元の2人には戻れない。別れの季節がきたのだ
人気メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」(一代:いちだい)を終了した件について、無料公開の場所にはちゃんと書いてなかった、ように記憶する。
同メルマガの編集後記に書いてきたことを、ここに載せとこう。
メルマガ第2692号「東京拘置所の刑務官が被収容者の陰茎を露出させて触り」(2022年11月12日)の編集後記、の最後に私はちらっとこう書いた。
取り急ぎここで発表しておこう。このメルマガ、もうヤメようかという気分に急速になった。心がそっちへぐいぐい傾いた。
もしかして、今月でヤメるかもしれない。理由など詳しくはのちほど。今日は疲れた。もう眠りたくて。
第2693号「あの特別公務員暴行陵虐の、なんと被害者の裁判も傍聴した!」(同年11月15日)にはこう書いた。
2009年12月にスタートした当メルマガ、2022年11月末号をもって廃刊することにした!
当メルマガによる月々の収入は、ぶっちゃけ2万円ほどだ。
2万円で月8号なら、1号当たり2500円。雑誌原稿やWeb原稿の稿料に比べれば桁違いの安さだ。
だからってヤメようとはぜんぜん思わなかった。
損得は抜きに、何というか私の、何だろう、何かだったのだ。 ←何だそれ(笑)。
ところが最近、ヤメよっかな、と思いついた。
そしたら急に、空いた時間で裁判傍聴に行けるぞ、どんなWeb原稿を書こう、そっちのほうへ気持ちがどんどんいってしまって。
潮目が変わった、ようなものを感じた。温暖化の影響か。いや、人の心の不思議、それですわ。
未練の手が後ろ髪をつかむ前に、すぐ廃刊の手続きをとった。
とりあえずそこまでとしよう。廃刊まであと4号、しっかり務めさせていただきます!
第2695号「無理っぽい否認の電車内痴漢、裁判官は主文を後回しにした!」(同年11月22日)にはこう書いた。
11月末で廃刊の件である。
じつは、ありがたいことに──私はいろいろありがたいことだらけだ──「まぐまぐ!」(の担当者)さんから引き留めをいただいた。
要旨、有料で300部の部数を捨ててしまうのは惜しい、週2号発行ではなく随時発行にする手もある、と。
月額110円のまま、月に少なくとも2号、たぶん週1号みたいな感じでいく? 心が動いた、ぐらぐら。
しかーし! やっぱりヤメよう。
別れる方向へ心が傾いてしまった以上、もう元の2人には戻れない、別れの季節がきたのだ。
そう言いつつ脳裏をよぎったのは、高校生の頃に劇場で何度も観た映画『若い狼たち(Les Jeunes Loups )』のサウンドトラック「I'll Never Leave You」だ。なんであれなのか、不思議だ。
「儲からないからヤメるのか?」との趣旨は複数の方から言われた。
それはぜんぜん当たらない。ふり返ると、当初は週6号の発行だった。第103号の時点で44部、第301号の時点で61部、儲けを考えてこんなこと続けられるわけないじゃーん(笑)。
さて、あと2号、どの事件をレポートしよう。
あんまり気負うとろくなことはない。いつものようにさらっといこう。
第2696号「被害者の父親は頭部を真っ赤にして泣き、被告人は肩を揺らせて泣き」(同年11月26日)にはこう書いた。
やっぱりねえ、丸13年間も続けた、というか日々追われたことが、もうすぐ終わる、というのは格別な気分だ。
間もなく定年退職をむかえる方、の気分もこんな風なんだろうか。
今、頂き物の知覧茶を飲んでいる、濃くいれて。苦(にが)茶の甘さというか、ほのかな甘みを感じる。お茶はいいねえ。
そして最終号である第2697号「略式命令に対し被告人が正式裁判を請求、妙な展開になり被告人が取り下げ!」(同年11月29日)をもって、丸13年間の偉業ならぬ異業(笑)の幕を閉じた次第だ。
今は、たまにこんなのを書かせてもらったりなんかしてます。

