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2025年6月の17件の記事

2025年6月30日 (月)

すれ違い直列とは

 センターラインなんぞなく、軽自動車同士でもすれ違うには減速を余儀なくされる、住宅街のゾーン30の道路。

 道路左側を自転車で走っていくと、前方右側を歩行者が同方向へ歩いてる。
 前方右側の、さらに先には、電柱がある。道路幅が狭まってる。
 そして遠くからこっちへ、乗用車が向かっている…。

 そういうシチュエーションって、しばしばあるでしょ。あなたが自転車でも、歩行者でも、乗用車でも。

 

 そういう場合、必ず! 自転車、乗用車、歩行者、電柱が横一列に並ばない?
 危険がないよう乗用車が減速し、自転車もやっぱ少し減速して、結果、ちょうど並ぶことになるのかな。

 

 先日、こんなことがあった──。

 若年層の人口は減り、車の売れ行きは鈍る。それでも行政は、40~50年前に策定した道路計画に基づき、じわじわと大地を道路に変えていく。新しい道路は、歩道がやたら広い。

 そんな広い歩道を、私は自転車で走っていた。

 左側前方に、同方向へ進行する自転車あり。
 さらに右側前方に、同方向へ進行する歩行者あり。
 その先、右側に電柱。
 そして前方遠くから、1台の自転車がこっちへ向かい、進行してきた。

 おいおぃ、まさか…と思ったらそのまさか!

 合計3台の自転車と1人の歩行者と1本の電柱が、見事に横一列に並んだ。
 誰も減速などしてなかったはず。それでも並んだ、横一列に。

 私は思ったょ、引力のようなものに、ひかれたのか?
 そうして、惑星直列ならぬ「すれ違い直列」という言葉が浮かんだ。並列、ではない、直列だ!

 

 惑星といえばSF、SFといえば名作『火星年代記』である。


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 そうして今回、アフィリエイトにこんなのを発見した!

 水木しげるさんの『火星年代記』、なっ、なんだそれっ! 日本の幕末を舞台とする奇想天外な伝奇ホラーだとか? そんなのがあるとは知らなかった。不覚っ。

 そういえば昔、私がオートバイに乗っている頃、水木しげるさんの仕事場のマンションへ、ちょと用事があり、うかがったことがある。水木さん、本当に片腕が無かった…。

2025年6月28日 (土)

教師、教諭、教員の性犯罪17件

 「盗撮教員グループは約10人で結成か 秘匿性の高いアプリを使用「いいですね」と称賛し合う」と6月25日付け東京新聞。
 「女子児童盗撮事件「極めて遺憾」 文科相、服務規律徹底促す」と6月27日付け同紙。

 教員による生徒らの盗撮がいま話題になってる。

 

 盗撮自体については、盗撮魔たちの飽くなき執念、盗撮アラカルトともいえる記事を、私は以前書いた。

 いま、ふと思いついた。
 超絶マニアックデータその1から、備考欄に「教師」「教諭」「教員」とあるものを、性犯罪に限って拾ってみよう、と。
 「保育士」「ベビーシッター」は除く。

 どんなのがあったっけ。

 

■陰茎露出で中学教師を懲戒免職になり、上京して塾を共同経営。中学生男女に年60~80回見せた。 ※公然わいせつ

■中学教師と偽り、小細工を弄して、15歳少年を車で連れ回し。イカレてるっ!

■44歳独身の家庭教師、出会い系アプリで募集した17歳処女と次々性交。処女好きの理由は! 下手と言われない。

■元高校教師(非常勤)、教え子に徹底執着。最後は殺すかも! ※ストーカー、名誉毀損等

■10歳女児の家庭教師が陰部に指を。一審後に500万円で示談し逆転執行猶予5年。業横の猶予前科あり。 ※業横=業務上横領

■2007年の痴漢で教諭を懲戒免職。その後窃盗と痴漢を重ね服役3回。否認。

■私立女子校数学教諭、女子高生のスカート内盗撮。知的。

■40歳小学校教諭(独身)、山中湖への移動教室で、就寝中の男児の陰茎を勃起させデジカメで撮影。

■高校教諭、教え子(高1)から悩み事相談を受け、恋愛感情を持ち、池袋のホテルで陰茎を舐めさせるなど性交類似行為。

■20年前に教諭だったとき生徒へのわいせつ行為で実刑。今回従業員への強制わいせつで。

■公立小学校教諭、女性宅の玄関ドア郵便受けからスマホで盗撮。懲戒免職。

■小学校教諭が女子の胸を触り、盗撮。

■小学校教諭が12歳生徒を? 別の女とホテルにいたと無罪主張。

■元高校教員の盗撮魔、執行猶予中の差し向け行為。3カ月後に防犯カメラから逮捕。

■小児性愛(男児)の若い教員。実刑に決まってるのに就職の採用内定通知がきたと情状立証!

■中学教員、公式テニスサークルの顧問、女児(15→16歳)と2度性交。アベアキエと親交。

■元教員が12~16歳の元教え子と性行為。

 

 「道路交通法違反」の裁判は、スピード違反だけで570件ほど傍聴してるのに、教員等の性犯罪は、こうして拾ってみると少ない。
 そもそも教員等の性犯罪が公判廷へ出てくること自体が、全体としては少ないのだろうと思う。

 

 教員等の性犯罪の裁判は基本的に、被告人氏名は開廷表では秘匿される。
 公判廷では、被害児童の氏名はもちろん、学校名も、地域も秘匿される。

「あの学校のあのクラスのあの先生だ! 被害女児は、突然登校しなくなったあの子だ! 遠足のときの画像を発掘!」

 などとYouTuberに商売させないためもあるのだろう。

 

 結局、男の数%は性犯罪者(悪質性の程度はさまざま)で、自己の欲望のままに、人間社会では犯罪とされることをやらかす動物は、手近な獲物を狙う。
 通勤電車内にいる女性、娘、養女、生徒、、、そういうことなのだなと私は思う。
 公判廷へ出てくるのは、まさに氷山の一角か。

 なお、「小児性愛」という語は良くない! というご意見をTwitterで見た。
 確かに! そこに愛などない。愛という語をそんなとこに使うな、である。

 さらに言えば、女児狙いの性犯罪及び性犯罪者を「ロリコン」「ロリータ コンプレックス」とは、とんでもない話だ。ウラジミール・ナボコフ氏に謝れ! である。


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2025年6月27日 (金)

前代未聞のオービス裁判に遭遇!!!

 私の場合、初めて裁判を傍聴してから40余年になる。

 オービス裁判を狙って傍聴し始めたのは1995年頃だ。
 2000年の前後数年はもう、オービス裁判に、もう、狂った!

 

 そうして2025年6月27日、71歳の誕生日を過ぎて1週間、ととっ、とんでもないオービス裁判に当たった!
 まず、検察官の起訴状朗読にこんな部分が。

検察官 「過失により標識を見落とし…」

 なにぃーっ!
 首都高のオービス裁判で、標識を見落とし制限速度(指定速度)に気付かなかったと主張する被告人はよくいる。
 だが、故意か過失か、そこが問題になったことは一度もない(と記憶する)。
 まして検察官がわざわざ「過失により」と言うなんて!

 

 そしてもう1つ。
 本件は制限60キロ、オービスの測定値は144キロ。超過84キロ。
 超過80キロ以上は、首都高のオービス裁判のあるあるだ。
 だがっ、認否で被告人はこう述べた。

被告人 「速度については争います。そこまでスピードを出していた認識はありません」

 

 ぎゃおうっ!
 測定値の否認は超過80キロ未満の事件に限られる、超過速度が80キロを超えると否認は皆無、不思議な現象、と私は見てきた、長年にわたり。

 ところが今回、超過84キロで測定値を否認、前代未聞、空前絶後とはこのことである! 興奮に身悶えする私なのであった(笑)。

 

 2000年の前後数年間、あれほど多かったオービス否認裁判が、ほぼ消えた。

 東京地裁の「道路交通法違反」といえば、ほとんどが超過80キロ以上のオービス事件だったのに、昨年中頃からか、激減した。

 激減後、なぜか80キロ未満の否認が、東京地裁の法廷へぽつぽつ出てきた(昔はそれは東京簡裁限定だった)。

 

 そしてそうして今回、検察官が「過失により」と言い、84キロで否認が登場した。
 可搬式オービスの騒動(警察庁内での騒動)とあわせ、カタストロフ、、、破局の始まりか? なんて思ったりなんかするのである。

 

 こんな裁判を、なぜたまたま傍聴できたのか。

 午前にオービスの否認裁判(超過80キロ未満)の、被告人質問があるとマニア氏から情報あり、傍聴した。
 午後の15時30分、有名料亭の社長氏の薬物事件の第1回公判があると、これは複数のマニア氏から情報をいただいた。マニア氏らは傍聴できないという。じゃあ、ようがす、わっしが傍聴しましょう、と。

 だいぶ時間が空く。どうしよう。
 金曜はだいたい開廷が少ない。14時30分から「道路交通法違反」の新件。それを傍聴し、途中で薬物事件のほうへ行こう。
 そんなつもりでたまたま傍聴したら、前代未聞の事件だったとは。

 なんちゅうか、テミス神のお導きを感じざるを得ない、ありがたいことです。

 

 以上、興奮のままに雑ぱくな語り、失礼しました~。

2025年6月25日 (水)

DVで妻子が警察へ駆け込み秘匿避難、夫は銃砲所持関係の資格が不認定に

 怖い話を2021年1月、伝説のメルマガに書いた。以下、一部を転載する。若干加除訂正して。

 

  ☕  ☕  ☕

 

 東京地裁の民事の開廷表に、免許についての処分の取り消しを求める訴訟の、本人・証人尋問の期日を見つけた。
 もちろん傍聴しましたともさ!

 原告席には中年男性が1人だけ。本人訴訟なのだ。
 ヘアはサイドが刈り上げ(ツーブロック)で、フード付きトレーナー、濃紺マスク。ま、格好いい系かな。

 被告は東京都。処分者が公安委員会でも警視総監でも、被告は東京都になるのだ。
 被告席には、前列に3人、後列に3人、傍聴席に4人、ま、運転免許の行政訴訟のいつもの陣容だね。

 

 すぐに証人尋問が始まった。

 証人は黒スーツの中年男性だ。被告指定代理人の1人が立ち上がった。つまり被告側の証人なのだ。
 まず代理人は、平成29年(2017年)当時の、証人の所属を尋ねた。取締りまたは処分は、だいぶ前だったんだね。

 証人は、××警察署の「生活安全課、生活安全係…警部補」と答えた。

 ん? なんで生安(せいあん)が? 代理人が業務の内容について尋ねた。

証人  「近隣トラブル、DV(ドメスティックバイオレンス)、つきまとい、ストーカー、必要に応じて相手方に注意や警告を…」
代理人 「平成29年×月×日、○○○○氏から夫の暴力について相談を受けましたね」
証人  「はい、私が受けました」

 ○○○○は女性名で、姓の部分は原告と同じだ。

 んん? DVがらみの暴力的運転をして危険性帯有(道交法第103条第1項第8号)による行政処分(最大180日停止)を受け、それで争ってるのか? だとすれば超珍しいのに当たったぞ、たっ大変だ! 私は興奮した。

証人  「平成29年×月×日、夜の宿直…子どもを連れた女性が現れ、夫から暴力を受けている…結婚当初から暴力…毎日、夫からの暴力におびえている…自宅の鍵を取り上げられ…帰るつもりはない…いちばんひどかったのは、殴られ、蹴られ、髪を引っぱられ、打撲とあざ…子どもの前で手を出すことはないが、殴るぞ、殺すぞと、子どもの前でもよく言っていた…」

 妻は、夫(原告)が逆上するおそれがあるのでどこにも相談できずにいたが、夫の父親からうながされ、ついに警察へ来た、そういうことらしい。

代理人 「措置は…」
証人  「第1希望が秘匿避難…シェルターへ避難させました…シェルターはスマートフォンが使えず、外出できない…(相談者)の表情も踏まえ、信憑性があり、大変危険で切迫性があると判断しました」
代理人 「シェルターへは」
証人  「自分が連れて行きました」

 もちろん、警察は夫からも事情を聞いたという。

証人  「(夫は)自分にも言い分がある…自分もだまされた…(詳細は)特に言いたくないので黙秘すると…」

 夫に対して警告し、暴力等を継続するなら逮捕もあり得る等を告げたところ、夫は「はい、分かりました」と言ったそうな。

代理人 「夫の父親からは」
証人  「相談受理の翌日、警察署で直接、話を聞きました…(父親は)自分も相談を受けた…息子が暴力をふるっていると思われると…」
代理人 「××警察署、少年係から児童(児相?)通告…」
証人  「はい、子どもの面前で、殴るぞ殺すぞ…心理的虐待に当たり…」

 

 続いて原告から反対尋問、ではなく右陪席裁判官が尋問した。ほぼ事実関係の確認だった。省略する。
 そして…。

右陪席 「(原告に対し)×月×日付けの書面…質問になることは私が聞きました(尋問した)…どうもおかしい、とかいうのは意見になるので…」

 はは~、本人訴訟における尋問は、証人に対し意見をぶつけることになりがちだ。そこで裁判所は、原告が尋問したいことを書面にして出させ、尋問手続きになじむことを右陪席が代わりに尋問した、そういうことなんだね。

右陪席 「(さらに証人に)聞きたいことはありますか?」
原告  「ありますっ!」

 原告本人からの尋問がおこなわれた。
 私は傍聴席で覚悟を決めた。間もなく別の法廷で重要な刑事裁判が始まるが、そっちはあきらめよう。DVと運転免許の行政処分がどう関係するのか、こっちのほうが重要だ!

 要するに原告としては、DVなどやってない、証人が妻に会ったか疑わしい、という認識のようだった。
 私は本件の真相を知らないが、一般論として、その認識はDV夫には普通のことかと思われる。

 重要な刑事裁判の開廷時刻をだいぶ過ぎ、次の警察官の尋問が始まった。

代理人 「平成30年(2018年)×月×日…」

 ん? DVの相談があった日から約1年が経過してるじゃん。なんなの?

代理人 「…○○さん(原告)が射撃教習を受ける…調査をした…」
証人  「はい」

 ここで私は傍聴ノートに、ペンの色を変えて「あー!!」と書いた。

代理人 「平成31年(2019年)×月×日付け、公安委員会…教習資格を不認定…当時、証人は…」
証人  「××署、生活安全課、生活環境係…巡査部長…主に銃砲の許認可事務を担当…平成29年×月×日、○○さんの妻が…相談処理結果表を…」
代理人 「銃砲の許認可を担当…送られてきた書類を確認して…」

 なんと、免許は免許でも、運転免許ではなく、銃砲方面の免許に関する訴訟なのだった。がーん!!!
 私はそっと法廷を出て、重要な刑事裁判のほうへ急いだのであった。

 

 重要な刑事裁判とは、総理官邸での傷害事件か、歩行トラブルにより傘で目を突き刺し失明等の重傷を負わせた事件か、だったと思う。


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 以上を書いたメルマガ第2505号、そのタイトルは「DVで妻子が警察へ駆け込み秘匿避難、 夫は銃砲所持関係の資格が不認定に」だ。

 

 時期的に本件とは異なるが、「射撃教習資格不認定処分取消等請求事件」というのがネットで拾える。
 銃砲を所持する男が、何をやらかすか怖ろしい男であると警察は認め、資格を取り消す、そういうことが、じつは行われているんだねえ。私はぜんぜん気にしてなかった。

2025年6月23日 (月)

なんで私はひげを生やしてるの?

 未練を残さず、すぱっとやめる、ということを私は裁判傍聴をとおして身につけた。

 

 どうしても傍聴したい事件、私が傍聴しなくてどうするという事件が朝からあり、頑張って早起き、着替えて弁当(小豆入り玄米のオニギラズ)をつくって鞄に入れ、玄関で靴を履きかけたところで、ちょと待て! 裁判所へ通い過ぎだぞ、あれこれ溜まりに溜まってやばいぞ、ここは踏みとどまって態勢を整えねば、となり、実際すぱっと退くことが何度もあった。

 

 丸13年間続けたメルマガを私は、調子がのって絶好調なとき、惜しまれつつ(ありがとうございます!)、唐突に終了した

 

 今回、またも唐突に思ったんである。
 私の鼻下のひげ、ずいぶん長く生やし続けてるけど、なんで? べつになくてもいいじゃん。

 家人に相談した。
 家人いわく、「好きにすれば? あんたの顔なんか誰も見てないわよ」。

 あそっかぁ~、ということで23日(月)の朝、鼻毛切り用の小さなハサミでじょきじょき切った。
 朝から裁判所へ行ったが、たぶん誰も気付いてないと思う、ふふ。

 

 今週、濃ゅい傍聴予定が月~金、詰まってる。どう考えても5日全部行かねば。
 と思っていたのだが、やばい、1日、いや2日、未練を残さず、すぱっと休もうと思う。

 

 しかし、行くべきときはどんなに無理をしても行かねばならぬ。
 どこで行くか、どこで退くか、そこが人生を決める。大事なことはすべて裁判傍聴から学んだ。 ←きゃ~、今井さん、格好いい~。そうかぃ? ←あほんだらっ😖

 

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2025年6月21日 (土)

裁判傍聴ダイエット、1日1kg減!

 自分でもびっくり、まさか、そこまでとは!

 

 6月17日(火)午後、路上横臥の「過失運転致死」、結審までの期日があった。転んで抱きつく形になっただけ、という珍しい否認の「傷害、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」の、審理の期日もあった。

 しかし、涙を飲んで、強い心で休んだ。
 この頃、体重は77kg台、油断すると78kgがヤバイ、という状況だった。

 

 6月18日(水)、午前から傍聴予定があったが、午前はつらい、頑張ってあきらめ、午後出勤とした。

 ここで説明しておくと、私は前立腺肥大症で膀胱内の尿を全部出し切ることが困難、ゆえにトイレが近い。
 夜中、だいたい2~3時間で起きる。22~23時に寝て、2回目に起きたとき、ベッドへ戻らず仕事場へ行き、5~6時にベッドへ。いつもそんな感じ。だから午前の傍聴はつらいのだ。

 なわけで18日(水)9時過ぎ、いつもの繊維質スープ(牛蒡と野菜多種とキノコ3種と日高昆布をちぎったの)と、刻み大葉たっぷりの納豆50gを摂取。
 昼食の時間が惜しく、そのまま裁判所へ。

 その夕方、電子体重計に乗った。76kg台、おお、1kg減ったね。

 

 19日(木)、同様に裁判所へ出かけ、夕方電子体重計に乗った。75kg台。
 うわお、この調子で明日も1kg痩せたらすごい、ってんなわきゃねーか(笑)。

 

 20日(金)はスープを切らし、皿一杯のきうりとブロッコリと、刻み茗荷(みょうが)たっぷりの納豆50g。
 今日も昼食を抜いたら、理論上は74kg台だけど、さすがに、ねえ、と裁判所へ。

 その夕方、なんと、まじで74kg台。74.9kgじゃなく、74.5kgぐらい。おっどろいたよ!

 

 電車を乗り継いで出かけること自体が運動になるうえ、次から次へと大事な裁判を傍聴、間食の暇がない、昼寝できない、居眠りはせいぜい数分、次の法廷へ速く移動するため非常階段を頻用する、可能な限り逐一メモしつつ、空腹を忘れて濃密な頭脳労働、、、痩せるんだねえ。

 目からうろこの裁判傍聴ダイエット、あると思います!

2025年6月19日 (木)

懲役・禁錮刑の84%は3年未満、大半が執行猶予

 2023年(それが最新)の司法統計の「第34表 通常第一審事件の有罪(懲役・禁錮)人員――罪名別刑期区分別――全地方裁判所」を見てみる。

 「有罪(懲役・禁錮)人員」は4万423人。

 刑期区分別で最多は「1年以上」(2年未満)だ。

実刑 4386人
 (うち一部執行猶予 284人)
全部執行猶予 1万1944人

 次に多いのは「2年以上」(3年未満)。

実刑 3489人
 (うち一部執行猶予 217人)
全部執行猶予 5501人

 次は「6月以上」(1年未満)。

実刑 2212人
 (うち一部執行猶予 28人)
全部執行猶予 6302人

 

 懲役・禁錮は、6月(ろくげつ)以上3年未満だけで約84%を占める。
 傍聴マニア諸氏の実感と一致するだろう。
 そんな中…。

 

 東京高裁で「不同意性交等、強制性交等、強制わいせつ、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反」の控訴審判決を傍聴した。

 これはねえ、少年野球のコーチが複数の少年らに対し、陰茎を触り、肛門を触り、陰茎を口淫したという、サイテーな事件だ。
 被告人から不出頭願いが出ているという。控訴審は被告人の出頭を要しない。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数中120日を原判決の刑に算入する」

 原判決は懲役7年(求刑は8年)。前科なし、重すぎて不当、5年に処すべし、との控訴だった。
 少年たちの調書にこんな部分があるそうだ。

少年 「嫌でした。我慢していました」
少年 「本当は恥ずかしくて、誰にも話したくなかった」
少年 「コーチからべたべたされるのが嫌でした」

 

 続けて東京高裁の別の法廷で「建造物侵入、強盗致傷、窃盗」の控訴審判決を傍聴した。

 被告人は身柄(拘置所)。濃いぃ坊主ヘアで眉は黒々、顔面はのけぞり。証言台を前に「ヤンキー立ち」をした。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数中160日を算入する」

 万引窃盗6件をくり返したうえ、数人で(本件被告人がリーダー的立場)侵入強盗をやらかし、店主(ガンダムプラモなどを販売)をボコボコにしたそうだ。
 前科なし。原判決は懲役8年(求刑は9年)。

 動物界の者が、動物流に暴れ、動物の檻(おり)へ行く、申し訳ないけどそういうものをちらり感じてしまった。訴費不負担。

 

 続けて東京地裁の法廷で「準強制性交等」の審理(論告弁論)を傍聴した。

 前科者等を支援するNPO法人の理事長(犯行時55歳)が、25歳女性の身元引受人になり…。被害女性の調書にこうあるという。

調書 「あなたには悪霊が憑いている…除霊しなければならない…ベビーオイル…おっぱい舐めていい? 嫌です…舐めてきた…頭が追いつかず、されるがままに…頼れる人は被告人しかいない…言いなりになるほかないと思って…陰部を舐めたあと、キリストを受け容れないと悪霊から解放されないと言い…」

 被告人は1990年に強姦致傷で懲役4年、1995年に強姦で懲役6年6月、2003年にわいせつ誘拐と強姦で懲役9年の判決を受けているという。
 筋金(すじがね)入りの強姦男、ではないか。

 求刑は懲役9年
 被告人席に小さく座った被告人は、左手が小刻みに揺れていた。脳卒中か何かの後遺症か。独特な表情、雰囲気で、闇に落ちた動物、のようなものを失礼ながらちらり感じてしまった。

 

 懲役7年、8年、9年、こういうのを私はあんまり傍聴しない。続けて3件傍聴したのでここに書いてみた次第。

 逆に、主刑が懲役2月(にげつ)ってのを3件傍聴したことがある。
 2件は実刑、1件は懲役2月、執行猶予2年。チョー珍しいでしょ。

2025年6月17日 (火)

外国人の犯罪、その無罪率は

 外国人の犯罪について、2020年頃か、私のブログにこんな下書きが残っていた。
 現在とはだいぶ異なると思うが、参考にちらっと見てみよう。

 

 単行本の原稿に必要で2017年(それが最新)の最高裁の司法統計を調べるうち「第54表 外国人の通常第一審事件の終局総人員─国籍別終局区分別─全(地方・簡易)裁判所」というのを見つけた。

 「通常第一審」とは傍聴人がいつも傍聴している、新件、審理、判決と開廷表にあるあれだ。

 

 2017年の外国人の終局総人員の総数は3906人。うち有期懲役が3477人、罰金が250人。
 国籍別では、終局総人員が3桁の国名はこうだ。

  中国 932人
  韓国・朝鮮 765人
  ベトナム 751人
  フィリピン 282人
  ブラジル 249人
  タイ 147人
  ペルー 112人

 

 無罪の総数は19人。0.5%弱。

 国籍別の無罪人数を見ると、多くて2人、次は1人、大部分がゼロだ。
 無罪が2人の国名は、韓国・朝鮮、ベトナム、ブラジル、イラン、ナイジェリアとなっている。

 中国はゼロだ。なぜ?
 イランの終局総人員は40人、だから無罪率は5%。ナイジェリアは28人で7%強。なんで?

 

 何の事件でどういう理由で無罪になったのか調べれば、ある国の特徴、ある犯罪の特徴、日本国の姿勢、なんてものがちらり見えるかも。

 過去20年か30年のデータを調べれば、各国の経済発展の状況や、文化的、制度的、犯罪的な移り変わりが浮き彫りになるかも。

 

 以上が下書き部分だ。統計は興味深い。


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2025年6月15日 (日)

性犯罪で懲役16年、出所してまたやり放題!

 今回、性犯罪を2件ご報告する。タイトルの事件は2件目のほうだ。

 

 「強制わいせつ致傷」、東京高裁、判決。

 「不同意わいせつ」ではなく「強制わいせつ」、つまり本件犯行は2023年7月13日より前なわけだ。
 2025年6月に控訴審判決とは、だいぶ長く争ったと思われる。傍聴してみた。

 

 被告人は身柄(拘置所)。紺色の甚平(じんべい)を着て、頭髪も顔立ちも非常に特徴的だ。
 あなたもやってみてほしい。目は眠そうに、眉をつり上げ、口元を突き出し、口角を下げてへの字に。眠そうな横目で傍聴席をキョロキョロ見る…。

 弁護人は、大柄で如何にも癖が強くて迫力ありそうな感じの年配男性が2人。私選でしょ。

裁判長 「主文。本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数中130日を原判決の刑に算入する」

 2021年の暑い盛りに、畑へ歩く被害女性A(70歳)の足首をつかんで転倒させ、ズボンとパンティ(ママ)を脱がせ、好きだからするのだ…1回やらせろ…膣に指を入れ、陰部を舐めるなどし、全治まで約1カ月の全身打撲の傷害を負わせた…。

 「強制わいせつ行為はしていない」と真っ向否認。判決の理由は、あらゆる点について微に入り細に入り、長々と長かった。私選弁護人が徹底的に争ったのだね。
 要旨こんな部分があった。

裁判長 「Aの原審証言は虚偽(と弁護人は主張)…Aは以前から…よそ者だから出て行けと…殴打された…虚偽の申告を行う十分な理由がある(と弁護人は主張)…」

 しかし、と裁判長は続けた。

裁判長 「しかし…殴られて(?)…地面に転倒させられたなら、そのまま申告すれば足りる…好奇の目にさらされかねない、性被害の申告をするとは…」

 うーん。
 判決理由は長々と長く、私は別の傍聴予定が迫り、そっと出た。
 原判決は不明だが、現在も勾留中ってとこからして、懲役の実刑だったのだろう。

 

 もう1件、性犯罪を。

 「16歳未満の者に対する面会、不同意性交等、不同意わいせつ、大阪府青少年健全育成条例違反、児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反」の第1回公判を東京地裁で、まずは2024年2月に傍聴した。

 被告人は身柄(留置場)。40代、マスク着用だが目と眉の感じからは、男前か?
 要するに、SNSを利用して女子中学生とやりまくったらしい。

 前科は2犯。うち1犯は、2003年の「強姦、強姦致傷」、懲役16年!
 追起訴が続々とあるそうで、すぐに続行となった。

 

 同年4月、第3回公判を傍聴。罪名に「新潟県青少年健全育成条例違反」と「福井県青少年愛護条例違反」と「性的姿態等撮影」が加わっていた。
 その後、私は傍聴しなかった。
 阿曽山大噴火さんによると、判決は2025年2月、懲役8年、未決280日算入、携帯電話等没収。

 

 そうして2025年6月、東京高裁の法廷へ出てきたのである。
 罪名が2つ増えていた。「性的映像記録提供等」と「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反」だったかな、ちょと定かじゃない、申し訳ない。

 控訴審の判決は7月だ。傍聴しようと思う。罪名をちゃんとメモるためにも。

 にしても、「強姦、強姦致傷」で懲役16年を服役し、出てきてまたやり放題とは。
 そういうモンスター、モンスター予備軍がひっそりうようよいるってこと、ほとんど傍聴マニアしか知らないなら怖ろしい話だ。

2025年6月13日 (金)

新宿署留置場における暴虐事件

 報道を見て「あっ、それ傍聴したよ」となることが多い。今回のこれもだ。

 

 6月11日、朝日新聞が「留置場で手足拘束したまま排尿、排便後に手で拭かせる 都に賠償命令」と報じた。
 記事の冒頭はこうだ。

 警視庁新宿署の留置場に収容された20代男性が、手足を拘束された状態で排尿させられるなど非人道的な扱いを受けたとして、東京都に損害賠償を求めた訴訟の判決が11日、東京地裁であった。篠田賢治裁判長は「合理的な理由なく男性の品位と尊厳を著しく傷つけた」として、都に33万円の賠償金を支払うよう命じた。

 

 どこから話そう。時系列に沿うなら、始まりは2023年2月だ。

 その日、東京地裁で「強盗致傷、詐欺未遂、窃盗」(裁判員裁判)の判決を傍聴した。
 新宿歌舞伎町で、「朝ホス」というのか朝のホストクラブへ行く30代女性を襲ったと、2022年に報道された事件だ。
 その逮捕報道では被疑者は、住所不定、無職、21歳だった。

 

 起訴され法廷に現れた被告人(身柄、拘置所)について、私は文字でこうスケッチした、「えっ、格好いい男じゃーん。真っ黒たっぷりヘア。目は優しげ」。

 30代女性に対する強盗致傷と、特殊詐欺(のうちオレオレ)などで…。

裁判長 「主文、被告人を懲役5年に処する。未決購入日数中200日をその刑に算入する」

 

 そして2024年10月、東京地裁の民事の開廷表に「国家賠償請求事件」(国賠法による民事訴訟。本件の被告は東京都)の、弁論(証人尋問)の期日を見つけた。

 原告の氏名にうっすら見覚えがあり、直ちにスマホ検索、「あの事件の被告人か!」となり傍聴した、ように記憶する。 ※刑事は検察官vs被告人、民事は原告vs被告。

 

 13時15分~16時30分の期日だ。まずは証人2人の宣誓から始まった。

 上背はそうないが横に巨体で短い坊主刈りの男性と、メガネのスリム男性、2人ともスーツにネクタイ。
 2人並んでの宣誓は、宣誓書を同時に読み上げるのが一般的(これまで私が見てきた範囲では)だが、本件では1人ずつ読み上げた。ほぅ。

 巨体男性のほうは、ハンカチで汗を拭きふき、呼吸が苦しそう。「体調不良」ということで、こっちから尋問することになった。

被告指定代理人 「令和4年(2022年)…留置業務…」
証人 「11年ほど」

 ええっ? と私は思った。11年間も?

被告指定代理人 「留意していることは」
人 「逃走防止…自殺させない…留置場の秩序、平穏を守ること…」
被告指定代理人 「戒具の使用は」
証人 「毎月、各4係…使用訓練を実施…」

 私は、ほかにどうしても傍聴したい刑事裁判があり、14時23分に出た。14時56分に戻り、15時52分、また出て、今度は戻らなかった。
 傍聴ノートはB5サイズでぎっしり16ページにわたる。

 トラブルが起こったときはビデオカメラで撮影することなっており、本件でも撮影したと言うのだが、原告が暴れている(と被告は主張する)場面だけが、上手い具合にというか、スイッチの調子が悪かったりして、録画されていないのだった。なるほど~。

 

 そうして2025年6月11日、その訴訟の判決が出たわけだ。

 

 当時の傍聴ノートに、証人の氏名がある。漢字は不明だ。いま、警視庁新宿警察署とそのカナ氏名でネット検索してみた。
 新宿署の留置場がらみの、別の事件がヒットした。取り急ぎそこまで。

2025年6月11日 (水)

外国人の有罪と無罪

 外国人の犯罪について、2020年頃か、私のブログにこんな下書きが残っていた。
 現在とはだいぶ異なると思うが、参考にちらっと見てみよう。

 

 単行本の原稿に必要で2017年(それが最新)の最高裁の司法統計を調べるうち「第54表 外国人の通常第一審事件の終局総人員─国籍別終局区分別─全(地方・簡易)裁判所」というのを見つけた。

 「通常第一審」とは傍聴人がいつも傍聴している、新件、審理、判決と開廷表にあるあれだ。

 

 2017年の外国人の終局総人員の総数は3906人。うち有期懲役が3477人、罰金が250人。
 国籍別では、終局総人員が3桁の国名はこうだ。

  中国 932人
  韓国・朝鮮 765人
  ベトナム 751人
  フィリピン 282人
  ブラジル 249人
  タイ 147人
  ペルー 112人

 

 無罪の総数は19人。0.5%弱。

 国籍別の無罪人数を見ると、多くて2人、次は1人、大部分がゼロだ。
 無罪が2人の国名は、韓国・朝鮮、ベトナム、ブラジル、イラン、ナイジェリアとなっている。

 中国はゼロだ。なぜ?
 イランの終局総人員は40人、だから無罪率は5%。ナイジェリアは28人で7%強。なんで?

 

 何の事件でどういう理由で無罪になったのか調べれば、ある国の特徴、ある犯罪の特徴、日本国の姿勢、なんてものがちらり見えるかも。

 過去20年か30年のデータを調べれば、各国の経済発展の状況や、文化的、制度的、犯罪的な移り変わりが浮き彫りになるかも。

 

 以上が下書き部分だ。統計は興味深い。


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2025年6月10日 (火)

新しい速度測定機、レーダー式はJMA-600、光電式はJEM-700

 このブログ、なんか最近、交通違反じゃなくなってる? あはは。

 

 いや申し訳ない、お詫びに、数日前にゲットした最新情報を少し。

 日本無線のレーダー式の新しい速度測定機は「JMA-600」、光電式の新しい速度測定機は「JEM-700」だ。
 警視庁はJMA-600を5台、JEM-700を6台、合計5971万9000円で購入してる。割り算すれば1台平均542万9000円。

 納入期限は2025年2月28日。
 納入場所は、赤羽警察署ほか10カ所。
 11の所属に各1台ってことか。

 

 警視庁の定置式(いわゆるネズミ捕り)の測定機は、光電式ばっかりと私は思っていた。
 もしそれが事実なら、なんで今回、レーダー式を? である。

 JMA-600の外観画像を私はまだ入手してないが、同社の可搬式オービスJMA-520の、撮影部を取り払った外観、かもね。

 もしや、TKKの可搬式がどうも駄目で、なんとしても国産の可搬式が欲しくて日本無線に頼み込んでJMA-520をつくらせたんで、お礼に、撮影部を取り払ったJMA-600を各都道府県警がどんどん買いましょ、だったりして? というマニア過ぎる深読み(笑)。

 

 web記事、リアル雑誌の記事は、相変わらず交通違反・取締りのことを主に書いてる。
 最近のweb記事は以下の3本だ。

 

制限50キロの道路でも原付バイクは30キロ、日本人の0.1割も知らない根拠とは!

 指定速度(標識の制限速度)が法定速度(法令で定められた制限速度)より、いわば優先する。
 だから法定速度100キロの高速道路に120キロの標識を設けることができる。
 なのに、法定30キロの原付バイクは、50キロの標識の道路でも30キロ制限、あれっ、おかしくない? 

交通違反の「罰金」、「反則金」、「放置違反金」、その決定的な違いは?

 基本中の基本だが、ご存じない方が多い。メディア報道もたまに間違ってたりする。
 知らずに損することもある、3つの金銭ペナルティ、どう違い、誰の懐(ふところ)に、年間どれぐらい入っているか。

 

酒気帯び運転の呼気検査は、ぶっつけ本番「1回こっきり」・・・「2回検査はできません」とはどういう意味か?

 飲酒後8時間以上寝て、呼気検査で0.45mgが出るってありなのか。 ※0.15mg以上が罰則の対象。
 加えて、こんなヤバイ検査の上に、罰金、懲役、免許取消処分や懲戒免職や医業停止や国家資格の取消し等があるのか、という怖ろしい話。

 

 私は間もなく71歳なのに、交通違反・取締り関係のお仕事を次々いただき、警察庁やあちこちの都道府県警さんがマニアな文書を次々送ってくださり(※)、手帳は大事な裁判の傍聴予定で埋まってる、困った困った、じゃなくてありがたいです~。 ※お前が自分で開示請求したんじゃないか、ばかたれ(笑)。

2025年6月 9日 (月)

善意の投稿が人類を翻弄!

 執拗につきまとうヤクザをとうとう殺害した少年は「殺人、死体遺棄」の被告人となり、法廷で述べた。

被告人 「ほかに手段はなかったと思います」

 そのレポートを載せた伝説のメルマガ第2393号(コロナ真っ只中、2020年4月7日発行)の、編集後記に私はこんなことを書いた。

 

 紙の日経新聞で読んだ。2月末に全国の店頭からトイレットペーパーが一斉に消えた件について。
 東京大学とデータ分析会社ホットリンクと日経新聞の共同分析によれば…。

 2月27日午前、

 中国から輸入できず品切れになる。

 とのデマTweetが1本あったという。しかし、

 このデマのリツイート(転載)は1件のみでほとんど拡散していなかった。

 ところがっ!

 潮目が変わったのは数時間後だ。「大半が国産だよ」「落ち着いて」。善意の“デマ退治”投稿が次々と広がり、ツイッターの話題上位に入る。それに呼応し、紙製品の品薄を知らせる注意喚起の書き込みも急増した…翌28日までの2日間でデマ否定のリツイートは累計32万件に及んだ。一般に数千件の転載が流行入りの目安とされるが…。

 日経の記事のタイトル、大見出しは「善意の投稿 人類翻弄」だ。
 なんというか、人類にインターネットの便利さを与えるのは、幼児に拳銃を与えるようなもの、かも。

 「きちがいに刃物(はもの)」という古いたとえがある。未来世界では「人間にIT技術」といわれたりして。それをいうのは猿(ape)だったりして。

 

 なるほどね~、である。

 いま、「目立つは恥だが金になる」「目立つは恥だが票になる」、メダハジ、メダ恥の時代といえる。

 奇天烈で下劣極まりない画像、動画をアップすれば、「こんなクソバカがいた!」と瞬く間に数十万のretweetが期待できる。

 

 有権者の多くは「自民は駄目っぽい。でも野党はもっと頼りない」という層なはず。
 その層の多くは、投票なんぞしないはず。

 そこへ、奇天烈で下劣極まりない、目立ちに特化した立候補者、そんなのがあらわれたらどうなる?
 かつ、「とにかく投票へ行きましょう」という刷り込みを受けたらどうなる?

 愉快犯層とでもいう層が、面白半分、面白全部、「こんなのが当選して、かき回したらおもろいやん」とメダ恥候補に投票するだろう。

 というか、有権者の多くは、煽動、世論誘導、犬笛、陰謀論に、あまりに無防備なように見える。

「政策だの公約だの、きれい事ばっかり。いつだって実現しない。そんなら、いっそ、堂々と『政策はありません』っていう奴のほうが期待できるかも」

 そこを狙う者も現れるかも。
 もうね、民主主義とか選挙制度とか、だめぽ、かも。

 ということを踏まえて、他人はどうでも自分は、どの候補に、どの政党に投票するか、真剣に考えられる人は考えましょう、という地味な話です~。 

 

 ところで、『神々の構造 印欧語族三区分イデオロギー』、この本、けっこう面白いらしい。
 読まねばならぬおとこがひとり、読ませたくないおんながひとり、ふたりの恋の城ヶ崎、明日のことは言わないで、なんつって。

2025年6月 7日 (土)

京都の検察事務官、前代未聞の性犯罪!

 発覚、報道は前代未聞か。6月6日、「30代の検察事務官、事件記録の児童性的画像をカラーコピー 駅で盗撮も、懲戒免職」と京都新聞が報じた。
 以下はその一部だ。

 事件記録の児童の性的画像を職場から持ち出して所持したとして、京都地検は6日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)と児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の罪で、30代男性の検察事務官を略式起訴したと発表した。京都簡裁は同日、罰金100万円の略式命令を出した。地検は事務官を懲戒免職とした。

 上司だった当時の統括検務官は訓告、検務監理官は厳重注意の内部処分とした。「人事院の指針や、男性のプライバシーを考慮した」として、事務官の年齢や氏名、役職を公表していない。

 地検によると、事務官は今年3月下旬、京都市上京区の地検庁舎内のコピー機で、地検が取り扱っていた児童買春・ポルノ禁止法違反事件の記録から、18歳未満の児童の性的な姿が写った画像19点をカラーコピーして持ち帰り、自宅で私用のスマートフォンで撮影して保存した。また昨年11月~今年1月、京都市内の駅構内などで、9回にわたって複数の女性の下着や太ももを盗撮したという。

 

 私の場合、これまで傍聴してきた1万1500事件ほどの中に、性犯罪、色情事件もそれなりにある。

 性犯罪者は、戦利品として、また後の自慰行為のおかずとするのだろう、犯行シーンを撮影・保存したがる。仲間と共有する者もいる。
 画像、動画を、被害女性に対する脅しのネタに使う者もいる。

 そうして、エスカレーターでの盗撮とかで逮捕され、スマホを、自宅のパソコンを捜索され、過去の性犯罪の証拠画像、証拠動画がぼろぼろ出てきて、ということがよくある。

 

 被害女性にとっては羞恥と屈辱のそれらを、警察、検察は見る。楽しみにする者もいると聞いたことがある。楽しみじゃない人たちにとっては、閲覧、視聴はストレスが大きいんじゃないか。

 で、今回の検察事務官は、コピーして持ち帰ったわけだ。
 駅構内での盗撮で逮捕され、他の盗撮画像が、そして性犯罪者から押収した児童ポルノのコピーが、パソコン等から発見されたのだろう。
 発覚は前代未聞かと!

 

 ところが地検は、検察事務官の氏名を秘匿し、略式で処理した。略式は法廷を開かない。国民(傍聴人)の目に触れない処理をしたのである。

 どうしてそこまで守ってやる必要があったのか。
 検察官事務官は、大物エリート検事のご子息だったのか。
 京都地検は下手を打ったなあ、いったい誰の判断だったんだろ、、、取り急ぎそこまで。

2025年6月 5日 (木)

立花孝志党首は刑務所で電気羊の夢を見るか

 「N党の立花党首を書類送検 兵庫、元百条委員長名誉毀損疑い」と6月4日付け共同通信。こうある。太字は私。

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委)委員長だった奥谷謙一県議を交流サイト(SNS)上で中傷し、事務所前で「出てこい奥谷」と演説したなどとして、県警は4日、名誉毀損や脅迫、威力業務妨害の疑いで政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。神戸地検は刑事責任を問うかどうか慎重に判断する。

 以下、大さっぱなところをちらっと。

 

■書類送検とは

 警察は事件を検察へ送る(送致する)。
 書類送検と、逮捕・勾留して送る身柄送検とがある。

 

■罰金刑か懲役刑か

 書類送検=罰金刑、身柄送検=懲役刑ってことはない。
 後述するように、同種を含む前刑の執行猶予中、という点からは、懲役刑かなあ、と想像できる、起訴の場合は。

 

■立花党首の前刑

 2022年1月20日、東京地裁は立花孝志被告人に対し「脅迫、不正競争防止法違反、威力業務妨害」(R2特わ1011)で「懲役2年6月、罰金30万円、懲役刑につき執行猶予4年の判決を言い渡した。私は傍聴しなかった、というか傍聴券抽選に並ばなかった。

 執行猶予4年とは、判決が確定した日から4年間、刑の執行を猶予する、という意味だ。
 その4年間に、新たに懲役刑の有罪判決が確定することがなければ、その2年6月の刑が執行されることはなくなる。

 立花孝志被告人は東京高裁へ控訴し、さらに上告した。
 2023年3月23日に東京スポーツが「立花孝志氏の懲役2年6月、執行猶予4年の判決が確定へ 最高裁が上告棄却」と報じた。

 控訴、上告したため、刑の確定が1年2カ月以上延び、猶予期間の満了は2027年3月になった。現在、ばりばり猶予中なわけだ。

 

■執行猶予の取消し

 執行猶予の取消しには、必要的取消し(刑法第26条)と裁量的取消し(同第26条の2)がある。
 原則、執行猶予中に懲役刑の実刑(執行猶予なし)判決が確定すれば、前刑の猶予は取り消される。
 原則、執行猶予中の罰金刑(普通は猶予なし)が確定しても、前刑の猶予は取り消されない。

 前刑の猶予満了を狙って今回の実刑の確定を延ばそうと、被告人側がずるずる裁判を長引かせることがある。
 そんな場合など、検察のほうで「刑の執行猶予言渡の取消請求」をやることがある。その期日を私はだいぶ傍聴した。

 

■執行猶予中の、再度の執行猶予

 前刑の猶予中にまたやって懲役刑の判決となる場合、原則は実刑だけども、再度の執行猶予が付くことがある。
 条件は、今回の刑が1年以下の懲役刑であること。この部分、今年6月1日から「2年以下の拘禁刑」となった。
 もう1つの条件は、「情状に特に酌量すべきものがあるとき」(刑法第25条第2項)。ただし前刑の猶予が保護観察付きのときは駄目。

■まとめ

 立花党首の場合、懲役刑とされる可能性が高く、「情状に特に酌量すべきもの」などなさそう。なので、懲役2年6月のいわゆる「弁当」を持って刑務所へ行く、その可能性が高そうかな、と。

 なお、私が法務省に電話で聞いたところによれば、拘禁刑の言渡しは、犯罪をおかした日が今年6月1日以降の事件について、だという。
 一方、刑務所での処遇は、6月1日から拘禁刑の処遇になるという。

 立花党首は刑務所で電気羊の夢を見るのだろうか。

2025年6月 3日 (火)

特殊詐欺も人手不足、中国に人員供給ルートが?

 最近、「へえ!」となったことが2つ。

 

 「詐欺、詐欺未遂」、東京地裁、判決。

 この事件名は普通、特殊詐欺の使い捨ての末端者、受け子だ。

裁判官 「主文。被告人を懲役4年6月に処する。未決勾留日数中70日をその刑に算入する」

 複数の者と共謀して警察官等を名乗り、金地金や現金などを騙し取ったのだという。役割分担しての組織的犯行で、被害額は合計3500万円余り。
 金額がだいぶ大きめだが、まあ普通の特殊詐欺だ。

 

 ところが! 中国語の通訳が入った。被告人(身柄、拘置所、若い)は中国人なのだ。
 片言の日本語で、受け子をやった? いや、日本国在住の中国人を騙す特殊詐欺が広がってる?

 どっちでもなかった。

裁判官 「指示を受ける立場…報酬目当てにわざわざ来日…(携帯電話をどうこうする)サポート役…金品の回収役…不可欠の役割を…」

 なるほど、それならやれる!

 いちばん捕まりやすいのは最末端の受け子、出し子だ。サポート役、回収役は捕まりにくい。ゆえに被害額の合計が3500万円にまでふくらんだのだね。

 特殊詐欺業界も人手不足。中国に人員供給ルートを開拓した、つーことなんだろうか。へえ、である。

 

 「住居侵入、窃盗」、東京簡裁、新件。

 被告人(身柄、拘置所)は67歳、住所不定、無職。いかにも高齢者風のスリムな男性だ。
 前科13犯、福島の刑務所を出て、土地勘がある東京の池袋へ。所持金の多くをパチンコで費消。

 DVD鑑賞店に宿泊中、別の客が個室に施錠せずトイレへ。被告人は個室を見て、財布があることを確認。
 午前1時52分頃、その客が無施錠で就寝した隙に、財布を持ち去った。
 現金を抜き取り、現金を窃取。防犯(監視)カメラの録画から発覚…。

 DVD鑑賞店? なんだ?
 店名が出たので、あとでネット検索してみた。

 多種大量のDVDが棚にずらーっと並び、さまざまなタイプの個室あり。狭いけど1人だけならゆったり、大きなモニターでDVDを鑑賞できる。ナイトコースは12時間約3千円とか各種コースあり。シャワーは数百円。

 漫画喫茶、ネットカフェに続く、そんな“亜”宿泊施設があるとは、私は知らなかった。へえ。

 

 人生で大事なことはみんな裁判傍聴で学んだ。なんつって💦

2025年6月 1日 (日)

自動拳銃で武装した米兵が東京地裁に!

 どんな犯罪報道を見ても「同種の事件を傍聴したことあるよ」となる。
 「ずばりその被疑者の、前刑の事件を傍聴したよ」となることもある。

 

 「横須賀で反戦デモ中、米兵が銃を携え警備…市民団体が米軍に中止と謝罪要請」と5月29日付け神奈川新聞。
 今回はこの報道を見て「あっ、そういえば…」となった。

 伝説のメルマガ、2014年12月15日発行の第1408号「むき出しの拳銃を持った米兵が裁判所に!」から一部を以下に。少し加除訂正等する。

 

  💨  💨  💨

 11時45分、東京高裁720号法廷(42席、青柳勤裁判長)で「詐欺、現住建造物等放火」の審理。

 「大学生ら3人 保険金目的でアパートの部屋を放火」との報道で「大学生」となってるのが、本件被告人だ。傍聴席にいる年配男女は父母か。
 一審では共謀を認めていたのに、控訴審になって否認に転じた。
 弁護人から弁論要旨の提出を確認し、検察官は「追加主張はありません」。

裁判長 「ではこれで終結します」

 判決は1月29日(木)15時と指定し、11時48分閉廷。

 さぁ、もう帰ろう、絶対帰ろう。 ←こいつがそんなことを言うと、絶対なにか起こるんだぞ(笑)。
 ご明察! 帰り際に一服しようと1階の喫煙所へ向かった私は「はりゃ?」となった。 ※当時は裁判所内に喫煙所があり、私は喫煙者だった。

 東玄関(正面玄関の反対側)のロビーの、刑事の開廷表の束が置かれた近くに…。 ※当時はタブレット式じゃなく紙の開廷表を閲覧した。

 紺色系の迷彩服上下、同色のカチッとしたキャップの、どっちかといえば白人系の外国人男性が、スキンヘッドの黒人男性(黒スーツに黄色い蝶ネクタイ)と立ち話をしてた。

 迷彩服の外国人自体、珍しいうえ、その右太腿に巻いた黒いベルトの外側に、何か付いてる。はりゃ? あれはもしや…?

 私はそばへ寄って見てみた。ぎょっ、自動拳銃じゃんっ!

 中学生の頃、ガンマニア(笑)だった私は、横から後ろから、もうじんろじろ見た(笑)。
 自動拳銃を太腿外側に保持する固定具(ホルスター)は、プラスチック製か、太腿外側に2cmほどか浮かせて保持するタイプだった。引き金(トリガー)が見えている。

 把手(グリップ)の形、また弾倉(マガジン)底部の形からして、9mmパラベラム弾を10数発入れられるタイプかと思えた。
 そのそばに付いてる短い縦長のものは、予備弾倉かな。

 腰にも黒いベルトを巻き、なんかいっぱい付けてた。
 腹の前に、ちょと浮き上がるような感じで、目測約25~30cmの細い円筒が、横向きに固定されてた。

 左胸のポケットの上辺りに「US NAVY」の白い文字。米兵なんだね。
 右胸のほうの文字は、基地名かな、分かんない。10文字ほどの中にTとQが見えた。

 そんな格好で、弁護士とか一杯通る1階ロビーで、長々と立ち話をしてるんである。言語は英語と聞こえた。

 え~っと、この東京高地簡裁合同庁舎は、ナイフとか持ち込んじゃダメだけど、自動拳銃はいいんだっけ。
 いや、あれはじつはコスプレで、コスプレの自動拳銃はいいんだっけ。
 んなわきゃねーだろっ!

 やがて迷彩服の米兵と蝶ネクタイの黒人は、北側エレベータのほうへ去った。
 私は昂奮のまま一服し、とりあえず今日の刑事の開廷表をメモ、庁舎内の某所でマニア氏らと歓談。

 12時45分、また一服すべく喫煙所へ向かうと、同じ場所にその2人がまた居た!
 うむ~、いったい何なんだろ。
 話しかけてみる? 私はネイティブの流暢な英語はかなり聞き取れない、難しい単語も分かんない(泣)。

 私は高裁(この庁舎の管理者)の管理課へ行ってみた。
 管理課は、自動拳銃を携帯した者がいることを、来庁することを、把握してないようだった。しょんなことってあり?
 警備員の詰め所にも尋ねてみたが、やはり把握してないようだった。

 迷彩服の米兵と蝶ネクタイの黒人は、それぞれ胸のところに、ネームプレートっていうのか、丸くてちゃちいプラスチックを付けていた。
 ふちは赤色で、中央部の白いところに「PPO」の文字が。パブリック・プロシキュータ・オフィス、検察庁だ。

 米兵はMP(ミリタリー・ポリス)で、午後に別の米兵の刑事裁判があり、それに立ち会うとか?
 検察庁とつながる地下通路(地下の郵便局の向かって左側)から裁判所に入った、そういうことかと、とりあえず推理できる。

 でも、自動拳銃をむき出しで携行する必要があるのか、あるとして裁判所側に何も言わないってありなのか。
 裁判所はナメられた、メンツをつぶされたと怒り、あとでモメるのかな~。

 なことより、刑事裁判に立ち会うとして、いったいどの事件? 私は念入りに刑事の開廷表を見てみた。
 それらしいのは1件のみ。14時30分~16時30分、東京簡裁826号法廷(20席)の「傷害」は、被告人がカタカナ氏名、ミドルネームは「マイケル」。これか?
 簡裁の書記官室へ行ってみたが、何も分からなかった。何か知ってるけど話せない、のではなく何も知らないような感触だった。

 そんでこいつ、ずるずると14時30分まで居続けたんだな?
 いいえっ、私は強い意志で、転げるように帰ったのでありました、ふぅ。

 

  💨  💨  💨


 いま思えば「なんでそれを傍聴しないんだよっ」である。ったく「馬鹿ですか!」である。
 しかし当時は、あれもこれも押せ押せで睡眠不足で「ひ~💦」となっており、正常な判断ができなかったんだねえ。

 

 なお、被告人が米軍属の刑事裁判は傍聴したことがある。本誌第1224号「キャンプ座間の米軍属、オービスで破滅か」でレポートした。
 あのとき、弁護人席に、弁護人じゃない男性が2人いた。
 1人は「映画に出てきそうな中年白人男性」だった。迷彩服とかじゃなかったが、米軍の人なのだろう。

 以上、「あっ、そういえば…」の話でした~。

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