もったいない、おもてなし、が・ま・ん
「女川30km圏、逃げず「我慢」 国の指針、移動のリスクを重視<原発と被災地~避難計画考 福島の教訓(上)」と11月4日付け河北新報。
無料登録で読んだ。画像はそのスクリーンショットだ。
こんな部分がある。
国は福島第1原発事故で避難中の高齢者らが数多く亡くなった教訓を元に原子力災害対策指針を作った。放射能のリスクより、移動のリスクを重く捉え、UPZ圏が避難を始める基準を定めた。女川原発の避難計画も指針に基づく。
「放射能のリスクより、移動のリスクを重く捉え」、これは分かる気がする。
免許返納等で避難手段を持たない世帯、避難先での、とりあえずの避難所、その先の仮設住宅、はたまた、ふるさとも生業(なりわい)も追われた人たちへの損害賠償、ここぞとばかり賠償金詐欺に走る犯罪者たち、利用され使い捨てられる地元の飲食店主ら、、、あれこれ総合勘案すれば、やっぱり「我慢」が一番かも。
どうせ高齢者ばっかり。被曝が原因で死亡したと遺族が国に賠償を求めても「原因は持病だ。老衰だ」と国は徹底抵抗、最後は勝つ、そのへんも当然に勘案したのだろう。
我慢を強いられた地元高齢者たちの、その不安をあおるような報道、風評被害をもたらす報道やネット投稿は厳禁、とすることも今後は検討されるだろう。
テレビはくり返す、
「直ちに健康に影響はありません」
「健康被害は確認されておりません」
日本の三大美徳は、もったいない、おもてなし、そして、美しき女性アナウンサーが、目の前の空間にエア平仮名を1文字ずつ置き、にっこり言うだろう、が・ま・ん。
こうして世界的な我慢ブームが到来する。
patience ではなく、Gaman である。美しき日本の我慢。
ルース・ベネディクト・ジュニア氏が『菊と刀と我慢』を著して大ヒットしそう。
おかげで円は1ドル108円に戻るか。
逆に200円を超えるか。
でも、まだまだ大丈夫。君らは知らんだろうが、わしらが小学生の頃、1ドルは360円ぢゃった。ろくろくさんじゅうろく。九九を習いたての小学生はこうして為替相場に触れたのぢゃ。
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