「死のうと思って?」「そうです」
3月14日に東京地裁で「麻薬及び向精神薬取締法違反」の第1回公判を傍聴。
翌15日、当ブログに「だいぶ有名歌手の薬物裁判、傍聴人は15人」と書いた。
第2回公判を4月25日、傍聴した。
この期日は、どういうルートでか一部に伝わったようで、ファンと思しき若い女性たちがだいぶ並んだ。
被告人は非身柄。スリムで長身で小顔。黒スーツ、インナーは暗色Tシャツか。胸に筋肉がちらり見えた。頭髪はちょい長めで、私の表現では「まだら金髪」。じつに格好いい若者(※)だ。 ※私からすれば。
高嶋諒裁判官から鈴木悠裁判官に交代したので更新の手続きをして、被告人質問。一部拾う。
弁護人 「歌手…逮捕…コンサート、中止…」
被告人 「20公演近く…中止…」
弁護人 「損害賠償の請求は…」
被告人 「あります、およそ1億円ぐらい…」
自己破産はしないという。なぜ。
被告人 「みんなに迷惑かけて、逃げるだけになってしまうんで…」
薬物で逮捕され公演が中止になったとは、事務所は発表していない。
私がどかんと出せば注目を浴びるのだろうが、まだやめとこう。私はYouTuberじゃないし。
検察官 「共同経営…(がストレスになったというのは)」
被告人 「僕…経営の経験がなく…金回り…経済面…任せていたんですが…初めてのことで…経費のかけ方、利益の出し方が…コミュニケーションとれず、すべて悪いほうへいってしまった…」
検察官 「クスリ…逮捕…活動に影響が出る…それなのに手を出してしまったのは…」
被告人 「やっぱり、××障害…感情のコントロールができなかった…」
××は発達障害ではない。ショックなことが重なったときなどに出やすい、不安定な状態といえるか。身内の不幸があったりもしたそうだ。
薬物を1度目につかったときは「メリット」がなかったという。
裁判官 「メリットがないのに(また)使ったのは」
被告人 「人生に限界を感じて…」
裁判官 「それが薬物に結びつくのですか」
被告人 「いちばん痛くない死に方を…」
裁判官 「死のうと思って?」
被告人 「そうです」
まるきりうそ、とは聞こえなかった。
求刑は懲役1年6月、押収領置してあるコカイン1袋、ケタミン1袋を没収。
前科なし、判決は鉄板で執行猶予だ。
判決期日をメモって14時28分、私はさっと席を立ち、出口ドアへ。
同じフロアの別の法廷で14時30分から「傷害」の新件あり。ぎりぎり間に合う。
ところが、裁判官により足止めを食らった。席に着くよう命令されたのだ。
有名人の被告人にファン等が群がらないよう=裁判所の秩序・風紀を紊乱(びんらん)しないよう、被告人を先に法廷から出し、エレベータに乗って去るの待ち、それから傍聴人を出す…。
そういうことは普通にある。
有名人でなくても、事件の被害者の家族や関係者が多く、いっしょに廊下へ出せば被告人を取り囲み…なんてことがちらっとでも想像できる場合、同様にすることがある。
しょーがない、と私は席に戻った。
被告人と弁護人が出た。出てから、1分、2分、3分…「傷害」はもう間に合わない!
期日として指定された時刻を過ぎても傍聴人を法廷に拘束できるのか。
久しぶりにまた損害賠償請求訴訟をやろうか!
とムカついたがしかし、あとで気づいた、この期日は14時30分までじゃなく14時45分までなのだった。
うーん、これで訴訟をやっても、ちょっとみっともないかも。
そして、2分ほどか遅れて行った「傷害」は、なんと被告人が遅刻した。
小廊下の奥の一般待合室で待っていたんだという。んもぉ、損害もなくなってしまった(笑)。
その「傷害」は、秋葉原の路上での事件だった。
被告人は、何かアンケートを求められ、無視したところ、何かひどい言葉をかけられ、アンケートの男(34歳)の顔面を殴り、互いにつかみ合いになり、被告人は男の髪をつかんで膝蹴り。顔面付近に全治まで約1年を要する重傷を負わせた…。
論告で検察官がこう述べた。
検察官 「被害者の発言内容がきっかけとなったことは否定できません…」
そうとうひどいことを言ったらしい。が、具体的な文言は最後までちらっとも出なかった。
最初は300万円の被害弁償を求められ、間もなく1千万円に引き上げられたという。
男(被害者)の代理人弁護士が途中で辞めたふうな話が出てきた。
そもそも何のアンケートだったのか、それも最後までちらっとも出なかった。
求刑は懲役2年6月。次回判決。
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