善意の投稿が人類を翻弄!
執拗につきまとうヤクザをとうとう殺害した少年は「殺人、死体遺棄」の被告人となり、法廷で述べた。
被告人 「ほかに手段はなかったと思います」
そのレポートを載せた伝説のメルマガ第2393号(コロナ真っ只中、2020年4月7日発行)の、編集後記に私はこんなことを書いた。
紙の日経新聞で読んだ。2月末に全国の店頭からトイレットペーパーが一斉に消えた件について。
東京大学とデータ分析会社ホットリンクと日経新聞の共同分析によれば…。
2月27日午前、
中国から輸入できず品切れになる。
とのデマTweetが1本あったという。しかし、
このデマのリツイート(転載)は1件のみでほとんど拡散していなかった。
ところがっ!
潮目が変わったのは数時間後だ。「大半が国産だよ」「落ち着いて」。善意の“デマ退治”投稿が次々と広がり、ツイッターの話題上位に入る。それに呼応し、紙製品の品薄を知らせる注意喚起の書き込みも急増した…翌28日までの2日間でデマ否定のリツイートは累計32万件に及んだ。一般に数千件の転載が流行入りの目安とされるが…。
日経の記事のタイトル、大見出しは「善意の投稿 人類翻弄」だ。
なんというか、人類にインターネットの便利さを与えるのは、幼児に拳銃を与えるようなもの、かも。
「きちがいに刃物(はもの)」という古いたとえがある。未来世界では「人間にIT技術」といわれたりして。それをいうのは猿(ape)だったりして。
なるほどね~、である。
いま、「目立つは恥だが金になる」「目立つは恥だが票になる」、メダハジ、メダ恥の時代といえる。
奇天烈で下劣極まりない画像、動画をアップすれば、「こんなクソバカがいた!」と瞬く間に数十万のretweetが期待できる。
有権者の多くは「自民は駄目っぽい。でも野党はもっと頼りない」という層なはず。
その層の多くは、投票なんぞしないはず。
そこへ、奇天烈で下劣極まりない、目立ちに特化した立候補者、そんなのがあらわれたらどうなる?
かつ、「とにかく投票へ行きましょう」という刷り込みを受けたらどうなる?
愉快犯層とでもいう層が、面白半分、面白全部、「こんなのが当選して、かき回したらおもろいやん」とメダ恥候補に投票するだろう。
というか、有権者の多くは、煽動、世論誘導、犬笛、陰謀論に、あまりに無防備なように見える。
「政策だの公約だの、きれい事ばっかり。いつだって実現しない。そんなら、いっそ、堂々と『政策はありません』っていう奴のほうが期待できるかも」
そこを狙う者も現れるかも。
もうね、民主主義とか選挙制度とか、だめぽ、かも。
ということを踏まえて、他人はどうでも自分は、どの候補に、どの政党に投票するか、真剣に考えられる人は考えましょう、という地味な話です~。
ところで、『神々の構造 印欧語族三区分イデオロギー』、この本、けっこう面白いらしい。
読まねばならぬおとこがひとり、読ませたくないおんながひとり、ふたりの恋の城ヶ崎、明日のことは言わないで、なんつって。
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