強制わいせつ犯の手口、基本中の基本
「マンションでオートロックすり抜けわいせつか 27歳男逮捕」と4月8日付け日テレnews。画像はそのスクリーンショットだ。
こんな部分がある。
深夜に女性を見つけてあとをつけると…
夜遅くに駅の改札から出てくる女性、また帰宅途中にコンビニに立ち寄る女性、を物色し、尾行する、これは色情犯(そのうち強制わいせつ犯、強制性交等犯)の基本中の基本だ。
物色して、好みの女性、狙いやすそうな女性を見つけると、尾行する。
多くの場合、人気(ひとけ)がなくなったところで、背後から襲う。
途中で襲えず(襲わず)マンション、アパートまで尾行することもある。
その場合、エレベーターや共用部分で襲うか、女性が自室のドアを開けたところを襲って中へ入り…。
あるいは、その日は襲わず、準備して後日…。
そんな男が普通にごろごろいると、裁判傍聴マニアはようく知っている。
検察官、裁判官は、私なんかよりずっとご存知だろう。
だが、検察官、裁判官が女性たちに「これこれに気をつけましょう」と呼びかけることはない。
彼らは、出てきた事件を滞りなく有罪(相場どおりの刑)にすることだけがお役目なのだ。これもひとつの縦割り行政といえる。
傍聴マニアでもある私は、しばしば発信し、注意を呼びかける。
しかし私の影響力など微々たるものだ。
かくして、同じパターンの犯罪が行われ続け、同じパターンの犯罪被害が生まれ続ける。
バカボン氏のパパ氏は言うだろうか、これでいいのだ! と。
メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」の、4月5日(火)の発行号が遅れている。
雑誌の締切原稿を仕上げてから、とやっているうちに遅れに遅れた。8日(金)の24時までには必ず発行します、すみません~。
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