韓国は男の形に似た半島、日本はイブの位置
『インサイド・ザ・リーグ 世界をおおうテロ・ネットワーク』(社会思想社刊)の一部紹介の、続きだ。 ※リーグ=WACL(World Anti Communist League)。
……そこで文は、その足らざる所をつくり直そうとして、自分をイエスの本来の使命を遂行する人物として聖別したのである。
そのあとは以下のように続く。
イエスを受け入れなかったイスラエルは、もはや神の選び給うた土地ではない。ユダヤ人は結局、第二次世界大戦で六〇〇万の死者を出すという犠牲を払うことで、聖霊によって清められたが、神は新しいメシアと新しいアダムの国をつくらねばならなかった。この目的にふさわしいものとして予定されたのが、文鮮明と韓国である。その統一原理のもっとも独創的な面の一つは、世界のすべての国をその地勢上の見地から男性、女性に分けて、性格づける点にある。「韓国は男の形に似た半島であり、日本はイブの位置にある。日本は島国だからアダムにはなれないし、韓国という男性に似た大陸の一部の半島国家を慕っている。……アメリカはもう一つのイブの立場にあり、イギリスを母とする神の僕べの国である。」(『ペテンの報酬』ロバート・ベッチャー、一九八〇年)それが統一教会の主張の一例である。
「男性に似た大陸の一部の半島国家」?
大陸から突き出した男根、そゆこと?
イブである日本は韓国を慕って下半身を向けていると?
今日、統一教会の信徒、つまり“ムーニー”たちは、かつてそうだった人びとによると、入信するとすぐ“愛の押し売り”にさらされ、炭水化物重点の食事をとり、夜遅くまで、寝ないでいる生活をするという。これが強制や指示に対する信徒の抵抗を弱めるために使われている統一教会の洗脳の基本的な形である。新しい入信者は厳しい監視の下におかれ、見た夢もふくめて自分たちのすべての行動を、指導者に報告するよう告げられる。そしてやっと信用されると、外出して募金活動をし、教会に寄進するよう求められる。黙って花や米国旗や雑誌を売りつけている、こうした「機動隊」と呼ばれる募金者の姿は、空港などでよく見かけられるが、その売上げの一割は「家族支援」ということで上部機関に上納されることになっている。
ムーニーたちがやっているすべての行為は、事実上点検され、分析され、規制されている。いつも金をつくれ、耐乏生活をしろ、小食寡眠ですませ――とどやしつけられるが、「お父さまの教え」と題した一九八三年の秘密文書で、文鮮明は「長距離電話をかけるのは罪の行為だ」とまで主張している。「電話をかけようとするなら、まずいいたいことの要点をメモしておくこと、つぎに返事を書き留め、伝言を聞いた後は“さよなら”をいって、すぐ電話を切ること、私は滅多に電話をしない。もし電話のかけ方を間違えたら、貴方たちは兄弟の血をムダに使う罪を犯しているのだ」
とりあえずここまで。
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