東京地裁、庁名板3事件とは
東京地裁(東京高等地方簡易裁判所合同庁舎)の「庁名板3事件」というのがある。
聞いたことない? 私が昨日突然思いついた呼び名だ。
“犯行日”の順に並べると…。
1、朱墨事件
2019年10月19日、朱墨がかけられた。右の画像は同日付けの産経新聞記事「総務省、裁判所看板に塗料 70代男逮捕」のスクリーンショットだ。
「軽犯罪法違反」で起訴され、東京簡裁が2020年1月12日、拘留29日、未決10日算入の判決を言い渡した。
被告人だった男性は、今度は議員会館の庁名板に墨汁をかけ、また「軽犯罪法違反」で起訴された。その裁判は東京簡裁で現在進行中だ。
2、引っかき事件
2021年10月31日、「裁」「判」「所」のそれぞれに「バカ」「シネ」「クソ」と読める引っかきキズがつけられた。
「器物損壊」で起訴され、東京地裁は2022年11月17日、罰金20万円の判決を言い渡した。
被告人は、なんと医師だった。犯行の動機が…!
庁名板を修復するまでの間、裁判所は庁名板を白いシートで覆った。
この庁舎が裁判所であることを示す庁名板全体を隠してしまったのだ。
3、貼り紙事件
2021年12月7日、白いシートの上に「ここは裁判所です」という親切な紙が貼られた。
これが「軽犯罪法違反」として東京地裁の法廷へ出てきた。第1回公判は2022年9月20日。次回期日は追って指定とされたまま、もう2カ月近くストップしている。
公訴事実に明白な誤りがあった。検察も気づき、苦慮しているものと思われる。
私はねえ、有名芸能人の裁判よりずっと、上記のような事件に傍聴の醍醐味を覚えるのだ。変態ですか?
右の画像は現在の庁名板だ。
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