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2023年4月 3日 (月)

嫌疑不十分を「容疑不十分」と読み替える

 「しゃぶしゃぶ店爆発、運営会社社長ら5人不起訴「過失認定が困難」」と3月31日付け毎日新聞。
 こんな部分がある。

…福島地検は31日、不起訴処分(容疑不十分)とした。この事故で死亡した内装会社社員の男性については、業務上過失傷害容疑で調べ、容疑者死亡で不起訴処分とした。

 

 そこかよ話(ばなし)で申し訳ないのだが、、、

 容疑不十分! 容疑者死亡

 検察統計には、不起訴の理由として「起訴猶予」「嫌疑不十分」「嫌疑なし」「心神喪失」「被疑者死亡」等々がある。

 嫌疑不十分 → 容疑不十分
 被疑者死亡 → 容疑者死亡

 わざわざ言い換えたのである。

 言い換えは、ほかにもあるんだろうか、ネット検索してみた。
 意外なところにヒットあり!
 「37 地方出入国在留管理局管内別 退去強制手続の受理及び処理人員」という一覧表に、「容疑なし」「容疑不十分」とあった。

 刑事訴訟法的に、犯罪の疑いは「嫌疑」という。
 入管方面では、退去強制手続の理由となる違反、疑いを、嫌疑と区別して「容疑」というのかな。

 

 とにかくね、道路交通法ではシートベルトは「装着」なのに、メディアは頑として「着用」だったり…。
 着用しないのは意味的に「不着用」なのに必ず「未着用」としたり…。
 民事裁判は原告vs被告、刑事裁判は検察官vs被告人なのに、刑事の被告人を徹底的に「被告」としたり…。
 あとなんだっけ、読み替えが当たり前になってるらしい。

 戦争を平和と、侵略を防衛と、恐怖支配を愛情と、読み替えるんじゃなければ、ま、いいか?

 読み替えの恐ろしさについてはオーウェル氏の『1984年(NINETEEN EIGHTY-FOUR)』で震撼してほしい。

※ 当ブログ容量オーバーが判明。画像は削除。Twitterのほうへ

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