駐在所の巡査長はなぜ700万円を詐取した
被告人氏名でネット検索、報道はNHKと『週刊女性』しかヒットがない。けっこう大きな事件のはずなのに、なんで?
閃いた。氏名を外し「横須賀 駐在所 警察官 逮捕」で検索してみた。うわ、どっと出た。
たとえば「横須賀の駐在所警官、地域住民から700万円詐取 県警が懲戒免職」と1月10日付け神奈川新聞。以下はその一部だ。
県警監察官室などによると、横須賀署の男性巡査長は昨年5月24日、勤務中に制服姿で横須賀市内の郵便局を訪れ、市内に住む70代男性の通帳に加えて自身が偽造した男性名義の委任状、払戻請求書を提出。男性の口座から現金700万円をだまし取ったという。その際、過去に同じ署で勤務したことがある横須賀南署の男性巡査長も立ち会っており、2人とも警察手帳を提示していた。
その第1回公判が横浜地裁で2月10日(月)11時からとマニア氏から教わり(ありがとうございます!)、行ってきました。
警察官の犯罪を私はけっこう傍聴してきた。
オービスもみ消し、と報じられた事件を傍聴に、奈良地裁へ通ったりもした。
奈良地裁の庭の芝生に、乾燥してひからびたブドウの房みたいのがたくさん落ちてて、何かと思ったら、鹿の糞だった。拾って味見、しなくて大正解だった、うわお。
警察官の犯罪の裁判では、記者クラブメディアがその役割上報じられないことがぼろぼろ出てくることがある。
出てきました、本件でも。
駐在所の巡査長は、そもそもなぜ多額の借金をつくったのか、なにがそこへ導いたのか等々、うわあ、だった。
警察内部の諸氏の中には、警察組織がつくった罠に末端警察官が墜ちたともいえる、と感じた方もおいでだろう。
いずれどこかで傍聴レポートを書くか、どう書くか、考え中だ。
それが終わって直ちに東京地裁へ。
オービス裁判を傍聴。
東京都中央区築地5丁目1番地付近、首都高都心環状線内回りのオービスⅢ(スリー)Lx(エルエックス)型による超過53キロ、の否認事件だった。
今日は、検察側の証人3人を尋問。
若い女性検察官の主尋問がすごく簡潔で良かった。勉強になりました。
証人3人のうち1人は、おおよそ2006年から2009年頃に何度か傍聴させてもらった方だった。
オービス裁判を果てしなく傍聴する者は、自らもまたオービスとなる、ニーチェ、なんちゃって、わはは。
疲れ果て、帰り、晩杯屋へ寄った。
帰宅してパソコンを開いたら、担当編集者氏からメールあり。93行の原稿を1本書き忘れてるぞと、うっそーん!
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