寝そべったまますべてはプーチンに任せきり
8月26日付けの日経新聞朝刊の1面のコラム「春秋」を紙の新聞で読んだ。
ロシアで政権批判の筆をとり続けた記者、アンナ・ポリトコフスカヤ氏の日記「ロシアン・ダイアリー」(鍛原多恵子訳)は、暗殺や誘拐の話題にこと欠かない。人権活動家が拷問の末に殺される。プーチン氏の対抗馬のはずだった大統領選候補者が、唐突に失踪する。
と始まり、ラストはこうだ。
ソ連崩壊直後はまがりなりに民主政治を志向したロシアである。近年の逆回転ぶりに、ポリトコフスカヤ氏は国民へも厳しい目を向けていた。いわく、有権者は寝そべったまま。議論も熱意もない。「すべてはプーチンに任せきり」。思考停止が為政者の横暴を許すとすれば、民主主義を掲げる国々にも無関係の話ではない。
2006年にアンナ・ポリトコフスカヤ氏はモスクワのアパートで射殺されたそうだ。
寝そべったまま“御上(おかみ)”に任せきり、どこの国でも国民の大半はそんなもの、というこれは一種の定理ではないかと私は思っている。
良い悪いじゃなく、人間はそもそもそんなもの、なのだろうと。
日本の場合、「いくらなんでも、自民のヤリ放題は、もうダメでしょ」と、寝そべり続けてきた人たちが体を起こしたら、どうなるか。
ハリー直伝の呪文、「ヤトウニマカセラレルカーナム」を唱えるまでもなく、票が散って、既存野党は惨敗。
そうして、ひたすら派手なことを大声で攻撃的に言う、寝そべり層を面白がらせる、最凶最悪な者たちが大勝利。
普通に考えてそうなるんじゃないですかね。
でもね、んなことでいちいち絶望するようじゃ、人間社会を生きられないんである。
だからどうした、俺は俺のやることをやる、あとは知らねーよ、そゆ感じ💨
2024年7月11日追記: ブログの残り容量がヤバイことになり、この記事の画像を削除しました。
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