発信者情報開示の裁判が普通にぽつぽつある件
発信者情報開示請求
これ、普通にぽつぽつある。
東京地裁の場合、民事の弁論期日が1日だいたい400件台か。
それぜんぶをチェックすることを、私は全くしていない。
主に刑事裁判を傍聴する途中、通りかかった民事の法廷の開廷表もさっと見る。そこから「ぽつぽつある」と言ってるのだ。
うち一部を私はメモし、超絶マニアックデータに入力、原告氏名でネット検索する。
原告は、個人もあれば法人もある。有名だったり無名だったり。
現在「ひろゆき氏」と呼ばれている彼が被告(※)の期日は、3件を傍聴した。2004年と2006年だ。 メディアがいう「被告」ではなく正しい意味での「被告」ですよ!
400件台のうち、どうなんだろ、1日10件ぐらい、「発信者情報開示請求」の期日かも。
1日5件としても(それぐらいは優にあるだろう)、月~金の5日間で25件だ。4週間で100件だ。もっと多いかも。
ネットで匿名で誹謗中傷して本人が特定された、損害賠償を請求された、とニュースになるのはごくごく一部。
たとえば数十万円を支払うことで和解したとか、なんであれ埋もれてる事件が、もうたーくさんあるんだろうなと想像される。
匿名の陰に隠れて好き放題の誹謗中傷は、ヤバいですぞ、と言っておきたい。
でも、そういう人は「正義の説教をしてるだけ。みんなやってる」程度にしか思ってないのだろう。
性犯罪の被告人は「相手は嫌がっていない」と思い、特殊詐欺の受け子は「荷物を受け取りに行くだけだから」と思う、犯罪者はみんな自分に都合のいいような認知の仕方をするのだ。
いや、自分に都合のいいように考えるのは人間の特質のひとつであり、犯罪者は特にその傾向が強いということか?
などと、裁判傍聴マニアにならなかったら考えもしなかったかもね。
画像は、確か六本木付近を歩くうち「おお!」となって撮影したもの。中空の白い小さなものは月だ。
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