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2023年1月12日 (木)

出てきたら、いつ殺されるだろうと

2205196_20230112073201  1月11日(水)、傍聴券抽選で珍しいことがあった。

 「東京メトロ硫酸事件 「極めて危険な行為」検察側が懲役6年求刑 弁護側は執行猶予求める 東京地裁」と同日付けTBSニュース。これの「傷害、暴行」の傍聴券抽選。
 時間があり、いちおう並んでみた。
 法廷は429号、通称警備法廷、傍聴席は38席、当たり券は19枚。

 定員(19人)を超えたので抽選になる、と職員が告げたのち、マニア氏が1人、今日の期日は判決ではなく審理だと知り、去った。被抽選権を放棄した。
 すると職員が、定員ちょうどになったので全員に傍聴券を配布します、と。
 どーです、珍しいでしょ(笑)。

 不人気なのになぜ傍聴券抽選なのか?
 傍聴券抽選は、人気事件で人が押し寄せるから、といった思い込みは捨てましょう。

 

 「傷害、暴行」は、今日は弁護人の立証から始まった。
 Bさん(硫酸事件の被害者)に対し×百万円を支払ったという。ただし処罰感情に変わりはないという。
 具体的な金額については、こういう公開の場所では私は伏せる。逆張り派の被害者攻撃に利用されたらムカつくので。

 

 続いてBさんの心情に関する意見陳述。被害者参加人の弁護士が代読した。
 身体的な被害は、想像を絶するものだったんだね! メディアはこれは報道できないだろう、と私は傍聴席で思った。私も書けない。
 12分間の代読の中に、こんな部分があった。

陳述 「今は被告人が拘置所に入っているので安心しているが、出てきたら、いつ殺されるだろうと…せめて干支(えと)がひとまわり…12年間は刑務所へ…私を殺すまで、それぐらいの時間を与えてほしい…」

 精神的にだいぶ追いつめられているのだろうと強く感じられた。
 そんな陳述の間、被告人(身柄、拘置所)はといえば、少年のような面立ち(おもだち)で被告人席に座り、なんというか普通に聞いていた。反省や悔悟の風はまったく見えない。

裁判官 「はいそれでは証拠調べは以上にしたいと思います」

 まずは検察官が論告。途中、被告人は不満なところがあったようで、背後の弁護人に対し体をねじって何か言った。
 それからずっと腕組みし続けた。不満そうな様子だった。
 求刑は懲役6年。12年のちょうど半分だ。

 次に被害者参加人から陳述。9分が過ぎたところで、私はそっと出た。

 この日、1階のタブレット開廷表に大変な被告人氏名を私は見つけていた。
 メルマガで2回にわたってレポートした、ちょっと芸能系でアメリカの大リーグ野球の超有名選手にもちらっと関係する、あの事件の被告人と同姓同名なのだ!
 あの事件は、一審は懲役2年、未決50日算入。控訴審で逆転執行猶予(懲役3年、執行猶予4年、原審未決50日算入)となった。私は感動した。
 あの被告人がまた? まさか!

 焦ってドキドキしながら法廷前へ。壁の開廷表に斜めの線がひかれ、期日取消と書かれていた。なにいっ!
 タブレット開廷表には普通にあった、ということは、たぶん昨日の午後からか、どこかの時点で急な事情が生じたのだろう。

 

 「わいせつ略取、準強制性交等」の新件。被告人氏名でスマホ検索したところ、トレンドブログ(逮捕報道を転載し、被疑者の個人情報をネットで拾い、広告費をかせぐWebサイト)が複数ヒットした。
 顔は? 勤務先は? とやってる。何も分からないらしい。傍聴してみた。

 被告人は身柄(拘置所)。見た目の印象を私は傍聴ノートに「若者、スリム、子供じゃーん」と書いたが、人定質問によれば30歳代半ばだそうだ。会社員、交際女性と同居。
 10年ほど前に「窃盗」で懲役2年、執行猶予4年の前科あり。

 キャバ嬢をしつこく居酒屋へ誘い、サプリだと言ってフルニトラゼパムを2度服用させ、抗拒不能にさせラブホへ連れ込み2度性交。DNA鑑定によれば膣の内容物が被告人の精液と一致。

 睡眠薬やアルコールで抗拒不能にしての強姦は、東京地裁の定番、あるある事件だ。
 昔からあったけど私が知らなかったのか、近年急に流行し始めたのか。
 
 

 弁護人は若めの黒マスクの男性で、やたらと気合いが入っている。
 情状証人は、被告人の勤務先(不動産業)の代表者と、被告人の母親。主尋問をそれぞれ15分やりたいという。えーっ!
 さすがに裁判官は、もっと短くやるよう言ったが。

 被告人が社会復帰したら再び雇用すると、勤務先代表者に弁護人は約束させようとした。
 本件は実名報道されている。こんな卑怯卑劣な“強姦魔”を、それと承知で雇ったことがバレたら、会社は吹っ飛ぶでしょ。すごい代表者だなあ、と思ったら…。
  「ふざけるな、二度と雇うもんか」とは明言しなかったが、約束を巧みに避けた。
 弁護人は頑張って約束させようとし、代表者は何度も巧みに避けた。
 母親の尋問が始まったところで私はそっと出た。

 

 裁判所を出て警視庁へ。可搬式、可搬型、固定式オービスのお宝文書をゲット。
 なんと、開示手数料を各種クレジットカード、スイカやパスモで支払えるようになっていた。いいねっ!

 ←1月12日7時30分現在、週間INが502位。

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