勇気ある無罪
最近傍聴したなかから少し。 ※画像中央が東京高地簡裁合同庁舎。
「過失運転致傷」
被告人はちょっとのけぞって「ひろゆき」似。たかが交通事故じゃない、とんでもないケースなのだった。よっくそこまでむちゃくちゃができるなあ、と。詳しくは別のところで。
判決は禁錮8月。
「窃盗」
老婆による、コンビニでの万引き。懲役実刑間違いなしなのか、投げやりぃ~な感じ。そこへ、いっかにもエリート風な検察官が、息をもつかせぬ矢継ぎ早攻撃を延々仕掛け続けるのだった。そうとう修行を積んだのだろう。お見事。
でも老婆は「わかりませーん」「忘れました~」と受け流す。その掛け合いが圧巻だった。
「住居侵入、窃盗未遂」
79歳の下着どろ。性欲を満たすため…。 ※下は私のアフィリエイト。楽天の毎日更新売れ筋商品、現在第4位だそうだ。
「殺人未遂」
「主文。被告人は無罪」、えーっ!!! 本件被告人が刺したということで、本件被告人を誘った共犯者は懲役8年を食らってる。SNSの「恨み晴らし代行」で夫の殺害を依頼した妻のほうは懲役10年だ。ところが実行犯は無罪って!
3件とも裁判長は坂田威一裁判官だ。勇気ある無罪? いったいどういうことなのか。これからどうなるのか。
「強制性交等」
被告人(身柄、拘置所)は優しそうな感じの若者。児童向け宿泊付きイベントにボランティアスタッフとして参加、夜に男児の陰茎を自己の口腔内に入れ口腔性交を…。男児は怖くて抵抗できず、寝ているふりをしたという。
実刑間違いなしと思えるのだが、弁護人が「採用内定通知」を証拠調べ請求。約2週間後から勤務予定だという。
言い渡された判決は、懲役4年。
「重過失傷害」
自転車による赤信号無視の事故、よくあるパターンだ。
「被告人が信号を見たとき黄色だった。過失傷害が適用されるべき」と、傍聴人からは無駄としか思えない主張を弁護人はした。
判決は禁錮1年10月、執行猶予3年。
「準強制性交等」
渋谷区職員がマッチングアプリで知り合った女性に睡眠剤を飲ませて、と報じられた事件だ。
世間はどうだか知らないが傍聴席からは、睡眠剤利用の性犯罪が大流行、猛威を振るっているように見える。その種の事件が続々と法廷へ出てくる。
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