大麻と覚醒罪、この10年でどう変わった
交通違反マニアから私は出発した。
2000年から開示請求マニアになり、データが好きになった。
その後に、裁判傍聴マニアになった。
そんな経緯もあり、交通違反以外の刑事事件についても、すぐデータに当たりたくなってしまう
「大麻所持容疑で逮捕 東京五輪強化選手を不起訴処分 東京地検」と8月17日付けテレ朝news。こうある。
東京オリンピックでスケートボードの強化選手に選ばれた23歳の男性は去年11月、川崎市にある自宅で大麻を所持した大麻取締法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。
東京地検は今月17日付で男性を不起訴処分としました。
理由について明らかにしていませんが、起訴猶予とみられます。
2021年(現時点でそれが最新)の検察統計によれば、「大麻取締法違反」の既済人員は…。
公判請求(正式な裁判への起訴)が3688人。
略式命令請求はゼロ。なぜって罰金刑の選択肢がないから。懲役刑は略式では科せないから。
不起訴は3719人。
うち起訴猶予は1798人。嫌疑不十分は1796人、嫌疑なしは5人。
比較のため「覚醒剤取締法違反」も見てみよう。
そっちの公判請求は9505人。略式はゼロ。
不起訴は3101人。
うち起訴猶予は962人。嫌疑不十分は1831人、嫌疑なしはゼロ。
近年、「大麻取締法違反」の検挙が増えているという。
2011年のデータも見てみよう。以下、分かりやすいよう、丸カッコ内に2021年のデータを「→」付きで。
2011年の公判請求は1444人(→3688人)。
不起訴は1085人(→3719人)。
うち起訴猶予は677人。嫌疑不十分は365人、嫌疑なしは1人。
なんと、この10年間で大麻の公判請求は約2.6倍に増えてる。
「ドイツで大麻合法化向けて閣議決定 闇市場取引や犯罪の抑止狙う」と、同じく8月17日付けテレ朝news。
世界がこういう流れにあるなか、医療用の大麻まで明文で禁止する我が国としては、厳しい取締りと処罰へ邁進する、日本らしいっちゃらしいか。いろんな国があるのだ。
ついでに2011年の「覚せい剤取締法違反」も見てみる。 ※当時は「覚せい剤」だった。「→」は2021年分ね。
公判請求は1万6193人(→9505人)。
不起訴は3257人(→3101人)。
うち起訴猶予は1138人。嫌疑不十分は1826人、嫌疑なしは3人。
こっちはこの10年間で、なんと、減ったんだね。
今どき覚醒罪をやるのは、昭和の年配者、本格の依存症者が中心、新規の客は減るばかり?
とすれば密売人は、若い人たちに大麻を売る際、依存性が断然高くてリピーターになりやすく、金額も大きい覚醒剤を、使用しやすい錠剤で、おまけとして付ける、あり得る話かと思う。
大麻って、世界では合法化の方向らしい、かえって体に良かったりするらしいよ、なんてことで、いっぺん試してみたい、と思う方もおいでだろう。
あのね、政府を批判すれば殺される国もあるんだよ。理不尽だと言ってもどうしようもない。
同様に、大麻は日本ではダメ絶対ダメ、そこ、肝に銘じてほしい!
2024年7月11日追記: ブログの残り容量がヤバイことになり、この記事の画像を削除しました。
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