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2023年5月18日 (木)

性犯罪者の脳内エコーチェンバー

1911142  前記事「酎ハイを買ってくれるというので」の続きだ。

 「殺人未遂、銃砲刀剣類所持等取締法違反」について、大事なことを書き忘れた。
 立会(りっかい)検察官は、いかにも新人風な、小顔の若い男子君と、中堅男性。
 起訴状の朗読を、若い男子君のほうがやった。

検察官 「…もって同人(被害者)に、全治まで約2カ月間を要する多発刺創の傷害を負わせたものである」 

 文言は正確じゃないかもしれないが、そんな感じで終えた。
 すると裁判長が、なにかちらっと言った。

検察官 「失礼しました」

 と応じ、銃刀法違反のほうを述べ始めた。忘れたんだねえ。
 けど、ずがーんとショックを受けあたふたする、という感じは全くなく、普通にすらすらと続きを述べた。

 

 さて、東京高裁の622号法廷、「強制性交等」の控訴審判決が10時45分に終わり、私は非常階段を急ぎ駆け下りた。
 11時から東京高裁の506号法廷で「消防法違反」という、これも希有な事件の控訴審判決があると、1階の開廷表で見つけていたのだ。

 傍聴席には、がっしりした男たちが9人と、ご婦人が1人いた。男はさらに2人増えた。
 「お久しぶりですね~」「元気?」などと、合計11人は全員お仲間のようだった。消防関係なのだろう。

 被告人は3分遅刻。だいぶ年配の男性で、白のポロシャツ風に黒ジャケット。襟に何か金色の大きなバッジが見える。左胸にはポケットチーフ。お洒落だ。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。当審における訴訟費用は被告人の負担とする」

 ほ~、控訴審で訴費負担の言渡しは滅多にないよ。

 被告人が管理する倉庫には、消防法上は消火栓を設置しなければならず、設置するよう消防のほうから再三にわたって命令されたのに、被告人はどうしても応じなかったのだという。
 消防法違反の認識を欠き故意がないから無罪、の主張だった。

 


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 その言渡しが終わってすぐ、同じ法廷で11時20分から「住居侵入、強盗・強制性交等」の控訴審判決、これも傍聴した。
 「、」と「・」は私の誤記じゃない。「強盗・強制性交等」は昔の「強盗強姦」だ。

 被告人は身柄(拘置所)。小柄、小顔で黒スーツ、若い。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数中130日を原判決の刑に算入する」

 原判決は懲役9年だという。その未決算入は不明。

 午前9時頃か、見ず知らずの女性(30歳代)のあとをつけ、住居か事務所かドアから女性が入るや、被告人も侵入。
 「お金を払うので帰ってください」と言う女性から6千円を強奪し、引き続き口腔性交し、腰をつかむ等して性交した…。

 捜査段階でか原審でか、被告人はこんなことを述べたという。

被告人 「声をかけて仲良くなり、昼頃まで話すつもりだった」

 これだよ!
 満員電車で痴漢し、恥じらう被害者が好きになり、結婚したく、つけ回してさらに痴漢した男(45歳)もいた。

 性犯罪者って、「脳内エコーチェンバー」とやらの中で、てめえの性欲に都合のよい女性像、普通に善良でモテる自己像に係るあれこれが反響しあい、ふくらんで固まり、ついに行動に移す、そんなふうなものが感じられる。

 性犯罪者は人間じゃない、頭が壊れた動物、なのでくり返す。怖いよ。

 ←5月18日6時50分現在、週間INが302位。

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