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2024年1月13日 (土)

仏語を話す精神科医がいないからと拒絶された

Screenshot-20240113-at-032455-10keijijik  1月10日(水)、東京高裁で「逃亡犯罪人引渡審査請求」の審問期日を傍聴した。これは非常に珍しい。

 事件番号は「令和5年(て)第344号」。最高裁の「刑事事件記録符号規程」(右の画像はその一部)によれば「て」は高裁の雑事件だ。

 

 「逃亡犯罪人引渡審査請求」の審問期日を私は過去に2件傍聴した。

 1件は、2006年1月12日。カリフォルニア州のアナハイムの、殺人事件らしかった。

 もう1件は、2018年1月12日。
 容疑とされる事件自体は不明だが、非常に印象深かった。メルマガ第2041号「韓国からの逃亡犯罪人、日本で夢みた5年間」でレポートした。
 もしも単行本を出せるなら収録したい。

 

 1月12日、1月12日ときて、今回は1月10日。単に偶然なんだろうか。

 被請求人(身柄、同行は普通に刑務官)は58歳。ナショナリテ(※)は、フランスとイスラエルの二重国籍。生まれたときから二重国籍だという。 ※誤記じゃない。そう聴き取れた。
 スリムな、ちょっとフランス映画の俳優のようなおじさんだった。

 通訳人は、よくお見かけするご婦人だ。いつもは英語通訳だが、今回はフランス語。いつもそうするように、1語ずつゆっくり丁寧に通訳した。
 私は高校時代、フランス映画好きが高じてフランス語を勉強した。なのでよく聴き取れた。ただし知ってる単語が極めて少ないんで、話の中身はわかんなーい。💦

 

 補佐人弁護士(地味にお洒落な衣服の若め女性)が、被告人質問に相当することをおこなった。
 以下、被請求人のセリフ部分は、日本語に通訳したあとのものだ。

補佐人 「フランス共和国からの…(引渡請求に)…異議はありますか?」
被請求人「私は、一切まったく異議はございません」

補佐人 「奥様、今日はわざわざ日本へ来てくれましたね」

 傍聴席に、ちょとエキゾチックで長身で素敵な女性がいる。フランスの南部の顔立ちか、なんて訳知り風にほざいてすみません。

 ほかに、フランス人か外国人男女がいた。ほか、官かその方面らしき男女が4人。
 一般傍聴人はぱらぱら程度だ。こういうのは人気がないのだ。

 

補佐人 「仕事の経歴を、簡単に…」
被請求人「1989年、フランスのビジネススクールを卒業…経営の学位をとっている…1992年、香港の大学のMBA…取得…1992年から2002年、香港の企業で仕事…自分の会社を香港に持った…2002年から2014年、健康、医療に関して、世界的な企業と仕事をしてきた…」

補佐人 「2018年、フランスで有罪判決を受けましたね」
被請求人「そうです」

補佐人 「2020年に確定…その後、当局に出頭しなかったのはなぜですか?」
被請求人「裁判の間、非常に重い病気で…メランコリック性のうつ病…2016年から2022年…6度も入院しました…」

補佐人 「2023年9月に来日して、仮拘禁されましたね」
被請求人「10月4日からです」
補佐人 「そこから約3カ月、拘禁…感じたことは」
被請求人「3カ月半です…非常に厳しいものです…1人で、孤立して、11日、12日、連続で(孤立状態で?)いたりします…うつ病という、とても難しい病気…どんどん状態が悪く、深刻になってきています…(診察、治療を頼んだが)フランス語がしゃべれる精神科医がいないと拒絶されました。とにかく早くフランスに帰りたい。どうかお願いします。早く医療につないでほしい…とにかく手続きを迅速に整えてください」

補佐人 「フランスでは当局の指示に従いますね」
被請求人「もちろんです」

 手続きは10分で終わった。
 フランスで、何の罪で有罪判決を受けたのか。量刑は? 最後まで明かされなかった。

 ←1月13日4時40分現在、週間INが40で2位。

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