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2025年6月 9日 (月)

善意の投稿が人類を翻弄!

 執拗につきまとうヤクザをとうとう殺害した少年は「殺人、死体遺棄」の被告人となり、法廷で述べた。

被告人 「ほかに手段はなかったと思います」

 そのレポートを載せた伝説のメルマガ第2393号(コロナ真っ只中、2020年4月7日発行)の、編集後記に私はこんなことを書いた。

 

 紙の日経新聞で読んだ。2月末に全国の店頭からトイレットペーパーが一斉に消えた件について。
 東京大学とデータ分析会社ホットリンクと日経新聞の共同分析によれば…。

 2月27日午前、

 中国から輸入できず品切れになる。

 とのデマTweetが1本あったという。しかし、

 このデマのリツイート(転載)は1件のみでほとんど拡散していなかった。

 ところがっ!

 潮目が変わったのは数時間後だ。「大半が国産だよ」「落ち着いて」。善意の“デマ退治”投稿が次々と広がり、ツイッターの話題上位に入る。それに呼応し、紙製品の品薄を知らせる注意喚起の書き込みも急増した…翌28日までの2日間でデマ否定のリツイートは累計32万件に及んだ。一般に数千件の転載が流行入りの目安とされるが…。

 日経の記事のタイトル、大見出しは「善意の投稿 人類翻弄」だ。
 なんというか、人類にインターネットの便利さを与えるのは、幼児に拳銃を与えるようなもの、かも。

 「きちがいに刃物(はもの)」という古いたとえがある。未来世界では「人間にIT技術」といわれたりして。それをいうのは猿(ape)だったりして。

 

 なるほどね~、である。

 いま、「目立つは恥だが金になる」「目立つは恥だが票になる」、メダハジ、メダ恥の時代といえる。

 奇天烈で下劣極まりない画像、動画をアップすれば、「こんなクソバカがいた!」と瞬く間に数十万のretweetが期待できる。

 

 有権者の多くは「自民は駄目っぽい。でも野党はもっと頼りない」という層なはず。
 その層の多くは、投票なんぞしないはず。

 そこへ、奇天烈で下劣極まりない、目立ちに特化した立候補者、そんなのがあらわれたらどうなる?
 かつ、「とにかく投票へ行きましょう」という刷り込みを受けたらどうなる?

 愉快犯層とでもいう層が、面白半分、面白全部、「こんなのが当選して、かき回したらおもろいやん」とメダ恥候補に投票するだろう。

 というか、有権者の多くは、煽動、世論誘導、犬笛、陰謀論に、あまりに無防備なように見える。

「政策だの公約だの、きれい事ばっかり。いつだって実現しない。そんなら、いっそ、堂々と『政策はありません』っていう奴のほうが期待できるかも」

 そこを狙う者も現れるかも。
 もうね、民主主義とか選挙制度とか、だめぽ、かも。

 ということを踏まえて、他人はどうでも自分は、どの候補に、どの政党に投票するか、真剣に考えられる人は考えましょう、という地味な話です~。 

 

 ところで、『神々の構造 印欧語族三区分イデオロギー』、この本、けっこう面白いらしい。
 読まねばならぬおとこがひとり、読ませたくないおんながひとり、ふたりの恋の城ヶ崎、明日のことは言わないで、なんつって。

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