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2024年9月14日 (土)

非社会性人格障害は元来のものであり改善しない

 マニア氏から情報をいただき(ありがとうございます!)、東京地裁で「特別公務員暴行陵虐」の新件を傍聴した。
 地域課の警部補が交番で女性に暴行(※)したと報道された事件だ。 ※性的な暴行ではない。

 なんと、そういう事件だったんだ! でもなぜそこまでやったの? 次回、明らかになるかどうか。

 

 それ1件を傍聴するためだけに行った、のだけれど、それ1件で帰れるはずもなく…。

 

 地裁で長く争われていた「窃盗」の、控訴審(東京高裁)の審理の期日を傍聴した。
 被告人は身柄(拘置所)。窪んだ目にちからのある、意思が固そうな中年男性だ。

 精神鑑定書が証拠採用され、その主文を裁判長が述べた。私のメモをつなぐと、こんな感じか。

裁判長 「被告人は非社会性パーソナリティ障害である。それは元来のものであり、改善しない。大変重篤であるが、精神障害は認められない。虚言は、詐病を演じているのではなく、自分に罪がないとし、犯行をもっともらしく合理化する姿勢の顕れである。精神障害はないが、非社会性パーソナリティ障害を有している。社会規範に従う能力が元来的に欠けている。改善しない」

 精神の障害ではなく、人格の障害、そういう人が1万人に何人か、確実に紛れているのだ。「改善しない」というところが恐ろしい。

・どう見つけるか、気づくか
・どう対処するのが最善または次善か
・隣人等がその被害を受けているときどうすべきか

 基本知識を載せた「大人の副読本」、あったらいいのにと思う。私も一部執筆させてもらいたい。

 

 それが終わって近くの法廷(東京地裁)の開廷表に「道路交通法違反」の新件を見つけた。
  なんだろ。34分ほど過ぎていたが、ちらっと入ってみた。

 ぎょ仰天、オービスによる54キロ超過(首都高なら相場は罰金7万円)の事件だった!
 弁護人が、うわあ、まさかのあの人で、検察官の求刑は罰金9万円、それに対し裁判官が!

 

 東京高裁、「暴行、強制わいせつ」の控訴審判決をちらっと除いてみた。
 被告人は非身柄。異様に太ってて、尋常じゃない感じ。
 「脳血管性認知症」なのだという。路上で通りすがりの女性を触る等したらしい。

 

 途中で出て、地裁の「過失運転致死」の判決へ。
 泥酔男性を仲間2人が無理やりタクシーに乗せ、走行中…。
 信号待ちで、「お客さん、外で吐きます?」「外で」という会話の後、後部ドアを開けたところ、お客は外へ倒れ出て、左側車線を走ってきた車両にひかれた、という事件だった。

 やたら声の小さい女性検察官が、懲役3年を求刑。
 えっ、有罪だとしても、禁錮刑では? 裁判官がそこを問い質した。検察官は譲らなかった。
 次回判決、こういうのを私は見逃せない!

 

 忙しいのに、どうしてもこれは傍聴せざるを得ない、というのを傍聴に出かけ、大変なのを傍聴することがある。

 

 電動キックボードと自転車の交通トラブル、という珍しい事件があって裁判所へ行ったら、アイドルを被害者とする事件を立て続けに傍聴、最後に傍聴した「道路交通法違反」は前代未聞、びっくり訴因変更、ということもあった。

 そっちのレポートは、あと数日で発売の『ドライバー』(八重洲出版)に書いた。
 全国の検察官、刑事裁判官の方々、どんな訴因変更か、驚くと思いますよ。

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