ソープ嬢の売り上げの15%が「スカウトバック」
最近傍聴したのをまた少し。
「覚醒剤取締法違反」、判決。
事件番号的に、2022年のGW明け頃の起訴のはず。今頃判決ってことは、違法収集証拠だとかで徹底的にテッテテキに争った?
でも開廷表では10分間の枠。なんだそれ、意味わかんない。傍聴してみた。
被告人は身柄(拘置所)。大柄で、タトゥーが目立つ。
裁判官 「主文。被告人を懲役1年2月に処する。主文は以上です」
事件は、2022年4月、都内の大手ンコスロ店(※)における、覚醒剤の注射使用。トイレで、かな。 ※パチンコ・パチスロ店の私独自の略語
「詐欺」で懲役4年4月を服役し、刑の終了から1年ほどでの犯行だという。
被告人氏名でのネット検索によれば、アダルトサイト料金に係る巨額の架空請求詐欺らしい。
だからってなんで2022年の事件が今頃判決?
裁判官 「保釈中…長期間…逃亡した…」
あーっ。保釈被告人の不出頭罪は、2023年11月施行。本件被告人が「刑事訴訟法違反」に問われてないってことは、逃亡はそれ以前だったわけだ。
「建造物侵入、窃盗」の判決。
被告人は非身柄。長身で黒スーツ、40歳前後か。
裁判官 「主文。被告人を懲役1年6月に処する。この裁判が確定した日から3年間その刑の執行を猶予する」
裁判所が証拠により罪と認めた事実は、店舗へ侵入しての「××1本」の窃盗だという。なんだそれ! ※申し訳ないけど××は伏せる。普通は無価値と思えるようなもの
裁判官 「以前、ドアが開いているのを見て…(鍵がある場所を知っていたので)…親切心で…(施錠し)…コレクションとするため…(合鍵をつくり、本件当日)…応援していたキャストの…誕生日のブロマイドが見たい…(合鍵で侵入したがブロマイドは見つからず)…キャストの写真貼付の××を見たい…持って外へ…物音がしたのでそのまま立ち去った…」
キャスト、誕生日のブロマイド、写真貼付の××、もしや地下アイドルがらみ? いや分かりません。
「職業安定法違反、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反」、新件。
被告人は非身柄。黒スーツに、安そうなネクタイ。なんかちょっと朴訥な感じの若者だ。
新宿歌舞伎町の路上で、ホストが19歳女性に声をかけ、店へ。
女性は店へ通い、売掛金…ツケ払い…支払に窮し…。
「女性客の売春収入を受けた疑い、ホストら逮捕 スカウトバック初摘発」と8月5日付け朝日新聞。この報道の被疑者らの1人が本件被告人だ。
スカウトバックは女性の稼ぎの15%。顧問料として1日の稼働につき2千円、半日なら千円、なのだそうだ。
毎月送金されてきて、上掲報道の被疑者らで適宜分けたという。
ホストからすれば、スカウトバックは目的ではなく、ホストクラブへ来て金を遣ってくれることが最大の目的だったという。
求刑は懲役2年及び罰金50万円。検察官の雰囲気からして、執行猶予は間違いなさそう。
本日、裁判所を出る際、ふと思いついて某警察(ってなんだよ。笑)へ架電。えーっ、マジですか、ありがとうございますとなり、直ちにその某警察へ向かった。いろんなことがありますね。
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