フォト
2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »

2023年12月の14件の記事

2023年12月28日 (木)

女に勝てない男と、女を殴る男

2304022 「世の中には2種類の人間がいる」

 それを言うなら「3種類」だと私は思う。
 たとえば、真面目に働く者が2割、だらだら働く者が6割、サボってばかりが2割、とか。
 とはいえしかし、「世の中には2種類の人間がいる」、これは面白いと思う。

 


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【中古】 この世には二種類の人間がいる/中野翠【著】
価格:110円(税込、送料別) (2023/12/28時点)

 

「世の中には2種類の傍聴人がいる。公判の途中で法廷に出入りするとき、傍聴席のドアを、手を添えてそっと閉める者と、バッと開けて自分が出入りしたら直ちに手を放し、安いドアクローザーによりガッターンと大きな音を立てて閉まるに任せる者、の2種類だ」

 そんなことを思いついたと某女史に言ったら、こう返された。

「銀座で成功するママは2種類って知ってる? ヤンキー系とインテリ系、どっちかよ」

 そこで私はこう返した。

「世の中には2種類の生徒がいる。先生に逆らわずお勉強する者と、それができない者だ。できない者は、犯罪に近い世界へ行き、その何割かが特殊詐欺の受け子、出し子とか使い捨ての末端者になり刑務所へ行く」

 そしたらこう返された。

「お勉強する者は、エリートとして成功するか、うつ病になるか、どっちかへいくのよ。お勉強できなくて成功する人もいるし、堕ちる人もいるでしょ」

 うぅ…。

 世の中には2種類の男がいる。女には勝てないと認める男と、女を殴って支配する男と。
 東京地裁の「傷害」の何割かは、妻や交際女性に対するDVだ。
 なんかわけ分かんなくなりつつ、今年も暮れていく。

 今日、別の某女史と話した際、今年は大きな買い物を2つしたと聞き、1つについては「おー!」となり、しかし2つめを私は尋ねなかった。
 大きな買い物を2つしたと、せっかくふってくれてるのに、なぜ尋ねない、バカですか💦

 失敗と後悔の積み重ね、それをひとは人生と呼ぶのでしょうか。 ※浅丘ルリ子さん「愛の化石」

 ←12月28日20時10分現在、週間INが40で2位。

2023年12月26日 (火)

警備法廷で合議の「公務執行妨害」って!

1704121  12月25日(月)、東京地裁の刑事部は、1階のタブレット開廷表によれば、なんと113件も開廷があった。

 普段は55件、プラスマイナス10件って感じだろうか。80件を超えると「うわ!」となる。
 113件は驚きの数だ。
 年末なので判決期日が集中するのはわかるが、それにしても。
 特殊な背景事情があったんだろうか。 ※手前の赤いのは法務省の通称赤れんが館。その右奧が東京地裁、が入る巨大合同庁舎。

 

 「公務執行妨害」の新件あり。
 被告人氏名でスマホ検索、2010年の逮捕報道がヒットした。派遣切りで頭にきてキャバクラで無銭豪遊したとか。

 でも今回のは429号法廷(38席の警備法廷)で、合議だ。うむむぅ、傍聴せずにおられよか。傍聴した。
 始まる時点で傍聴人は7人。阿曽山大噴火さんも。

 

 ガラガラの傍聴席の前にバー(木の柵)がある。
 その向こう側に長机Aを置き、その向こう側に黒いベンチを長く置き、その向こう側に長机Bが。
 ははあ、通常の被告人席(弁護人席の前)ではなく、傍聴席を背にしたあのベンチに座らせ、長机Bで挟んで動けなくするんだな? だいぶ暴れることが予想されるんだな?

 間もなく、手錠・腰縄の被告人(身柄、拘置所)が入廷した。服装は、例の官給品のスエット上下だ。
 同行の刑務官は通常2人のところ、なんと6人! 
 1人は隊長らしく傍聴席へ下がり、残る5人が被告人の左右に2人と3人、じーっと被告人を見据えている。こりゃ大変だ!

 ベンチに座らせたまま手錠・腰縄を解き、座らせたまま人定質問がおこなわれた。

裁判長 「名前は何といいますか?」

 被告人は無反応。終始、どのような問いかけにも無反応だった。
 そんなのはどうってことない。無反応でも何か喚いても、テキパキと手続き(儀式)を進行させるのが裁判官の役割だ。

 

 事件は、生活保護の申請に行った区役所で暴れた、というものだった。
 検察冒陳(検察官の冒頭陳述)によれば、被告人は前科9犯。
 上述の無銭豪遊(「詐欺」)は懲役2年だったらしい。未決算入は不明。
 あとでわかった。私はその「詐欺」の控訴審判決を傍聴している。

 その後、2016年1月14日確定、「建造物損壊」、懲役1年2月。
 懲役2年の服役中に刑務所の保護室の壁板(へきばん)を損壊したのだという。

 その後、年月日はメモしきれなかったが「器物損壊、公用文書毀棄」で懲役1年4月。
 区役所で暴れて看板か何か「投げ落として損壊」し、何か書類を破いたそうだ。

 その後、2022年3月28日確定、「暴行、器物損壊」、懲役1年10月。
 これも区役所らしい。

 最終刑の終了は2023年8月11日。
 そして2023年10月4日、今回の「公務執行妨害」で現行犯逮捕されたのだ。

 

 検察書証(被告人を有罪とするため検察官が用意した証拠書類)に対する弁護人の意見は…。

弁護人 「すべて不同意」

 わお、戸籍の写しもですか~。
 ま、被告人が完全黙秘だから、いちおうそういうことで手続きを進めざるを得ないんだろうね。
 次回は1月下旬、実況見分調書を作成した警察官と、被害者と、目撃者、合計3人を尋問することと決め、13分間で閉廷。

 被告人は無言のまま再び手錠・腰縄をつけられ、奧のドアへと去った。

 

 あくまで喩えだが、多くの人間の脳には数億の細胞があり、しかし数個の細胞しかない人間もいる。
 その細胞はどれも大きく強固で、反応するかしないか2つに1つ、反応するときは激しく反応する…みたいなものが傍聴席から見える、ような感じがするときがある。なに言ってっかわかんない? ですよね~💦


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ニッポンの闇 (新潮新書) [ 中野 信子 ]
価格:880円(税込、送料無料) (2023/12/26時点)

 これ面白そう。買おう。

 ←12月26日11時20分現在、週間INが30で2位。

2023年12月23日 (土)

「脅されて仕方なく」は裁判所に通用しない!

Img_0581_20231223220101  オレオレ詐欺。
 母さん助けて詐欺。
 振り込め詐欺。
 いろんなことが言われとりますけどね、「特殊詐欺」が最も適切かな。
 と思っていたら、詐欺じゃない手口が流行し始めた。

 

 使い捨ての末端者ばかりが逮捕、起訴される。
 起訴状で共犯者らはいつも「氏名不詳者」とされる。特に上位者はほぼ安全圏で日々莫大な金を手にする。
 その構造は同じなのだが、近頃流行のやつは違う。
 被害者を、騙すんじゃなく、ずばり奪い取る、盗み取るのである。

 そんな事件を1日に2件傍聴した。

 

建造物侵入、窃盗」 東京地裁 判決

 被告人は身柄(拘置所)。黒スーツ。スリムで格好良い若者だが、身のこなしがちょとヤンキー風だ。
 これは逮捕報道がある。今年6月の逮捕時、被告人は20歳。

裁判官 「主文。被告人を懲役6年6月に処する。未決勾留日数中110日をその刑に算入する」

 6年6月(ろくげつ)、重い。しかも20歳で。何をやったのか。

 被告人はAから人を紹介してほしいと言われ、鳶(とび)の仕事かとMを紹介した。
 ところが仕事は強盗だった。実行犯の報酬は30~50万。Mはやることにした。知り合いを加えた。 ※Mは結局報酬を受け取っていないという。よくあることだ。

 Mら3人(もしや4人?)は台東区上野の貴金属店へ押し入り「しゃべるな、動くな」と包丁を突きつけて脅し、レンチでショーケースを割るなどして腕時計45点、時価合計9944万6千円相当を奪った。
 約1億円の腕時計があると知り、上位者(氏名不詳者)が実行犯を送り込んだのだろう。

 被告人は、Aの指示を実行犯に伝え、実行犯から腕時計を受け取ってAに渡した。

裁判官 「父親が公判廷で監督を約束した…前科はない…(しかし)主文の刑は免れない…」

 被害弁償は一切ないそうだ。
 1億円近い被害品は上位の「氏名不詳者」へ渡っている。実行犯や指示役、使い捨ての末端に弁償できるはずもない。

 20歳(または21歳になったばかり)で、6年と6月の刑期で堕ちるのだ、刑務所へ。

 

住居侵入、窃盗」 東京高裁 判決

 被告人は身柄(拘置所)。上下グレーのスエット。30歳前後かな。起立のときピシーッと直立した。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数中40日をその刑に算入する」

 原判決は懲役6年。量刑不当の控訴を、高裁は棄却したのである。

 共犯者らと共謀してタワーマンションの高層階へ侵入、腕時計8本、時価合計1億2100万円相当を窃取したんだという。
 海外へ流して大儲けするルートがあるらしい。

 現金については言及がなかった。腕時計狙いで侵入したようだ。被害者が、高価な腕時計をどこかで自慢したのか。

 弁護人は「被告人は計画も実行もしていない。主犯格から脅され、実行犯に指示を伝達したに過ぎない。報酬を受け取っていない」などと主張した。
 裁判長はすべてを軽々と一蹴(いっしゅう)。脅された、についてはあっさりこうだった。

裁判長 「脅されたとはいえ、犯行に関与する選択しかなかったとはいえない」 

 親も殺すとか脅されても、裁判所には通用しないのだ。
 被告人は被告人席で、目をパチパチさせながら法壇の裁判長を見上げていた…。


 私はオービスの否認裁判を思い出す。

被告人 「深夜に猛然と追ってくる暴走車に恐怖し、思わずアクセルを踏んだらオービスの赤いフラッシュを浴びた。出したくて出したスピードじゃない!」

 という否認が、かつて多かった。獲物をオービスに引っかからせて遊ぶ、そんな連中がいたようだ。匿名掲示板に自慢の匿名投稿もあった。

 「相手はヤクザだと思った」と述べる被告人に対し、検察官だか裁判官だか、言ったね、「ヤクザだと確認したんですか」。
 地図上では付近に警察の官舎があり、そこへ逃げ込もうとは考えなかったのかと問われた被告人もいた。こう答えた。

被告人 「そのときは(官舎のことは)わかりませんでした」

 これが裁判なのだ。
 特殊詐欺、特殊強盗の連中は、末端者の個人情報を握って脅す、それはお約束だ。が、「脅されて仕方なく」は裁判所には通用しないんですよと、私がここでどんなに力説しても、全く無駄だよね。

 これをお読みのあなたの専門ジャンルでも、そういうこと、あるでしょ。そんなもんですよ、世の中は。頑張っていきましょう。

 ←12月23日22時10分現在、週間INが20で2位。

2023年12月21日 (木)

家族との夕食「ほぼ毎日」、少年院在院者は13.6%

Screenshot-20231221-at-181258-19-2022  「少年刑法犯 19年ぶり増加/昨年、窃盗多く「闇バイト」も/犯罪白書」と12月9日、日本経済新聞に大きな記事が。読んだ。

 ネット上にあるものでは、12月8日付けの「少年の刑法犯19年ぶり増加 2022年、窃盗や特殊詐欺」が、どうも同じ記事のようだ。
 ネットに先に無料で出すって、どうなの。ま、いっか。

 画像はネット記事からのスクリーンショットだ。
 少年刑法犯は急カーブで減少している。
 下り坂の始まりの頃、日本に何があったんだろう。少子化の影響はどれほどあるんだろう。

 いちおう言っとくと、ここでいう少年は少年少女の少年ではない。少年法上の少年だ。以下は少年法。

(定義)
第二条 この法律において「少年」とは、二十歳に満たない者をいう。
 この法律において「保護者」とは、少年に対して法律上監護教育の義務ある者及び少年を現に監護する者をいう。

 

 今回の記事の目玉はここだと思う。 

 法務省は特別調査として「非行少年と生育環境」に着目したアンケート調査を初めて実施した。少年院在院者や保護観察処分の少年や保護者ら約1560人から家庭での過ごし方や過去にトラウマとなった体験などを聞き取った。

 驚く。そんな大事なこと、初めてやったの?
 やろう、やりたい、やらねば、と思う人、言う人が少なからずいたろうに。

 

 「調査」の結果について、記事から一部引用しよう。

 家族との夕食の頻度を「ほぼ毎日」と回答した割合は少年院在院者は13.6%で、一般的な少年(58%)より大幅に低かった。中学2年時に「学校の授業以外で勉強しなかった」と回答した割合は、一般的な少年が4.9%(内閣府調査)であるのに対して、少年院(49.2%)、保護観察(25.3%)と高い傾向が見られた。
 
親の離婚や死亡、虐待など小児期に逆境を体験した少年も目立った。「家族から暴力をうけた」と答えた割合は少年院(61%)、保護観察(17.5%)に上った。

 家族との夕食の頻度が高い少年は絶対に犯罪をやらない、頻度が低い少年は全員、犯罪をやる、ということはぜんぜんまったくないけれども、やっぱり、犯罪方面へ向かう者と、そうでない者と、小さい頃から分断が始まっている、のかなあと、これは、主に刑事裁判を事件数で1万800件ほど傍聴してきたところからも、感じる。

 

少年院在院者の保護者に期待する支援内容を聞いたところ「保護観察終了後も継続的に支援してくれる仕組み」が最多だった。

 そうなのだろうなあ、と思う。
 少年を、その前に保護者を、支える仕組み、助ける仕組みがあれば、社会はだいぶ住みよくなり、、、とは私の夢想だ。
 現実には、逆方向へ、徐々に進むか、転げ落ちるか、どっちかだろう。

 いやべつに悲観主義、絶望志向で言ってるんじゃない。
 現実を認識したうえで、じゃあどうしよう、という話へいくのだ。

 ←12月21日20時30分現在、週間INが30で2位。

2023年12月19日 (火)

清掃員が女子トイレに盗撮カメラを秘匿設置、発見した女生徒は

18050925  今年7月13日施行の新法、「性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律」により、盗撮の法定刑はぐんと重くなった。

 どれぐらい重くなったか、新法の裁判をなるべく傍聴したいと思っている、時間が空けば。
 先日、時間が空き、驚きの事件に遭遇した。  ※右の画像はどこかの商業施設の男子トイレ。

 

 東京地裁、「性的姿態等撮影未遂、性的姿態等撮影」、新件。

 被告人は身柄(警察留置場)。車椅子で入廷した。
 上下グレーのジャージで、マスクをつけ、私が言うところの“目隠しヘア”だ。
 前髪の奧の目をぎょろりと動かし、傍聴席を見渡した。
 始まる時点で傍聴人は合計7人。始まってからわさわさしゃかしゃか何人来たか、3人までしか私は記録してない。

 

 人定質問によれば被告人は50代男性、仕事は「今してません」。
 犯行時は「清掃員」だったそうな。

 派遣先の高等学校で、各階のトイレの清掃業務中、3階の女子トイレに入り、個室の汚物入れに小型カメラを隠匿設置した。

 午後0時28分頃、被害者A(17歳)がその個室で用便しようとしてカメラのレンズに気づき、向きを変えた。これが未遂分。
 その後、被告人が戻り、向きを戻した。

  (途中ちょっと省略)

 午後3時30分頃、被害者Aは友人とともにカメラを見に行き、見つけて学校に申告した。
 調べると、計9台の小型カメラがあちこちのトイレに隠匿設置されていた。
 学校内は騒ぎになり、被告人が所在不明となった。
 学校の防犯(監視)カメラに、学校から出て行く被告人の姿が録画されていた…。

 追起訴があり続行。

 

 被告人は前科3犯、うち同種が2犯。
 2017年6月に東京地裁で「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反」により懲役1年8月(※)の刑を受け、服役したという。 ※女性検察官の声が小さく「…ちげつ」としか聞こえなかった。「はちげつ」、8月と解される。

 

 被告人氏名でネット検索すると、逮捕報道がヒットする。事件的に時期的に年齢的に、本件被告人の前刑の事件の逮捕報道かと思われる。
 電車内の痴漢で逮捕され、パソコン等にトイレの盗撮画像が発見され、清掃員として出入りしていた小学校、の女子トイレに小型カメラを隠匿設置し女児を盗撮したことが発覚した、のだそうだ。

 検察官がいつも強弁する「徹底した矯正教育を行なう矯正施設」=刑務所を出て、また同じことをやる、あるあるだ。
 しかし検察官は「徹底した矯正教育を行なう矯正施設」と強弁し続ける。あるあるだ。

 

 上掲は私のアフィリエイト。
 居酒屋とかカフェとか、トイレが男女共用のことがよくある。
 そういうトイレに動体検知カメラを秘匿設置し続け、若い女性が映った部分のみ編集し続け、ロシアのサイトに売って878万円稼いだ被告人もいた。

 自分の楽しみのために、若い女性が多そうなお洒落なカフェの男女共用トイレに、という者は普通にいそうだ。
 盗撮発見器を持ち歩き、探してみる? また鞄が重くなる、てか私はお洒落なカフェへ行かないし💦

 男の“盗撮欲”は、性犯罪者たちの執拗さはどれほどか、女性誌で特集記事を、もうやってる?

 ←12月19日3時20分現在、週間INが50で2位。

2023年12月17日 (日)

支援女性に好意を抱き強制性交等致傷

Screenshot-20231216-at-082622-92-5117-tb  ちょっと時間が空いたので、もうダメかなあと思いつつ開廷15分前、東京地裁815号法廷(52席)へ。
 すでに大行列!
 法廷前の小廊下は、軽く60数人、たぶん70数人の大行列で埋まっていた。生徒さんのグループが多く見えた。
 「殺人」(裁判員裁判)の判決があるのだ。

 

 一瞥(いちべつ)して直ちに私は東京地裁531号法廷(52席)へ。
 「殺人」と同時刻から、こっちは「強制性交等致傷」(裁判員裁判)の判決だ。

 こっちの傍聴人はパラパラ程度だった。
 あっちの大行列の後ろのほうの人、どうせ傍聴できないんだから、こっちへ来ればいいのに、とはしかし、初めて裁判を傍聴に来る人たちは、夢にも思わないのだろうなあ、世の中そんなことがいっぱいあるわけで。

 「強制性交等致傷」の被告人は身柄(拘置所)。濃いめのグレーのジャージ上下。禿げめで坊主刈りで長身だ。年齢的には50歳前後だろうか。
 目つき、悪っ! その目つきと姿勢、動作等に、なんというか、如何にも尋常ではないという印象を私は受けた。

 

 裁判員が6人全員、男性だった。見た感じ20代から70代の、男ばっか。補充裁判員2人(書記官の隣に着席)もだ。
 裁判官3人も男性。こんなところで“男祭り”とは。

 

 法廷中央、証言台のところに被告人を立たせ、裁判長が主文を告げた。

裁判長 「主文。被告人を懲役8年に処する。未決勾留日数中320日をその刑に算入する」

 1年以上も勾留されているわけだ。

 いったい何をやったのか。
 夜中に1人歩きの女性を尾行、後ろから襲いかかってそばの駐車場へ連れ込み、という事件かと私は思った。そういうのが多いので。

 ところが!

 被告人は軽度の精神遅滞…。
 被害者(女性か)は、精神障害者の支援に従事しており、被告人を担当していた…。
 被告人は被害者に好意を持ち、自殺未遂のことで相談したいと被害者を被告人方へ呼び出し…。
 交際を求めたが断られたことに一方的に腹を立て…。

 アイスピックの先端を向けて「俺の言うことをきけ、死にたくなければ…」などと脅し、転倒させて馬乗りになり、首を絞め「殺すぞ、言うことをきけ」などと脅し…。
 約1時間にわたって性交や口腔性交をし、被害者に全治まで約1カ月を要する陰部裂傷等の傷害を負わせた…。

 なっ、なんだそれ!
 被害者は心身が不調となって退職を余儀なくされ、今もなお通常の生活に戻れていないそうだ。 

裁判長 「同種ではないが粗暴犯の前科がある…」

 私は帰宅後、超絶マニアックデータを調べてみた。
 2011年2月に東京高裁で、同姓同名の被告人の「傷害」の控訴審判決の期日あり。傍聴してない。

 

 

 この被告人氏名でネット検索しても完全ノーヒットだ。
 「軽度の精神遅滞」ゆえ匿名報道なのか。そう考えていろいろ検索してみたが、何も見つからなかった。

 「殺人」のほうは「東京・北区の老人ホームで入所者(当時92)殺害 元職員(51)に懲役17年判決 東京地裁」(12月15日付けTBS NEWSDIG)などと報道されている。上掲画像はそのスクリーンショットだ。

 ←12月17日5時50分現在、週間INが50で2位。

2023年12月15日 (金)

ホストクラブに2日で198万円を散財、さらにイベント参加費170万円を得るために

Dsc_0123_horizon_0001  たまたま流れで「窃盗」の判決を傍聴した。被告人は非身柄、なんかちょっと地味で暗い感じの、黒パンツスーツの、若い女性だ。

裁判官 「主文。被告人を懲役1年6月に処する。この裁判が確定した日から3年間その刑の執行を猶予する」

 被害金額の多い万引きか。いや違った。

 

裁判官 「勤務先…預金通帳を窃取…代表取締役の引出に保管…知っていた…始業前…カードキーで事務所内に…引出から持ち出し、預金払い戻し…書類…銀行印を押印し…」

 現金合計30万円を引き出したんだという。
 勤務先盗自体はよくある話だ、が、その動機が…!

 

裁判官 「ホストクラブ…令和5年(2023年)6月の2日間で198万円を散財…イベントの参加費170万円を捻出するため…闇金から融資を受けるための…を得るため…」

 被告人は25歳だという。前科なし。
 2日間で198万円を散財させるホストクラブ!
 イベント参加費が170万円!

 闇金とやらは、ホストが紹介、というかホストクラブと結託した連中かもね。

 てゆっかさ、特殊詐欺グループって、時流にのった詐話(さわ)を次々考案するぐらい頭がいいわけで、ホストクラブの“錬金性”に、当然に目を付けるでしょ。すでにだいぶ稼いでおり、本件もその一部だったりして。

 裁判傍聴からは、いろんなことが見えてくる。ヤメられない、止まらない、のである。

 

 あり得ないけど、仮にこの記事がYahoo!ニュースとかに出たら、「そんなの女の勝手だ。ホスクラは知らんがな」との趣旨の攻撃投稿でコメント欄は埋め尽くされるかも。
 私はねえ、それはホスクラに失礼だと思う。
 特殊詐欺が高齢者を騙すテクニック、使い捨ての受け子・出し子をゲットして操るテクニックを磨いているように、ホスクラも磨いているはず。
 「アホな女しか騙せない」なんて評判を立てられたら、傷つくんではないか自尊心が。

 ←12月15日22時10分現在、週間INが40で2位。

2023年12月13日 (水)

大阪万博、1250億円はセピア色の思い出か

「ネパール人を被告人とする刑事裁判で、東京地裁が妙なことをやってるの、知ってました?」

 マニア氏から言われ、驚いた。なんだそれ、知らなかった!
 そういえば私は、ネパール人の裁判をずいぶん長く見てないような。マニア氏よ、ありがとう。

 

 起きてパソコンに向かい、ツイッター(現X)かブログにそれを書こうと思いついた。
 えーっと、なんだっけ、1人では傍聴させない、2人1組で傍聴せよ、同伴出勤ならぬ“同伴傍聴”って、私みたいなおひとり様はどうすりゃいいんだ。誰かに声をかけろ? 外国人の裁判は人気薄だ、同伴してくれる人はなかなかいないぞ。実質、傍聴妨害じゃん。ひどい。いつから、なぜ東京地裁は…。

22040213  あっ、と気づいた。夢を見たのだ。

 

 前日、ちょうど時間が空いて「不同意性交等」の勾留理由開示を傍聴した。
 現場は足立区内の飲食店内。裁判官が述べた店名と住所番地を私はメモった。
 帰宅後、ネット検索してみた。キャバクラだった。
 料金が記されていた。
 50分6千円、指名料2千円、同伴出勤1万5千円…ん? なんだそれ、同伴出勤って聞くけど、どゆこと?

 それが記憶に沈み、夢にあらわれたらしい。人の脳の働きって面白いね。

 

 起きてトイレで(※)、いつのだか日経新聞の夕刊を見た。 ※私は座りおしっこ派。
 大阪の万博についての解説記事を見た。

 海外パビリオンは「タイプX」が加わり4種類に、とあった。こうだ。

 タイプA 参加国が費用負担して独自のデザインで建設
 タイプB 協会が建てた施設を参加国が借りて個別利用
 タイプC 協会が建てた施設を複数の国が借りて共同利用
 タイプX 協会がプレハブ工法で建てた箱形施設を参加国が装飾。費用負担は参加国

 会場建設費について…。

 2017年3月  1250億円
 2020年12月 1850億円 大屋根の建設(350億円)、暑さ対策、人件費・資材費高騰
 2023年11月 2350億円 人件費・資材費高騰

 会場建設費と別に、「日本館」建設、途上国の出店支援、警備費など800億円超の国の負担がある

 1250億円でやりますとスタートしたあとで、そうだ大屋根もつくろうと思いついてぽんと350億円、お金持ちだなあ。

 てか大屋根のぶんを除くと「人件費・資材費高騰」ぶんは750億円。そんなに高騰してるとは。
 最終的に総額おいくら億円になることやら。1250億円は、遠い昔のセピア色の思い出か。 ←おっ、うまいこと言ったぞ、うふふ。

 ←12月13日5時10分現在、週間INが40で2位。

2023年12月11日 (月)

自衛隊の元佐官、児童買春を重ねて刑務所へ

Dsc_0665  また少し…。

 

傷害、暴行、傷害(変更後の訴因 暴行)」 判決

 被告人は身柄(拘置所)。若い。見た目、子どもが大きく偉そうになった感じ。前科なし。
 新宿歌舞伎町で3件、千葉県内で1件、路上で行きあった見知らぬ他人(25歳が2人と27歳と58歳)に対し、さしたる理由もなく、一方的に執拗に殴る蹴るの暴行を加え、1人(58歳)に対し胸骨骨折等で全治まで約2カ月の重傷を…。
 私は傍聴ノートに「狂犬」と書いた。

 懲役2年、未決80日算入、執行猶予4年、付(ふ)保護観察。

裁判官 「友人関係、ご家族のことも、あるかもしれないけど…」

 

麻薬及び向精神薬取締法違反」 新件

 被告人は非身柄。若い。けっこう有名なラッパーだという。マニア氏から情報をいただき傍聴した。
 大麻、MDMA、LSD、覚醒剤など、ひととおりやったが、大麻とコカインは不安と不眠の解消に効果があり、ほかは体に合わなかったという。
 売人の線から芋づるで逮捕され…。5分ほど休廷して判決。

 懲役1年6月、執行猶予3年。

 

道路交通法違反」 判決

 被告人は50代男性。非身柄。
 知人と飲酒し、その知人を普通自二の後部座席に乗せて家へ送る、ということを3年間にわたりくり返した末、友人が後部座席から転落…。
 本件は飲酒運転のみ。

 懲役6月、執行猶予3年。

 

児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反」 控訴審判決

 被告人は非身柄。15歳の女子児童に対し、3万円の対価を渡す約束をして性交。
 児童買春(そのとき自衛官か)で執行猶予中の犯行であり、本件の原判決は懲役8月。量刑不当で控訴。

 控訴棄却。

 特段の情状立証はなかった。前刑(懲役8月)の執行猶予満了を待つ控訴かと。
 本件懲役刑が確定する前に、前刑の執行猶予期間が満了すれば、前刑の判決の効力は失われ、服役は本件懲役刑のみで済むのだ。

 

 傍聴席に2人、検察職員らしき男がいて、言渡しが終わるとバー(傍聴席の前の柵)の中へ。
 保釈取消しの手続きをするのだ!
 11月17日だっけそのへんから、控訴審で実刑が維持されたとき保釈を取り消して収監すると聞いていたが、そのシーンを初めて見た。
 

 


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ほぼ日ホワイトボードカレンダー2024年1月~12月壁掛け/フルサイズ
価格:3,080円(税込、送料無料) (2023/12/11時点)

 これから年末へ向け、ぐっと期日が増える。私の手帳は傍聴予定だらけだ。
 なんとか理由をつけ、パスする日を増やさねば。

 ←12月11日2時30分現在、週間INが30で2位。夕べ21時過ぎに寝て、早起きしたのだ。

2023年12月 9日 (土)

自転車カバー損壊、被告人は無罪

Img_0581_20231209051801  最近傍聴したのを少し、少しだけ。

 

窃盗」 判決

 暗証番号が書かれたキャッシュカードを、コインロッカーを介して受け取り、指示役から指示されるままATMで現金を引き出し、回収役に渡すことをくり返した…。
 追起訴が続々あったのか、起訴から判決まで1年ほどかかっている。
 被害額は合計1092万3千円。
 何らかのグレーな仕事と思いつつ、報酬目当てに安易に加担した。報酬の合計は約40万円。
 前科なし。

 懲役3年6月、未決280日算入。
 使い捨ての末端者が続々と刑務所へ堕ちていく。
 刑務所には、知能が境界域の人格障害者とかごろごろいるそうだ。

 

名誉毀損」 判決

 「共同親権」を求めて「子ども連れ去りビジネス」がどうとかいう界隈、の被告人は1人かと思われる。
 区議会議員選挙に立候補し、別居中の妻子の顔写真や実名等を印刷したポスターを98カ所の掲示板に貼った…。
 懲役1年6月、未決100日算入、執行猶予4年。

 

危険運転致傷」 新件

 普通貨物車を運転中、コンビニへ立ち寄り、アルコール9%の缶酎ハイ350mlを2本購入。車内で飲み、運転。
 それを3回くり返し、信号待ちの前車に追突。バックしたのちブレーキとアクセルを踏み間違え再度追突。
 アルコール依存症で、飲み出したら止まらないのだそうだ。
 交通事故新法の、3条ではなく2条1項違反、いわば酒酔い危険運転。

 立会(りっかい)検察官が、しっとり艶ありヘアで小顔な新人女性。
 習ったことをあれこれやってみようとてか、被告人質問が長いのなんの。
 指導役か男性の相(あい)検察官が、ベテラン流の突っ込み方を披露しようとてか、長いのなんの。
 傍聴ノートを見ると、時間的にはそんなでもないんだが、やたら長く感じた。

 

麻薬及び向精神薬取締法違反」 判決

 それなりに有名なヒップホップグループのメンバー。マニア氏から期日情報をいただいたんだったか。

 2019年に薬物で懲役3年、その一部である懲役6月について執行猶予2年、付(ふ)保護観察の判決を受け、2年6月を服役した後の執行猶予中の、本件はコカイン使用(施用)。

 判決は懲役2年、その一部である懲役4月について執行猶予3年、付保護観察。

 一部猶予が満了した後でさえ、再度の一部執行猶予はダメ、との判例もあるのに、本件は満了どころか一部猶予中の再犯で、再度の一部猶予!
 そのように判決する理由を、高嶋諒裁判官はかつれつよくパキパキと述べた。
 頭がよくて、被告人の更生を考え、真剣に最善の裁判をやろうとしている、というものが伝わってきたよ。

 

器物損壊」 判決

 駐輪場の自転車のカバーを破損させた、という事件だ。
 河村宜信裁判官、検察官は若く素敵な女性、弁護人は若めの素敵女性、被告人はスリムな中年女性かな。

裁判官 「主文。被告人は無罪」

 そのカバーはもともと破損だらけで、本件破損を認めたとカバーの持ち主が言う日時から警察へ届けるまで、だいぶ経過しているうえ、本件破損は人の力によるものか、いつ破損したのか、証明がなく「明らかに疑問が残る」んだそうだ。

 言渡しはあっさり数分で終わった。
 終わって廊下で、被告人は弁護人と抱き合って泣いた。

 これはどうも報道されてないようだ。
 犯罪のほとんどは報道されない。犯罪報道のほとんどは、警察の逮捕発表の短報のみだ。報道されない無罪はたくさんある。
 そういう面から裁判傍聴マニアになってしまう人は多いのだろう。ま、私もその1人といえる。

 ←12月9日5時10分現在、週間INが40で2位。

2023年12月 7日 (木)

自民の政治資金パーティへ行ってみた件

17040721  何を隠そう、私は過去に、自民の大物議員のパーティへ行ったことがある。その話をしとこう。

 

 あれはもう、少なくとも30年は前のことだ。
 当時、私はある企業でアルバイトをしていた。
 そこの社長は、どういう交友関係なんだか、私はあることを言いつかって、渋谷のあっちのほうの安倍晋太郎さんのお宅とか、原宿駅に近い、あれは竹下登さんのお宅だっけ、もういろんなお宅へ行った。

 

 ある日、「今井君、ただ酒飲みに行かない?」と言われた。
 誰だかもう忘れたが、有名な自民議員のパーティ券(1枚
2万円)が余ってるんで、あげる、というのだ。
 2万円のただ酒、行く行く~、てなもんである。

 

 その頃だったと思う、都心の有名ホテルの、集英社のパーティへ私は何度か行ったことがある。
 んまあ、大盛況、夢のようなごちそうだった。
 和洋中の料理がずらーっと並び、寿司や天ぷらの屋台も出ている。ローストビーフの一角もある。
 夢中になって食べ、飲んだ。めちゃくちゃ余りそうで、もったいない。なぜかバッグに入っていた複数のシール容器に、車海老のなんちゃらとかいろいろ詰め、“タッパー今井”と呼ばれた。

 

 自民議員のパーティも、都心の有名ホテルの、同様に大きな宴会場で行われた。
 具体的にどこのホテルか、ニューオータニだったか、もう忘れた。

 参加者はスーツにネクタイのおっさんがほとんど。人数は格段に少ない。
 驚いたことに、料理が、なんちゅうか、しょぼっ。サンドイッチと、あとは乾き物が多かった記憶だ。

 ウイスキーの水割りと、ビールは、確かに飲み放題だった。
 ビールは普通だが、水割りは、どうしたらあんな味になるんだか、ウイスキーの旨さを感じない…。
 こんなので2万円って、アホか!

 

 自民のパーティ、政治資金パーティは、企業からの献金を、企業からの献金と見せずに受ける装置。
 
パーティ券は買う(売る)ことに意義がある。
 
詐欺の起訴状風にいえば「パーティ名下(めいか)に企業献金を収受するものであって」…。
 ま、そゆことかなと私は認識している。

 ←12月7日20時40分現在、週間INが40で2位。

2023年12月 5日 (火)

久保利弁護士、妖精少女、人間力

Screenshot-20231205-at-041031-79-sponich  「日大会見で大注目 ド派手スーツ弁護士の正体 79歳、東大在学中に司法試験合格…破天荒スタイルのワケ」と12月4日付けスポニチ。

 ああ、久保利英明弁護士の服装のこと、私はメルマガでどう書いたっけ。ちらっと探してみた。

 

 2017年11月17日付けの第2011号「妖精少女、1人で自殺するのは寂しいので」。
 ホリプロが松居一代さんを訴えた民事の訴訟の、第1回口頭弁論期日が同月15日にあり、マニア氏から教わって私も傍聴した。
 服装について私はこう書いてる。

 14時27分、原告代理人弁護士が3人現れた。主任はなんと久保利英明弁護士!
 久保利弁護士は、こてこての日焼け顔で、鮮やかな紫色のスリーピース。あんなのどこで売ってんの。
 その隣の弁護士は、久保利弁護士に少し影響されてか、グレーのスーツにブルーのシャツにショッキングピンクのネクタイ。
 3番目の弁護士は、色的には地味だが、ワイシャツのえりが、ほら、水平に見えるというか、あれだった。

 

 その号、「妖精少女」とは「傷害」の女性被告人(23歳)だ。

 奥のドアから手錠・腰縄の姿で現れた被告人は、染めたか脱色したか金髪風でしかし根本のほうは黒く、色白で薄味で少女のような顔立ちなのだった。
 悲しそうでもあり、薄く微笑んでいるようでもあり、なんというかこの世のものではない、地上に堕ちた妖精、と言っちゃ言い過ぎか。

 1人で自殺するのは寂しいので、誰かを巻き添えにしようと考え、知人男性(35歳)を呼び出して飲食をともにし、その男性方を訪れ、用意していた包丁でいきなり…。
 加療約1カ月間を要する胸部刺創、左母指刺創の傷害を負わせ、200万円を支払って示談成立、前科なし。
 判決は懲役1年6月、執行猶予3年、付保護観察。

 以下はその号の編集後記から。

 某氏からこんな話を聞いた。

「自殺願望とか、ストレスで万引きとか、結局は人間力が弱いのよ。人間力は、幼い頃からつくられるの。底辺の人、偉ぶる人、縦横斜めでいろんな人に接しなきゃ人間の発達成長はないの。成長期にさまざまな他者に会う機会が、日本の子どもは他国と比べて突出して低いんだってさ」

 「突出して低い」ってどこのデータだ? とネット検索してみた。
 データを見つける前に、文部科学省の「参考資料2 各発達段階における子どもの成育をめぐる課題等について(参考メモ)[改訂]」というのを発見。読んでしまった。忙しいのに!

 某氏はさらに言うのだった。

「落ち込んだとき、どうすればいいか。幸せな他人から励ましてもらっても役に立たないの。もっと落ち込んでいる者に会うのがいちばんいいのよ」

 うーん、万引きが止まらない人が、万引きで起訴され検察官からぼろくそ責められ、実刑判決を食らう裁判(他人の裁判)を傍聴する、それは有用だろうと私は思う。

 

 2017年当時、万引き病の裁判を私は次々傍聴していたのだ、そういえば。
 さあ、締切原稿へ戻ろう。じゃね。

 ←12月5日4時40分現在、週間INが50で2位。

2023年12月 3日 (日)

新宿ベルクで黒ビールを飲んだ件

2311082  新宿ベルクをご存知か。

 私は、たぶん今年、ツイッター(現X)の、タイムラインっていうのか、流れてくる、あれで初めて知った。

 

 芸能人とか飲食店とか、社会的な発言はタブー、かと思っていた。
 でも小泉今日子さんとか坂本龍一さんとか、そうじゃない人もいる。

 飲食店はどうか。
 新宿ベルク(の店主)はばりばり社会的な発言をするんだねえ、驚いた。
 ほほう、こいつぁいずれ行かずばなるまいよ、と思った。

 

 11月8日だっけか、裁判所の帰りに寄った。

 あのお店は、普通なかなか見つからないでしょ。
 私の場合、新宿の東口に当たるのか、アルタ前の交番の真下辺り、と頭に入れて行き、なんとか見つけた。

 あんなお店はほかにないでしょ(笑)。この「笑」は嘲笑とかじゃない。こみ上げてくる意外性と楽しさだ。

 

2311085 注文口に向かって行列が出来てるんだが、ぜんぜん苦にならない。
 珍しいものが一杯で、「えーっ!」となってる間もなく、列は進むのだ。カウンター内の従業員が多いってこともあるのか。

 私は黒ビールのグラスを注文した。380円+税だったかな。
 魅惑のメニューの多さに圧倒され、選ぶ間もなく注文口に到達、黒ビールのみにした、つー感じ。

 旨い黒ビールを飲みながら、店内を見回した。
 狭い店なのに、ぜんぶ見回すには何日もかかりそう、いやはや凄いお店が新宿にあったもんである。

 飲み終えて、おっ、もうこんな時刻、私は新宿思い出横丁へ向かった。待ち合わせがあったので。

 

 新宿ベルクは最近、純米吟醸酒とか出してるらしい。
 1杯千円でも「ほほう、試してみようかぃ」と思えてしまう、不思議なお店だ。

 ←12月3日21時00分現在、週間INが40で2位。

2023年12月 1日 (金)

速度取締り、都道府県別ランキング

P1020383  過去にどんな記事を書いたか、どんどん遠くなってしまう。
 とりあえず、車雑誌『ドライバー』のWebサイトに書かせてもらったぶんのみ、記事のタイトルと日付を、ときどき当ブログに載せている。

 

 2019年12月分から2023年2月の途中まで → 2023年2月14日に
 2023年2月の途中から3月の途中まで → 2023年4月2日に。
 2023年3月末から5月始めまで → 2023年5月15日に
 2023年5月の途中から同月末まで → 2023年6月11日に
 2023年6月の途中から8月の途中まで → 2023年8月8日に。
 2023年8月の途中から9月の初めまで → 2023年9月2日に。
 2023年9月の途中から10月の中頃まで → 2023年10月14日に。

 その後、現時点までにアップされたのは以下の記事だ。

2023/10/24 介護疲れで居眠り運転、集団下校の小学生に突っ込み…そんな事故を防ぐために「今すぐやれること」

2023/11/28 【速度取り締まり】都道府県別ランキング 3位は大阪、2位は埼玉、1位は?

2023/11/28 可搬式(移動式)オービス「LSM-310」が損保協会から北海道に寄贈されたワケ

 

 速度取締りランキング、ここでちらっと言うとだ、1位は北海道かと思うでしょ。
 ところが北海道は8位。1位は神奈川なんだね~。
 取締り件数もさることながら、構成率(その都道府県の取締り中、速度違反が占める割合)がこれまた興味深い。

 

 そんなことより、約1カ月でたった3本。
 はっきり言って、裁判傍聴に通いすぎた!
 だぁって、どうしても傍聴したい事件が次々とあり、裁判所へ行って開廷表を見れば、

「あっ、この事件、今日が判決だったのか。ラッキー」
「うわ、これなんだろ、気になる。傍聴しなければ!」
「これって逮捕報道で終わったあの事件じゃないか!」

 となることが多く、夕方まで居続けることに、、、

 

 今週は「道路交通法違反」で公訴棄却の判決を傍聴した。
 控訴棄却じゃなく、検察官の公訴(つまり起訴)を棄却、だよっ。
 公訴棄却の判決は無罪よりなんぼか珍しい。
 私がこれまで傍聴してきた約1万800事件中、公訴棄却は5件しかない。 ※4件かと思ったが5件だった。

 今回の公訴棄却は、中型貨物は5トンまで、の限定免許で5トンを超える貨物車を運転し、物損事故を起こした、という事件だ。
 運転免許の条件違反は反則行為、それがなぜ公判廷へ出てきて、なぜ公訴棄却となったか。私もびっくりな事件だった。

 ちょうど今、『ドライバー』(八重洲出版)の雑誌版の締切りだ。そこに書かせてもらおうと思う。まあ、びっくりしますよ。

 

 ほか、心に染みる「大麻取締法違反」とか、大便を無理やり食べさせた「強要」とか、すごい事件がいっぱいある。
 そっちもWebサイトに書ければと思うのだが、今んとこ私には書ける場所がない。

 ま、そのうちなんとかなるだろう。
 とりあえず今の締切り原稿を次々仕上げねば。じゃねっ。

 ←12月1日21時00分現在、週間INが40で2位。

« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »