犯罪の供給網
紙の新聞だと興味のないネタもつい読んでしまい、新鮮だ。
12月2日、日本経済新聞の「きょうのことば」は供給網(サプライチェーン)だった。
朝食(繊維質スープと納豆)を摂りながらチラ見して、思った。
刑事裁判への被告人の供給網って何だろう。
ヤクザ、半グレ、暴走族、覚醒罪、ギャンブル、酒、摂食障害、前頭側頭型認知症、人格障害、境界域、そういうのは確かにある。
闇サイト、SNS、マッチングアプリなんかも、犯罪にからむ大事な要素といえる。
根本的には、孤独、やっぱり孤独が一番かも。
あと、幼少期の虐待(暴力を含む)も大きく影響しているような。
うまく言えませんけど(これはある被告人の口癖)、試験エリートがつくった官僚的な教育制度、そこになじめない者は弾き出されてしまい、出た場所は非常に犯罪に近い、そんなものも私は刑事裁判の傍聴席で感じている。
以上がいろいろさまざまな濃淡で組み合わさってからみ合い、社会へ犯罪が供給される。
対する社会はといえば、逮捕して刑事裁判の被告人とし、量刑相場の階段をのぼらせる、矯正施設と称する刑務所へ落とす。みんなで犯罪者を憎み、その家族へも憎悪をぶつけ、厳罰化する。
ただ、全体として供給量が減ってるんだよね。
1日の刑事裁判の開廷数、事件番号、警察庁や法務省や最高裁の統計データから、はっきりわかる、減ってる。
近年の減少の原因は、ずばり少子高齢化、これが主でしょ。交通死亡事故の激減にも、少子高齢化は大きく影響していると思われる。
日本は超高齢社会の最先端にいるんだから、そのへんのサービスやモノや制度を真剣につくっていけば、世界に重要な地位を占めるだろう。
でも日本では、なによりもまず、自民と官僚の従来の利権構造を護らねばならず、なかなかたいへんだ。私もたいへんだ。 ←お前は関係ねーよっ(笑)。
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