「傍聴アイドル」が近々デビュー?
恐怖の夏休み(※1)が終わり、ここ数週間か、東京地裁(※2)は傍聴人がめっきり減った。
※1 7月20日頃から8月末頃までの約40日間、開廷がおおよそ半分ほどになる。そこへ夏休みの小中高生、付き添いの親御さん、大学生諸君が押し寄せる。恐怖の傍聴席争奪戦争、なのだ💦
※2 東京高地簡裁合同庁舎。でも一般傍聴人の方々は、やっぱ地裁へ集中しがちだ。
ところが今日、傍聴人がめっちゃ多かった。
中年のご婦人が目立った、ように思われた。
歌舞伎俳優が被告人とされる「自殺幇助」(13時30分開廷)の傍聴券締切が11時20分だっけ11時40分だっけ。右はTBSニュースのスクリーンショットだ。
お友達といっしょに来て抽選に外れたご婦人方が、「せっかく来たんだから何か傍聴していきましょうよ」となったのか。
ご婦人方の会話に中に、裁判傍聴は前にもした、という部分があった。
並び屋さんとして過去に何度か雇われたことがあり、そのときついでに何か傍聴したことがある、とか?
ちょっと尋常じゃなくお洒落な若い美女グループもいた。
アイドルグループの事務所が、近々「傍聴アイドル」をデビューさせることになり、それで…?
やがて私は気づいた。
ご婦人方、また若い美女グループの手に、同じ書式の紙が。
期日情報、開廷表の記載事項がだーっと列挙されている。それを見てこんなことを言うのがちらり聞こえた。
傍聴人 「あ、(13時)15分、これ行こうか」
別の書式の紙を持つ女性もいた。
少なくとも2つの、女性を中心とする、それなりに大人数のグループが、今日は居た、論理則、経験則等に照らしてその推認は合理的というべきである。
今日の私は、午後一から16時半頃まで、びっしり傍聴した。
「被害にあった声優アイドルは活動休止に…ストーカー容疑男「スマホに複数の女性画像」戦慄の素顔写真」と7月25日『FRIDAY』が報じた事件、の第1回公判も傍聴した。
歩道を歩く被害女性の後方から動画撮影しながら徒歩で追従したのだという。
ストーカー事件も私はだいぶ傍聴してきたけども…。
執着犯、思い込み犯、依存症犯には、刑罰は無力、そう感じるケースが目立つ。
相場どおりの執行猶予判決とか、実刑判決で刑務所行きとか、全く無駄とまでは言わないけどもさ、強制入院&強制治療の方向を考えないと、被害は増えるばかりなんじゃないか。
そんな感想、提言を述べるのが裁判傍聴師の役割だ。
検察も裁判所も国会議員も聞かなくても、述べるべきことは述べる、そゆこと。
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