スマホはどこまで脳を壊すか
6月20日、 お誕生日のプレゼント(自己贈呈)に新書を3冊買った、自腹で。
まずは『スマホはどこまで脳を壊すか』(朝日新書。850円+税)を、裁判所への往復の電車で読み始めた。
わかりやすい書きぶりで、おっもしろい!
ホームで電車を待ちながら、裁判所の法廷前で開扉を待ちながら、23日時点で3分の2ほど読んだ。私としては珍しい速さだ。
スマホに熱中する生徒は成績が落ちる、睡眠時間が削られるからだ、なんて言われるでしょ。
意外なことが実験から分かったという。
スマホを全く使用しない生徒群と、使用1時間未満(1日に。以下同)の生徒群とでは、どっちの成績が良いと思う?
これ、前者かと思いきや、断然後者なんだね。
後者は自分を律することができるから、の可能性が考えられるという。
1時間以上スマホを使用すると、全体に成績は下がっていく。
スマホを3時間以上使用する生徒は、どんだけ眠っても、3時間以上勉強しても、テストの成績が平均に届かない!
筋肉は鍛えれば強くなる。脳も同じ、使えば良くなる。
筋肉は、使わなければ衰える。脳も同じ、使わなければ衰える。
スマホ使用は、次々と刺激を受けているように見えて、じつは脳はあんまり働いてないんだという!
そういうことが、日本だけじゃなく世界の学者、研究者の各種実験により明らかになりつつあるらしい。
今、高齢者の認知症率が何%だとか言われる。
スマホ世代が高齢者になり始めるころ、認知症率は大変なことになりそう。
電車内でスマホに熱中してる人と、本を読んでる人と、先々、明らかな差が生じるはず。
私が社長なら言うね。
「スマホを使うけれども1日1時間以内の者をどんどん採用しなさい。1日3時間以上スマホに耽溺する者をどんどん同業他社へ送り込みなさい」
悪いやっちゃ~(笑)。
« 性犯罪とかけて交通事故と解く、そのこころは | トップページ | トランスジェンダー、女装して女湯へ »
「私の本棚」カテゴリの記事
- 『境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満の生きづらさ」』(2025.03.08)
- 不出頭罪と未出頭(2024.10.03)
- レイシストの信仰はびくともしない(2024.09.30)
- 『特殊詐欺と連続強盗 変異する組織と手口』から『レイシズム』へ(2024.09.07)
- 刺激に身を委ねるばかりで熟考の習慣を失った人々(2024.08.16)
最近のコメント