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2025年6月27日 (金)

前代未聞のオービス裁判に遭遇!!!

 私の場合、初めて裁判を傍聴してから40余年になる。

 オービス裁判を狙って傍聴し始めたのは1995年頃だ。
 2000年の前後数年はもう、オービス裁判に、もう、狂った!

 

 そうして2025年6月27日、71歳の誕生日を過ぎて1週間、ととっ、とんでもないオービス裁判に当たった!
 まず、検察官の起訴状朗読にこんな部分が。

検察官 「過失により標識を見落とし…」

 なにぃーっ!
 首都高のオービス裁判で、標識を見落とし制限速度(指定速度)に気付かなかったと主張する被告人はよくいる。
 だが、故意か過失か、そこが問題になったことは一度もない(と記憶する)。
 まして検察官がわざわざ「過失により」と言うなんて!

 

 そしてもう1つ。
 本件は制限60キロ、オービスの測定値は144キロ。超過84キロ。
 超過80キロ以上は、首都高のオービス裁判のあるあるだ。
 だがっ、認否で被告人はこう述べた。

被告人 「速度については争います。そこまでスピードを出していた認識はありません」

 

 ぎゃおうっ!
 測定値の否認は超過80キロ未満の事件に限られる、超過速度が80キロを超えると否認は皆無、不思議な現象、と私は見てきた、長年にわたり。

 ところが今回、超過84キロで測定値を否認、前代未聞、空前絶後とはこのことである! 興奮に身悶えする私なのであった(笑)。

 

 2000年の前後数年間、あれほど多かったオービス否認裁判が、ほぼ消えた。

 東京地裁の「道路交通法違反」といえば、ほとんどが超過80キロ以上のオービス事件だったのに、昨年中頃からか、激減した。

 激減後、なぜか80キロ未満の否認が、東京地裁の法廷へぽつぽつ出てきた(昔はそれは東京簡裁限定だった)。

 

 そしてそうして今回、検察官が「過失により」と言い、84キロで否認が登場した。
 可搬式オービスの騒動(警察庁内での騒動)とあわせ、カタストロフ、、、破局の始まりか? なんて思ったりなんかするのである。

 

 こんな裁判を、なぜたまたま傍聴できたのか。

 午前にオービスの否認裁判(超過80キロ未満)の、被告人質問があるとマニア氏から情報あり、傍聴した。
 午後の15時30分、有名料亭の社長氏の薬物事件の第1回公判があると、これは複数のマニア氏から情報をいただいた。マニア氏らは傍聴できないという。じゃあ、ようがす、わっしが傍聴しましょう、と。

 だいぶ時間が空く。どうしよう。
 金曜はだいたい開廷が少ない。14時30分から「道路交通法違反」の新件。それを傍聴し、途中で薬物事件のほうへ行こう。
 そんなつもりでたまたま傍聴したら、前代未聞の事件だったとは。

 なんちゅうか、テミス神のお導きを感じざるを得ない、ありがたいことです。

 

 以上、興奮のままに雑ぱくな語り、失礼しました~。

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