特殊詐欺に続く「特殊強盗」
このこと、なぜかまだ誰も言ってないようだ。私がいちばんに言おう。
たとえば「 “ルフィ”名乗る人物の特定急ぐ 約15台の携帯電話やタブレット端末を本格的に解析開始 捜査最新情報を記者が解説」と2月9日付けTBS NEWS DIG。
日テレもテレ朝もTBSもフジも、この報道でもちきりだ。統一教会と並ぶ、インパクトのある事件、という位置づけなんだろうか。
裁判傍聴マニアの立ち位置から見ると、、、
呼び方は、「オレオレ詐欺」とか「母さん助けて詐欺」とかいろいろあった。
今は「特殊詐欺」でだいたい落ち着いてるんじゃないだろうか。刑事裁判の法廷でも特殊詐欺という語はよく出る。
特殊詐欺の、大きな特徴は、基本的に次の2つだ。
1、上位者はいつも「氏名不詳者ら」。本体はいつも安全圏にいる。
2、捕まるリスクの高い、末端の受け子、出し子を「高額バイト」などで釣り、使い捨てる。
もうちょい言えば、特殊詐欺は、数十万円でも騙されたお年寄りをカモ認定し、とことんむしりとる。
受け子、出し子も同様だ。捕まるまでとことん使い切る。逃がさない。
「ルフィを探せ」とか言われてる今回の「広域強盗」、特殊詐欺と同じ特徴を備えているようだ。
少し前にWeb記事に書いたように、特殊詐欺と“経営者”は同じでは? ま、今回の経営者か経営幹部は珍しく逮捕されちゃったけども。
そこで、「高額バイト」「闇バイト」で実行犯(特殊詐欺の受け子、出し子に相当)を募集し、スマホで操って実行させるタイプの強盗を、こう呼ぶべきと私は思うのだ。
特殊強盗! どうですかっ。
被害額がたとえば500万円だとして、そのほとんどすべては上位者(=氏名不詳者ら)へわたる。
なのにっ! 実行犯は共犯。刑法第60条により共犯も正犯とされる。
裁判官 「強盗をやらされるとは知らなかったと被告人は言うが、今どき高額バイトといえば犯罪に決まっている。応募した時点で未必的故意が認められ、刑事責任能力に欠けるところはない。従属的な立場とはいえ不可欠な役割を果たしており刑事責任は重い」
そんなふうな論法で、500万円ぜんぶの責任を問われる。さくっと刑務所行きだ。
特殊詐欺も特殊強盗も、高額バイトに応募したらもう刑務所行きが決まる、そう認識しておくべきだ。
なーんて言い続けてるのは、どうも私だけらしい、私が知る限りでは。
検察官、裁判官はようくご存知だろうに、けして注意喚起などしない、私が知る限りでは。
世の中って、、、と思う。
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