁判の噂って!?」と題するサイトがあった。
ネットの人たちはネットから一歩も出ず噂に右往左往し、結局何もつかめない、ということがよくあると、裁判所内から思える。傍聴してみようかな。
しかし同時刻に刑事のほうで重要事件があり、パスした。
帰宅して、パソコンでも検索、上記「今井亮一×裁判の噂って!?」のサイトをよく見てみた。
ずがーん! なんだこれっ!
ずらずら長々あれこれ書き連ねているが、中身はなんもナシ。「噂」の「う」の字もないどころか、「う」の字の1画目のあの部分すらない。
まったく完全に、著名人の氏名に「×裁判の噂って!?」を組み合わせただけなのだ。
検索ヒット、pageview、広告費を稼ぐだけのサイト、かと思われる。
そんな商売、てか内職もあるんやねえ!
そのサイトに、怪しいバナーがあった。右の画像はその部分のスクリーンショットだ。
クリックするとどこかへ飛ぶようになっている。リンク先を調べてみた。
リンク先URLの一部は「ThFgXdnt5dhUCWxm1」だ。もろ詐欺サイトでしょ! と私は思う。
売れないお笑い芸人さんとか、地下アイドルを目指してくすぶってるお嬢さんとか、「5万円おいしいかもっ」とクリックしたが最後、なんだかんだで金を払わされ、「あなたからの裏話で訴えられた。大変だ。裁判を取り下げてもらうにはとりあえず100万円が必要だ」とかなんとか…私の妄想は止まらないっ(笑)。
私が文部科学省大臣に就任した暁には、遅くとも中学1年生から、「ネットは犯罪者らと誹謗中傷の匿名者らの巣窟だぁ!」という授業を少なくとも毎週1時限やらせてもらいたい。
社会はだいぶ変わるんじゃないかと思うんだけど、ダメっすかね~。💦
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