集団ストーカーは現実にあった?
24日(金)は朝から16時半過ぎまで東京地裁にいて、6件しか傍聴しなかった。うち一部は…。 ※画像は中央合同庁舎2号館前歩道から撮影。道路の向こうの巨大ビルが裁判所だ。
「準詐欺、詐欺、特定商取引に関する法律違反」 審理
「統合失調症の罹患者から稼ぐ探偵社」との記事、あれは代表者を被告人とする裁判の第1回公判(2月2日)だった。
第2回は3月1日、なんと自白に転じた。
24日(金)は第3回だ。情状証人は被告人の父親。弁護人は主尋問をなんと15分間もやった。
被告人に対する主質問は38分間! 弁護人は私選で報酬はだいぶ高額なのだなと傍聴マニアは感じとり。
電磁波攻撃、思考盗聴については明確に「存在しない」だった。が、集団ストーカー被害については、精神疾患とは関係ないところで過去に現実にあったかに何度も述べた。
傍聴席には被害者(=精神病罹患者)と思しき方がいた。「集団ストーカー、やっぱり本当にあったのだ!」と病識から遠ざかったりしないか。私は非常に心配だったが、被告人も弁護人も検察官も裁判官も気にしてないようだった。刑事裁判の知ったこっちゃないのだ。
求刑は被告人に対し懲役4年及び罰金100万円、探偵会社に罰金100万円。
「詐欺幇助」 新件
「反ワク院長が4度目逮捕…医療従事者にもワクチン接種を偽装した疑惑」と11月21日付け女性自身。じつはその院長を被告人とする「詐欺」の審理が10時からあり、傍聴券抽選(9時30分締切)だった。
上記「準詐欺…」も10時から。私は「準詐欺…」のほうを選んだ。
同日13時30分、反ワク院長に対し、ワクチン接種証明書だけが欲しい人を紹介した、投資セミナー主催者、その人物を被告人とする「詐欺幇助」の新件があった。
傍聴券抽選、13時締切り。当たり券37枚のところ、21人が並んだか。うち7、8人がノーマスクだった。
被告人もノーマスク。求刑は懲役1年。
「強制わいせつ」 新件
些細なことで25歳女性に対し、ま、いんねんをつけ、謝罪が足りないことに腹を立て、ハグし、キスを求め、着衣の上から胸を触り、「気持ちいい? 男の人とエッチしたことある?」などと言いつつ、着衣の中へ手を入れ下着の上から胸を触り、直に触り…。
恐怖で固まり震えている女性に対し「今回、帰っていいよ」と…。
主に電車内痴漢で、複数の服役を含む前科5犯。
出所後、精神科クリニックへ通院したが、効果が感じられず、もう治った旨言われた。満員電車に乗らず、頑張っていた。今回、きっかけとなる出来事(被告人からすれば女性のほうが悪い)がなければこんなことにならなかった。
保釈されて別のクリニックへ。性欲が強すぎると診断され、性欲を抑える薬を飲んでいる、ADHDの可能性も指摘された等々、ぺらぺらとよぅくしゃべる被告人なのだった。
「俺はぜーんぶ分かってるんで大丈夫」というタイプの被告人はしばしばいる。
裁判官が何度か割って入ったが、弁護人がぜんぜん止めないもんだから被告人はしゃべり続け、時間切れで続行となった。
「住居侵入、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反、建造物侵入」 審理
証言台をぶ厚い板のパーティションで囲い、被害女性が泣きながら意見陳述をした。
女性が少ない職場の「リーダー」だった被告人は、女子更衣室に、さらに被害女性の自宅に侵入してカメラを仕掛け、けっこう長期間にわたり撮影・録画したらしい。
どれほどの精神的、心的ダメージを受けたか、被害女性は泣きながら20分間も陳述した。
しかし、刑事裁判の中核は「行為責任主義」だ。執行猶予中だとかでなければ、こんなの軽々執行猶予判決かなと。
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