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2025年3月18日 (火)

「威信」にすがる者たち

 岡口基一裁判官は、弾劾裁判により罷免(ひめん)され、法曹(ほうそう)資格を失った。

 最近、なにげに裁判官弾劾法を見てみた。ぎょっとなった。この部分である。太字は私。

第二条(弾劾による罷免の事由)
弾劾により裁判官を罷免するのは、左の場合とする。
 一 職務上の義務に著しく違反し、又は職務を甚だしく怠つたとき。
 二 その他職務の内外を問わず、裁判官としての威信を著しく失うべき非行があつたとき。

 

 「威信」って。

 弁護士に威信、学者に威信、医師、看護士、薬剤師に威信、議員に威信、報道番組に威信、ジャーナリストに威信、そんなの必要か?

 

 そうして私は思いだした。最高裁の、あの、豪壮というか荘厳というか、とてつもない法廷を。
 見学と傍聴で私は何度も行った。行くたんびに感じたもんだ。

「うわあ、なんだこれ、ここまでぶっ飛んだ演出をやらかすとは、中身はよっぽどスカスカなんだな、自信がないんだな。こういうド派手な装置で国民をひれ伏せさせる、かえって哀れ、みすぼらしいよ」

 

 正面から入った、よく磨かれた岩の神殿のような、だだっ広く豪壮なフロアに、テミス像と称するものがある。

 女神テミス(テーミス)は、剣を下げ、目隠しをして、天秤を高く差し上げる、それがスタンダードだ。
 ところが日本の最高裁のテミス像は、なんと、天秤を下げ、目隠し無しで、剣を高く差し上げる、振りかぶる、、、
 外国の視察団が見たら、腰を抜かすでしょ。 ※外国の人が来たときは隠すのか、そこは私は不知。

 

 私は以前から書いてきた。警察と検察の威信を護持することがイコール正義なのだなあ、そんなものを刑事裁判に感じることがあると。病んでるなあ、と思う私が病んでますか?

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