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2025年6月25日 (水)

DVで妻子が警察へ駆け込み秘匿避難、夫は銃砲所持関係の資格が不認定に

 怖い話を2021年1月、伝説のメルマガに書いた。以下、一部を転載する。若干加除訂正して。

 

  ☕  ☕  ☕

 

 東京地裁の民事の開廷表に、免許についての処分の取り消しを求める訴訟の、本人・証人尋問の期日を見つけた。
 もちろん傍聴しましたともさ!

 原告席には中年男性が1人だけ。本人訴訟なのだ。
 ヘアはサイドが刈り上げ(ツーブロック)で、フード付きトレーナー、濃紺マスク。ま、格好いい系かな。

 被告は東京都。処分者が公安委員会でも警視総監でも、被告は東京都になるのだ。
 被告席には、前列に3人、後列に3人、傍聴席に4人、ま、運転免許の行政訴訟のいつもの陣容だね。

 

 すぐに証人尋問が始まった。

 証人は黒スーツの中年男性だ。被告指定代理人の1人が立ち上がった。つまり被告側の証人なのだ。
 まず代理人は、平成29年(2017年)当時の、証人の所属を尋ねた。取締りまたは処分は、だいぶ前だったんだね。

 証人は、××警察署の「生活安全課、生活安全係…警部補」と答えた。

 ん? なんで生安(せいあん)が? 代理人が業務の内容について尋ねた。

証人  「近隣トラブル、DV(ドメスティックバイオレンス)、つきまとい、ストーカー、必要に応じて相手方に注意や警告を…」
代理人 「平成29年×月×日、○○○○氏から夫の暴力について相談を受けましたね」
証人  「はい、私が受けました」

 ○○○○は女性名で、姓の部分は原告と同じだ。

 んん? DVがらみの暴力的運転をして危険性帯有(道交法第103条第1項第8号)による行政処分(最大180日停止)を受け、それで争ってるのか? だとすれば超珍しいのに当たったぞ、たっ大変だ! 私は興奮した。

証人  「平成29年×月×日、夜の宿直…子どもを連れた女性が現れ、夫から暴力を受けている…結婚当初から暴力…毎日、夫からの暴力におびえている…自宅の鍵を取り上げられ…帰るつもりはない…いちばんひどかったのは、殴られ、蹴られ、髪を引っぱられ、打撲とあざ…子どもの前で手を出すことはないが、殴るぞ、殺すぞと、子どもの前でもよく言っていた…」

 妻は、夫(原告)が逆上するおそれがあるのでどこにも相談できずにいたが、夫の父親からうながされ、ついに警察へ来た、そういうことらしい。

代理人 「措置は…」
証人  「第1希望が秘匿避難…シェルターへ避難させました…シェルターはスマートフォンが使えず、外出できない…(相談者)の表情も踏まえ、信憑性があり、大変危険で切迫性があると判断しました」
代理人 「シェルターへは」
証人  「自分が連れて行きました」

 もちろん、警察は夫からも事情を聞いたという。

証人  「(夫は)自分にも言い分がある…自分もだまされた…(詳細は)特に言いたくないので黙秘すると…」

 夫に対して警告し、暴力等を継続するなら逮捕もあり得る等を告げたところ、夫は「はい、分かりました」と言ったそうな。

代理人 「夫の父親からは」
証人  「相談受理の翌日、警察署で直接、話を聞きました…(父親は)自分も相談を受けた…息子が暴力をふるっていると思われると…」
代理人 「××警察署、少年係から児童(児相?)通告…」
証人  「はい、子どもの面前で、殴るぞ殺すぞ…心理的虐待に当たり…」

 

 続いて原告から反対尋問、ではなく右陪席裁判官が尋問した。ほぼ事実関係の確認だった。省略する。
 そして…。

右陪席 「(原告に対し)×月×日付けの書面…質問になることは私が聞きました(尋問した)…どうもおかしい、とかいうのは意見になるので…」

 はは~、本人訴訟における尋問は、証人に対し意見をぶつけることになりがちだ。そこで裁判所は、原告が尋問したいことを書面にして出させ、尋問手続きになじむことを右陪席が代わりに尋問した、そういうことなんだね。

右陪席 「(さらに証人に)聞きたいことはありますか?」
原告  「ありますっ!」

 原告本人からの尋問がおこなわれた。
 私は傍聴席で覚悟を決めた。間もなく別の法廷で重要な刑事裁判が始まるが、そっちはあきらめよう。DVと運転免許の行政処分がどう関係するのか、こっちのほうが重要だ!

 要するに原告としては、DVなどやってない、証人が妻に会ったか疑わしい、という認識のようだった。
 私は本件の真相を知らないが、一般論として、その認識はDV夫には普通のことかと思われる。

 重要な刑事裁判の開廷時刻をだいぶ過ぎ、次の警察官の尋問が始まった。

代理人 「平成30年(2018年)×月×日…」

 ん? DVの相談があった日から約1年が経過してるじゃん。なんなの?

代理人 「…○○さん(原告)が射撃教習を受ける…調査をした…」
証人  「はい」

 ここで私は傍聴ノートに、ペンの色を変えて「あー!!」と書いた。

代理人 「平成31年(2019年)×月×日付け、公安委員会…教習資格を不認定…当時、証人は…」
証人  「××署、生活安全課、生活環境係…巡査部長…主に銃砲の許認可事務を担当…平成29年×月×日、○○さんの妻が…相談処理結果表を…」
代理人 「銃砲の許認可を担当…送られてきた書類を確認して…」

 なんと、免許は免許でも、運転免許ではなく、銃砲方面の免許に関する訴訟なのだった。がーん!!!
 私はそっと法廷を出て、重要な刑事裁判のほうへ急いだのであった。

 

 重要な刑事裁判とは、総理官邸での傷害事件か、歩行トラブルにより傘で目を突き刺し失明等の重傷を負わせた事件か、だったと思う。


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 以上を書いたメルマガ第2505号、そのタイトルは「DVで妻子が警察へ駆け込み秘匿避難、 夫は銃砲所持関係の資格が不認定に」だ。

 

 時期的に本件とは異なるが、「射撃教習資格不認定処分取消等請求事件」というのがネットで拾える。
 銃砲を所持する男が、何をやらかすか怖ろしい男であると警察は認め、資格を取り消す、そういうことが、じつは行われているんだねえ。私はぜんぜん気にしてなかった。

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