今日から生まれ変わってね
最近東京地裁で傍聴したのを少し。
「性的姿態等撮影」、判決。
2024年10月、世田谷のキャロットタワー内、エスカレーターで後ろから、15歳女子のスカートをめくり、臀部を覆っている下着部分(※)をスマホで動画撮影。 ※「性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律」という新法が2013年7月13日に施行されてから、そんな妙な表現をするようになったのだ。
判決は懲役1年。
いきなり実刑のはずがない? そのとおり。
2023年9月、同種で罰金70万円。
2023年12月、同種で懲役1年、執行猶予3年。
本件は執行猶予中の犯行なのだ。併せて2年を服役することになる。刑務所へまっしぐらに飛んでいく、そんな印象を受けるケースがよくある。
「建造物侵入、窃盗」、新件。
ある技術職の30代、長身でイケメン。2020年9月に「詐欺、窃盗等」で懲役2年、執行猶予4年を受け、まじめに働いて結婚し、子どもも持ったが、ギャンブル(主に麻雀とパチンコ)に嵌まり…。
給料を1日でかなギャンブルで使い切り、同僚等に借金を返せないので会社へ行かず、合鍵で会社へ侵入、社長の貯金箱(約28万円入り)を盗んだ。執行猶予満了から18日後のことだった。
求刑は懲役2年。次回判決。
脳内にか心理的にか、何かが“抜けて”いるように感じられた。
こういう人は少なくないように思われる。私が総理大臣なら、どこにどんな問題があるのか調べて支援の道すじを見つけるよう、予算をつけることをお約束します。
「性的姿態等撮影、性的映像記録提供等」、判決。
コンビニのトイレに頻回、小型カメラを仕掛け、動画を共有アプリに公然と載せた、閲覧者のコメントが欲しくて。
判決は懲役1年6月、執行猶予3年。
被告人(スーツの若い男性で寝癖の剛毛)は両親と来ており、ドアを開けて法廷に入るとき、母親が被告人の背中を「元気出せ」というふうにバンと叩いた。
前科なしゆえ執行猶予に決まっているのだが、母親は本当に心配したようで、泣いていた。
終わってエレベーターの前で母親が被告人に言った、「今日から生まれ変わってね」。
「過失運転致傷」、新件。
ウインドーウォッシャー液に何か問題があったのか、フロントガラスが汚れて前が見えない状態で進行、事故を…。
求刑は罰金40万円。判決は罰金40万円(換刑1日5千円)。
東京地裁で交通事故の罰金判決は、私は初めてかも。いや忘れてるだけかも。
罰金は通常、略式で処理する。なぜ公判廷へ出てきたのか、途中からの傍聴だったので不明。
「器物損壊」、審理。
被告人はスーツにネクタイ、見るからにお年寄り。
なんと! 持ちやすく加工したカッターナイフで、小田急線電車の座席シートを切ることを、何カ月にもわたり、くり返したんだという。
報道はどうも見つからない…。
「威力業務妨害」、新件。
「「サカナクション」ライブで殺害予告 業務妨害容疑で26歳男再逮捕―警視庁」と1月16日付け時事通信。この事件の、12月27日付け起訴のほうだった。
追起訴があるってことで、10分ちょいで閉廷。
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