気が弱い、もっと触れると思い、さらに女児の胸を触った
東京地裁で「邸宅侵入、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」。
略して「迷惑条例違反」の部分は、盗撮とか、恋愛感情ではなく悪意の感情によるつきまといとか、いろいろあるけど、「邸宅侵入」との組み合わせでいちばん多いのは、あれかな。
傍聴してみた。やっぱりそれだった。
被告人は30歳代、髪が濃い。犯行時は会社員。
午後から夜遅くまでの勤務で、19時頃に1時間の休憩あり。
日常に何か刺激がほしい…。
前の道路を、塾帰りの女児が2人、通りかかった。
途中で2人は別れた。1人のほうを被告人は尾行。早く触りたいと興奮しつつ。
女児はマンションへ。
オートロックを2つクリアして被告人は尾行。
女児はエレベータに乗った。タワーマンションかと思われ。
女児に続いて被告人も乗った。
被告人は、女児がボタンを押した階より上の階のボタンを押した。
女児は、先に下りるため、エレベータのドアの近くに立った。
後ろから被告人は、女児の「お尻の割れ目のところ」を触った。
女児は振り向いて「やめてください」と言った。
被告人は「すみません、寂しくて」と言い、寂しそうな顔をした。
女児の声が小さかったことから、気が弱い、もっと触れる、と被告人は思い、さらに女児の胸を触った。
そのとき女児の背後でエレベータのドアが開いた。
女児は走って逃げ、自宅へ。
迎えた母親によれば、女児は涙を浮かべ、見たこともないおびえた顔をしていたという。
追起訴があり続行。
「信じられない、とんでもないクソ野郎がいたもんだ!」
と世間の方は驚かれるだろうか。
しかし裁判傍聴マニアからすれば、脳に性欲の寄生虫がわき、相手の気持ちはもちろん、自分が捕まってどうなるかも、全く思いつかない、考えられない、そんな男はうようよいる。
夜間に女性(女児)を尾行し、マンションのエレベータ内で体を触る、それはあるあるだ。
そういうものだとは女性たちは知らず、今夜も同様の被害、似たような被害が起こる、起こり続ける。
裁判所は、淡々と、相場どおりの有罪判決を言い渡し続ける、飽きることなく。
世の中どうなってんだ、という思いを深く味わえるのが、裁判傍聴の醍醐味か。
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