「あのチャカはどうした」「野郎、10年は食らうかな」
「じつは私、東京地裁で宮台さんの法廷証言を傍聴したことがある。いずれその話も。 ※宮台さんは学者証人として証言したんですよ」
などと書いたTweetの、右がスクリーンショットだ。
ツイートアナリティクスが1.5万件となっている。
普段の私の状況からは考えられない、ぶっ飛び抜け飛んだ数字だ。なんちゅう日本語、完全に“宮台効果”だ。
地味にひっそり暮らす日々、ちらっと表舞台の隅っこに闖入(ちんにゅう)したら、ド派手なライトを浴びてしまった。なんだこれー!
以来、有名人のところへ行ってコートの裾(すそ)に噛み付き振り回す、そんな歓びに魅入られてしまう人もいるかもね。だって1.5万ですよ。
さて、宮台真司さんの法廷証言、どこかにちらっと書いたはず、とパソコン内を探してみた。
2003年5月に『ドライバー』に書いた原稿が見つかった。なぜクルマ雑誌に?
当時は、というかその数年前から、東京簡裁の速度違反裁判の、まさに黄金期だった。
超過速度が80キロ未満の速度違反、主に固定式オービスと光電式の事件が続々と出てきた。
あの裁判所ビルに東京簡裁の刑事の法廷は3つある。2つの法廷で同時刻に速度違反の裁判が! なんてこともときどきあった。今じゃ考えられない。
その様子をお伝えするに当たり、宮台証言にも触れたのだ。
当時は庁舎内に喫煙所があり、私はばりばり喫煙者だった。
喫煙所についても触れた。こんなふうに。
喫煙所ではヤクザ風の男たちが「あのチャカはどうした」「野郎、10年は食らうかな」と談笑していたり、ホームレス風の男たちが「警察は同じことを何回でも聴く。少し違うと『さっきと違うじゃないか!』と責めてくる。最初に言ったことは押し通さないとな」なんて真剣に語ってたりする。
喫煙所へは、弁護人や代理人弁護士はもちろん検察官、裁判官もくる。一服しながらちらっとお話ししたり。
「無期懲役にも未決算入がある。あれはどういうことですか」なんて東京高裁の裁判官(それも部総括判事!)に私は尋ねたこともあった。
喫煙所は良い社交場だった。
うわ、長くなってしまった。
懐古ついでに超絶マニアックデータ内を調べたりなんかして、だいぶ時間を食ってしまった。
本来の原稿書き(原稿料があるやつ)に戻らねば。
宮台証言を傍聴した部分については次回ということで、すみません~。
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