家族との夕食「ほぼ毎日」、少年院在院者は13.6%
「少年刑法犯 19年ぶり増加/昨年、窃盗多く「闇バイト」も/犯罪白書」と12月9日、日本経済新聞に大きな記事が。読んだ。
ネット上にあるものでは、12月8日付けの「少年の刑法犯19年ぶり増加 2022年、窃盗や特殊詐欺」が、どうも同じ記事のようだ。
ネットに先に無料で出すって、どうなの。ま、いっか。
画像はネット記事からのスクリーンショットだ。 ※当ブログ容量オーバーが判明。画像は削除。
少年刑法犯は急カーブで減少している。
下り坂の始まりの頃、日本に何があったんだろう。少子化の影響はどれほどあるんだろう。
いちおう言っとくと、ここでいう少年は少年少女の少年ではない。少年法上の少年だ。以下は少年法。
(定義)
第二条 この法律において「少年」とは、二十歳に満たない者をいう。
2 この法律において「保護者」とは、少年に対して法律上監護教育の義務ある者及び少年を現に監護する者をいう。
今回の記事の目玉はここだと思う。
法務省は特別調査として「非行少年と生育環境」に着目したアンケート調査を初めて実施した。少年院在院者や保護観察処分の少年や保護者ら約1560人から家庭での過ごし方や過去にトラウマとなった体験などを聞き取った。
驚く。そんな大事なこと、初めてやったの?
やろう、やりたい、やらねば、と思う人、言う人が少なからずいたろうに。
でもまあ、今回やったのは偉かったですね。
「調査」の結果について、記事から一部引用しよう。
家族との夕食の頻度を「ほぼ毎日」と回答した割合は少年院在院者は13.6%で、一般的な少年(58%)より大幅に低かった。中学2年時に「学校の授業以外で勉強しなかった」と回答した割合は、一般的な少年が4.9%(内閣府調査)であるのに対して、少年院(49.2%)、保護観察(25.3%)と高い傾向が見られた。
親の離婚や死亡、虐待など小児期に逆境を体験した少年も目立った。「家族から暴力をうけた」と答えた割合は少年院(61%)、保護観察(17.5%)に上った。
家族との夕食の頻度が高い少年は絶対に犯罪をやらない、頻度が低い少年は全員、犯罪をやる、ということはぜんぜんまったくないだろうけれども、やっぱり、犯罪方面へ向かう者と、そうでない者と、小さい頃から分断が始まっている、のかなあと、これは、主に刑事裁判を事件数で1万800件ほど傍聴してきたところからも、感じる。
少年院在院者の保護者に期待する支援内容を聞いたところ「保護観察終了後も継続的に支援してくれる仕組み」が最多だった。
そうなのだろうなあ、と思う。
少年を、その前に保護者を、支える仕組み、助ける仕組みがあれば、社会はだいぶ住みよくなり、、、とは私の夢想だ。
現実には、逆方向へ、徐々に進むか、転げ落ちるか、どっちかだろう。
いやべつに悲観主義、絶望志向で言ってるんじゃない。
現実を認識したうえで、じゃあどうしよう、という話へいくのだ。
« 支援女性に好意を抱き強制性交等致傷 | トップページ | 「脅されて仕方なく」は裁判所に通用しない! »
「報道にコメント」カテゴリの記事
- 反則金の違反、青切符のサインを拒否して逮捕!(2026.04.03)
- 裁判官マップ、傍聴マニアが投稿するなら(2026.03.21)
- 収益性の悪い裁判所は閉庁って!(2026.03.16)
- 「公わい名人」と呼ばれた時期もあった(2026.03.07)
- 捜査書類を保管しても組織のプラスにならない(2026.03.06)

