統合失調症の罹患者から稼ぐ探偵社
前記事「集団ストーカー、思考盗聴、電磁波攻撃」で、統合失調症など被害妄想、迫害妄想の罹患者をカモにする「準詐欺」の裁判を傍聴したと書いた。
以下は刑法。
(準詐欺)
第二百四十八条 未成年者の知慮浅薄又は人の心神耗弱に乗じて、その財物を交付させ、又は財産上不法の利益を得、若しくは他人にこれを得させた者は、十年以下の懲役に処する。
実在しないつきまといについて「早く調査したほうがいい」、思考盗聴について「(思考を)抜き取られた可能性がある。確認し、相手を特定することができる」と騙して高額な探偵料を稼ぐ、その探偵社を被告会社、代表取締役を被告人とする「準詐欺、詐欺、特定商取引に関する法律違反」も傍聴した!
認否(起訴状に対する意見)は…。
被告人 「まず被害者の方に、ご家族の方に…損害を…お詫び申し上げたいと思います…ですが、心神耗弱、正常な判断ができない状態に、乗じたり、人を騙すようなことはしていません」
弁護人は、騙していないし共犯者と共謀もしていないと、無罪を主張、おおっ!
今回はそこまで。続行となった。
「集団ストーカー、思考盗聴、電磁波攻撃は実在するから」とまではさすがに言わないにしても、「実在の可能性があると認められたから調査の必要があると考えた」と主張するのか!
あるいは、全国の統合失調症の方々、被害妄想、迫害妄想で苦しんでおいでの方々、またそのご家族の方々に、何らかの福音が見えるかどうか。
少なくとも、ちらっと病識を持つきっかけにはなるのではないかと。
私がしっかり追っかけ傍聴します!
ちなみに、幼稚園からの私の友人は、20歳代の頃から統合失調症で入退院をくり返していた。
隔離病棟に入院中の友人を見舞いに行ったこともある。こう言っちゃなんだが良い体験をさせてもらった。
「マクドナルドの2階席で読書をしていると、下を歩く人たちが僕の悪口を言う。なぜあんなことを言うのか」
「今井君がいま話していること、僕が考えたことじゃないか?」
などの趣旨をよく言っていた。
50歳を過ぎて、妄想はあまり言わなくなった。こんなことを言っていた。
「病者は治療できる。やっかいなのは健常者の、人格障害だよ。あれは治らない」
そのとおりだと私も思う。
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