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2024年4月21日 (日)

助けてと叫ぶ内妻の頭部に灯油をかけ放火

 東京地裁の刑事法廷へ出てくる「過失運転致傷」「過失運転致死」、そのほとんどは青信号の横断歩道上で起こっている

 交通事故の多くは軽傷事故であり、そういうのはだいたい不起訴で終わる。
 起訴の多くは略式の起訴、罰金刑で終わる。
 正式な起訴(公判請求)をされたものが公判廷へ出てくる。出てくる事件のほとんどは青信号の横断歩道上で、ということだ。

 

240311-2  東京地裁の刑事法廷へ出てくる「傷害」は、何割かは居酒屋や路上で酔っ払っての事件で、何割かは妻や内妻、交際女性に対するDV(domestic violence)だ。

 

 いろんなDV事件を私は傍聴してきた。殺人に至らずいちばんひどいと思えるのは…。

 被告人は身柄(拘置所)、43歳、トラック運転手。
 深夜、カラオケスナックへ行こうと内妻を誘い、断わられて激昂。自己中心的で粗暴な性格が顕れた。
 助けてと叫ぶ内妻を追いかけ、頭部、背部(はいぶ)に灯油をかけ、火を放ち…。
 内妻は全身の皮膚の47%を失い、外耳の一部、鼻の軟骨、唇の一部が失われ、回復不能。現在(犯行から約11カ月後)も歩行できず、耐えがたい痛みに苦しんでいる。

裁判長 「しかるに被告人は治療費さえ支払っておらず…服役前科はない…残虐性…検察官の求刑を超えて主文の刑とするのが相当であると…裁判所は十分に時間をかけて、検討して、この判決しかないと考えました」

 求刑は不明。判決は懲役14年、未決120日算入
 被告人は、ちょっと首をかしげて立ち、言渡しは終わった。
 傍聴席に、内妻の家族や友人と思しき女性たちがいた。被告人は再び手錠、腰縄を付けられ、そっちには知らん顔で奧のドアへ去った。

 報道によれば、内妻は被告人の暴力が嫌になり、子どもを連れて家を出たが、すぐに見つかり、連れ戻されたのだという。

 

 そうして今、「離婚後の共同親権・共同監護を実現する民法の一部改正法案 」なるものが国会で可決成立しようとしている。

 いろんな面があるのだろうが、DV男から逃げ、あるいは離婚した妻子に対する、DV男の支配権、偉ぶり権、を勝ち取らせる、その面が見逃せないように、傍聴席からは思える。

 この法案を強く推進する議員は、LGBTQとか選択的夫婦別姓とか大嫌い、教育勅語なんかが大好き、そっち方面の団体(カルト団体)の支援を受けてるんじゃないかな。

 

 DV男の罪名は「傷害」ばかりじゃない。「監護者性交等」もある。
 しつけと称する暴力と、娘に対するレイプ(幼い頃から精液を飲ませたり、も含む)とは、DV男の中では両立するのだ。

 

 「名誉毀損」もあった。
 「共同親権」推進、「子ども連れ去り」反対の活動家が、某区議選に立候補してポスター99枚を貼り、DVから逃げた妻子の個人情報をさらし、という事件だった。

 

「悪いのは女だ! 馬鹿な女のせいで苦労をさせられる、自分は被害者だ!」

 というふうに脳内の認知が歪んで固まってしまってもうどうにもならない、そんな印象を受ける。

 


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